水質をチェックせよ

先日、お友達にひょんなことから水質チェッカーを借してもらえることになりました。

特に何か疑わしいとかでもなく、うちの水道の数値ってなんぼくらいなんだろ?という軽い興味でお借りしたのです。

 

 

1ヶ月ほど前に、旦那が家に帰ると浄水器のフィルターがキッチンのゴミ箱に捨ててあったとのこと。

私はまだ一時帰国中で、インドに帰ったらちょうどフィルター交換の時期だし、言おうと思っていたところでした。

ちゃんと時期を管理して勝手に交換してくれるなんてすごいなー!と旦那と感心していたのです。

 

前に数値を測ってもらった時は、普通の水道水が300前後。

浄水器が20~30くらいの間。

単位とかはよく分からないけど、数値が高いほど不純物が多いという事だそう。

ちなみにペットボトルのミネラルウォーターは25前後。

 

ちゃんと浄水器機能してるやん!と感動。

お茶も料理も浄水器の水を使っていました。

 

 

 

興味本位で借りた測定器。

 

水道水を測ってみると『275』

うんうん、前と同じくらい。

 

浄水器を測ってみると『287』

 

 

えっ?!?!?!

 

ウソやん?!普通の水道水の方が若干マシやん、、、

 

 

この事実に驚愕。

 

帰ってきてからも結構使ってたのにー、、、

 

 

フィルター捨ててあったのは何やったん?

もしかしてフィルター捨てただけで今中身カラなの?

 

とりあえずこの数値はありえへん!!

 

 

すぐに旦那から管理会社にメールをしてもらう。

 

明日朝一で掃除の人にも言わねば!

あー、習い事も行けねーよ。。。

 

 

 

次の日の10時頃。

 

掃除の人がやって来る。

 

「RO(浄水器)プロブレム!プリーズ コール リペア!」

 

掃除のお兄ちゃんが水を出してみてリアルに╮( •́. •̀ )╭こんなポーズしながら「ノープロブレム」と言ってくる。

 

目に見えるプロブレムじゃねーんだよ!

 

目の前で普通の水道と浄水器の数値を測って見せる。

「セイムでしょ?プロブレムだよ!」

 

「ティケ、ティケ!」(OKの意)と言って電話してくれる。

そして「10分後にスーパーバイザーが来るから」と言われる。

なんや、そのビールみたいなやつ。

 

15分くらいすると掃除のお兄ちゃんに電話がかかってくる。

そのスーパーバイザーかららしい。

なぜか電話を渡された。

受け取って「ハロー?」と言ってみたけど説明できひんし!

電話を返すとヒンディー語で説明してるっぽい。

てか何で私に渡した?

最初からヒンディー同士でお前が喋れよ!

 

すぐ来ると言われたけど結局来たのは1時間後。

 

電話で説明していたであろう事をまた説明し、機械の数値を見せてやっと浄水器の修理の人を呼んでくれることに。

 

話してる間も掃除のお兄ちゃんは当事者面して一緒にいるし。

 

いいから早く掃除終わらせて。

 

メールして、掃除の人が電話して、電話かけ直してきて、スーパーバイザー来たのにまだ修理に辿り着かへん!

ここまでだけで何度手間?!

 

 

5分で来ると言われた修理が来たのはさらに3時間後。

もうこんなのは慣れっこ。

 

いつ来るか分からない修理のために買い物にも行けず、息子も外で遊べず。

でもイライラしてもしょうがないの。

インドだから。

 

 

修理の人に説明する。

 

1ヶ月前くらいにフィルターが捨ててあったこと。

ちゃんと交換したのか?

フィルター入ってるのか?

 

もちろん交換したよ!とのこと。

じゃあなんでこんな数値なの?

 

するとカバンから見たことないフィルターが出てくる。

 

フィルターは3つ。

 

と思っていた。

今日までは。

 

 

上に横たわってるのもフィルターだったらしく、それを交換しだした。

 

で、聞くと、1番手前のは半年交換。

その奥2本が1年交換。

横たわってるやつも1年交換らしい。

 

横たわってるのは私たちが住み出してから最低でも2年弱交換してない。

 

こらーーーー!

 

 

フィルターを換えてしばらくすると数値がどんどん下がって、最終的に『24』に落ち着いた。

 

OK?マダム?」とドヤ顔して、ビッチャビチャの床は拭かずに帰って行くおじさん。

 

 

はー、やっと終わった。

と思って床を拭く。

 

あれ?拭いても拭いても床濡れてる?

 

 

浄水器の奥に懐中電灯を当てて見る。

 

 

はい!盛大に漏れております!

 

 管理会社に電話して今すぐ戻ってきて!と言う。

またfive minutesと言われ30分待つ。

 

なんで1回で終わらへんかなぁ! 

 

修理の人がニヤニヤやってきて「What problem?」

水が漏れてるんやけど!と伝えて見てもらうけど見えなかったらしく「どこが?」とな。

すぐ諦めるな!

見つけようとしろーーー!

 

何やらゴソゴソしてやっと水漏れも止まる。

 

OK!マダム!」

「本当に?絶対?」

「Yes!マダム!」

「本当に?絶対絶対?」

「Yes!ダメだったらまたいつでも言ってくれよ。」

「でも明日は日曜日。あなた休みでいないでしょ?!」

「Yes!マダム!」

 

自信満々に嘘ついてんじゃねーよ!

 

 

 

あー、1日丸つぶれ。。。

 

 

本当は、1つのフィルター換えただけで数値が下がるなら後3つのフィルターは何の役目を果たしてるんだ?とか突っ込みたいけど、そんなこと考え出したらこの国住めない。

 

 

このあと速攻で水質チェッカー、ポチっとしました。

 

 

インドのみなさん、水のチェックをお忘れなく。

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

ただいまインディア

 インドに帰ってきてしまいました。

 

相変わらずまだまだ白い朝の空気。


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はー、、、

すでに日本の澄み切った青い空が恋しい。

 

 

 

 

 

インドへ帰る前の荷造り。

 

スーツケースをごそごそし出すと息子が目を輝かせてやってきた。

「ボクも手伝ってあげる!」

 

嬉しいなぁ。ありがとう。

でも気持ちだけでほんと大丈夫!

 

きっちり並べて入ってる物を引っ張り出してくれる。

ややこしい!

 

「ちょっとお父さん!息子連れてどっか行ってきて!」

「ちょっとお母さん!息子もう寝かせて!」

 

じいちゃんばあちゃん、マジでごめん!ありがとう!!

 

 

1つ23キロまでの荷物を1人につき2つ。

今回も息子と2人で帰るので、計4つ。

うち1つは、息子がサンタさんにもらった自転車。

 

まずは、この自転車を元のとおりに解体して箱にしまう。

その隙間に、一時帰国中に増えに増えたおもちゃを立体パズルのごとく組み合わせて入れていく。

 

いびつな形のもの程ピタッと納まったら気持ちいい。

 

重さも15キロと余裕。

 

 

スーツケースの一番大きいやつには私と息子の衣料品。

服なんてかさばる割に軽いから、いつも結構パンパンに詰めても大丈夫。

これでもかと詰めまくって、間にも平置きしまくって、スーツケースに乗っかって何とか閉まった。

 

そしたら、、、

 

25キロ、、、

 

全然あかんやん!

 

 

と、とりあえず他も詰めてみて考えよう。

 

 

他のスーツケースも、いつもの要領で小さいやつに重い荷物から入れていく。

 

 

1つは24キロ。

 

もう1つが23キロ。

 

 

 

。。。

 

あかん、失敗や、、、

甘く見てた、、、 

 

また3つのスーツケースを開いて優先順位の低いものを抜く。

 

抜いたものの重さを測る。

 

あかん、まだ足りひん!

 

食料はできるだけ入れたい!

 

後は1ヶ月後に来る両親に運んでもらえるから、1ヶ月間なくても我慢できるもの。

 

これ諦めよ。

歯間ブラシ。

 

こんなん抜いて意味あるのか?!

軽すぎるだろ!

 

 

やっとのことで何とかトータルの重量、23×3の69キロになった!

 

あとはどう入れるのか、、、

 

小さいけど重いものを抜いて、大きいけど軽いものをギューッと詰めて。

詰めて閉めて測る。

開けて抜いて違うの詰めて閉めて測る。

 

ひたすらあっちへこっちへ荷物の移動を繰り返していたら、ついに3つのスーツケースが1つ23キロジャストになる奇跡が起きた!

 

 

荷物よしっ!!

 

 

 

あー、でも飛行機約12時間。

息子、乗り切れるだろうか、、、

 

飛行機の中はおもちゃやおやつで何とかなったとしても、問題は着いてから。

 

インド時間では9時過ぎだけど、日本時間では夜中の1時前。

眠いよなー。

イミグレーションまで遠いけど、息子歩けへんやろなー。

寝た息子を抱っこ紐に入れて、預け荷物4個。

カート1台にはとうてい乗らないからカート2台押し。

 

。。。。

 

 絶望しか感じない。

 

不安すぎて寝れない!

この不安をポロリと旦那にこぼしても「寝な余計きついやん」

 

。。。。

 

かける言葉100%間違ってますよー!

 

 

 

飛行機はお昼のフライト。

 

2ヶ月お世話になった実家を出て予定通りの時間に空港へ到着。

 

チェックインも順調にジャスト23キロのスーツケースを預けられた。

自転車の箱の中身について聞かれたので、自転車とおもちゃだと答える。

「タイヤの空気は抜いてありますね?」

 

はっ??

タイヤの空気抜くの?

周りの自転車運んだ友達はそんなこと言ってなかったよ?

この中身、一度出したら戻せる気がしない!

抜いてありますって言っとこうか?

でも運んでる間に破裂とかしてたら絶対いや!

何か起こってめっちゃ怒られたりしてもいや!

でも空気抜くためにおもちゃ出すのも絶対いや!

 

とフリーズしてる間にもう一度「タイヤの空気抜いてありますか?」と聞かれた。

 

こんだけ固まってて抜いてありますって言っても絶対嘘やんな。

 

「抜いてないです、、、抜きます、、、」

めっちゃ涙目。

 

空港の隅の方へ行ってバリバリとガムテープを剥がす。

 

開けると美しいほどにきっちりと荷物が詰まっている。

 

はー、これを出すのか、、、

 

できるだけ配置を目に焼き付けながらタイヤの栓に手が届くくらいまで荷物を出せた。

 

空気を抜くのは簡単。

 

空気が抜けた分少し空きスペースに余裕が出来ていて、さっきの記憶通り入れていくと元通りに!

 

あーーーーーよかったーーーー!

 

もう一度預けに行って、チケットの座席もちゃんと隣同士か確認。

 

 お願い!!

もう何も起こらないで。

 

 

見送りに来てくれた家族とお別れをして、セキュリティもイミグレーションもインドの20分の1のスムーズさで通り抜ける。

飛行機も定刻通りで、息子も静かに遊んだりおやつ食べたりしてくれて、私は『君の名は』を途切れ途切れ見ながら号泣。

インドに着く3時間前に息子が寝て『君の名は』アゲイン。

到着する30分前に機嫌よく起きた息子は、イミグレーションまで私の手を引いてずっと歩いてくれる。

スーツケースもスムーズに出てきたし、自転車のだけは別のところに預けられてて少し時間かかったけど問題なく受け取れたし、カート2台押しも気合でいけたし、出口でも荷物チェックされることなく食料も無事!

 

かみさまー!!ありがとーー!!

そして今回もほんっと頑張ってくれた息子に感謝!

 

 

着いた瞬間の大気汚染の匂い、イミグレーションで仕事中に世間話で盛り上がる職員、クラクションのうるさい道路、ガタガタの道。

 

インドに帰ってきたなと感じる。

 

 

 

次の日、さっそく息子をスクールに連れて行くと、見慣れた町並みにゲートが出来ている。

 

私のいない2ヶ月の間にゲートが出来ていた。


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そしてすでに壊れていた。

 

 

 

あぁ、、、ただいま。インディア。

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

暴飲暴食暴映画

今回の一時帰国も食べまくった。

映画も見まくった。

 

母が息子と一緒に寝てくれて、息子も私に「ばいばーい!おやすみー!」とおばあちゃんと寝てくれる毎日だったので、そこからは毎晩映画タイム。

 

夜な夜な2倍速で映画鑑賞。

 

2倍速に慣れすぎて、セリフのないシーンが続くと普通の再生か倍速か分からなくなって早送りしてしまうこともしばしば、、、

 

今回は映画館には行けなかったけど、インドで見れない分たんまり楽しみました。

 

 

計42作品。

 

見た順で気まぐれに備忘録。

 

 

 

『イニシエーションラブ』

 原作を読んだことがあったからどうやって映像にするのかと思ったけど、ストーリーを知ってても楽しんで見れた。むしろ知ってたからニヤニヤしながら見れてよかったかも。前田敦子はまってたなー。

 

『殿、利息でござる』

 

『クライマー  パタゴニアの彼方へ』

 山映画はたくさん見てきたけどこんなに臨場感があってヒヤヒヤドキドキしたのは初めて。映像の美しさにやられて2回見た。

 

『最愛の子』

重いし悲しい。同じくらいの息子がいるからか見てて辛かった。

 

『LIFE!』

 

海街diary

 

セブン・イヤーズ・イン・チベット

 

『311』

 

冷たい熱帯魚

とにかくえぐかったけど、ほんとにあった事件がもとになってると知ってゾッとした。全員すごい演技で引きながらも見入ってしまった。

 

『エール!』

 

スワロウテイル

 やっぱりこれは名作。

 

『ひそひそ星』

 

『百円の恋』

安藤サクラいいわぁ。2人とも不器用すぎてもどかしかった。試合のシーンは頑張れ頑張れってつぶやいてしまったし、ラストのセリフで思いがけず泣いちゃった。

 

『マイ・ブラザー』

 

トゥモロー・ワールド

 あんまりSFっぽいの見ないけど、

 

『スタンリーのお弁当箱』

 インド映画。先生がめっちゃ腹立つ。さすがにインド人でもこんなヤツおらへんやろ~。

 

『恋人たち』

 途中からドキュメンタリーかと思うほど引き込まれる演技だった。ひどく辛いことがあっても黒川さんのように見守ってくれる人がいて救われる。めちゃめちゃよかった。

 

『at Home』

 

『草原の実験』

女の子がめちゃくちゃ美しい。見とれてる間に終わってしまう。セリフがほぼないので2倍速でちょうどよかった(笑)

 

マイ・インターン

 登場人物みんなステキ。爽やかな気持ちになれる映画だった。

 

『あの日の声を探して』

 戦争もの。男の子のパートもよかったけど、兵士の変わっていく姿がよく描かれていてそれが怖い。

 

『アリスのままで』

主人公の人、お芝居とは思えないすごい演技。認知症の人に関わる仕事をする人にはぜひ見てほしい。

 

『妻への家路』

 旦那さんのことを話す主人公の表情が可愛らしい。それだけにとても切ないストーリー。でもよかった。

 

『奇跡の人  マリーとマルグリット』

 

『ドリームホーム  99%を操る男たち』

 

『ビリギャル』

有村架純可愛いなぁ。私も帰ったら勉強頑張ろと思えた。見た時は、、、

 

『サラの鍵』

フランスでもユダヤ人の迫害があったなんて知らなかった。

 

『Mommy』

 

『ヴィンセントが教えてくれたこと』

 

『神様はバリにいる』

 

ゆきゆきて神軍

 これはすごいドキュメンタリー。なんか見るのにすごいエネルギー使った。

 

ケンタとジュンとカヨちゃんの国

安藤サクラ見たさで。暗くて重くて救いがないけどエンドロールの曲にやられた。

 

『真夜中のゆりかご』

 息子が寝なくて追い詰められてた時期を思い出してしまって、奥さんに1番感情移入した。一歩間違えば自分もこうなってたかもと思って胸が痛かった。

 

ドローン・オブ・ウォー

 アメリカンスナイパーもマイブラザーもこれも同じ系統。戦争はいろんな意味で人も生活も壊してしまう。

 

『母なる復讐』

母なる証明を見たくて間違った。後味悪い。というか最後殺す必要なかったやん。

 

『さよなら渓谷』

重いストーリーなんだけど、最後に希望を感じる終わり方でよかったー。

 

幸せになるための27のドレス

 

母なる証明

 

『子宮に沈める』

大阪2児餓死事件をモデルにした話。淡々と定点カメラで進むところがリアリティーがあってこわい。

 

川の底からこんにちは

 満島ひかり好きだわー。中の下やからしょうがないから頑張るしかない。ネガティブなのにポジティブでなんか元気でた。

 

ジュリー&ジュリア

 

 

ダージリン急行

 締めにインドが舞台の映画。内容があるようなないようなストーリーだけど、だんだん兄弟の距離が近くなっていくのがいい。エンドロールに入るとこ好きだなー。

 

 

また1年、見たい映画をこつこつメモして一時帰国の楽しみにしよ。

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

神様もう少しだけ

3歳の息子が可愛すぎる!という親バカ記事です。

 

 

生まれてから今日まで数え切れない程の、癒しと笑いと愛しさと感動と寂しさとイライラと葛藤を与えてくれる息子の存在。

 

いつもいつも『今が一番可愛い』を更新し続けてる息子だけど、やっぱり“今”の息子が一番可愛い!と思う“今”の私。

 

 

一時帰国でさらに喋るようになって、息子なりの考えや気持ちも今まで以上に分かるようになった。

思いがけず難しい言葉を使ったり上手にツッコミ入れてきて笑わされる場面もよくある。

 

一方で、まだまだ言葉の意味を間違って使ってることもあるし、うまく言えない単語もある。

「んーと、あのー、ん、えーと、、、」と長い文章になるとスラスラとは話せない。

 

思いどおりにいかなくてギャーと泣いてる顔は赤ちゃんの頃のままだったり、甘えて抱っこ抱っこ言うところもまだまだ幼い。

 

だけど、転けたり打ったりしても泣かずに照れ隠しで笑ったり、悪いことをしてる時、目が合っただけでまだ何も言ってないのにしっかりした言い訳してきたりするところは幼さが抜けてきたなぁと思う。

 

 

 

飛行機に乗った時、離陸や着陸などでシートベルトを嫌がる息子。

ベルトをさせる為に脅しのつもりで「怖い、怖い。」と私が言っていたら、毎回離着陸の時に「お母さんこわい?ボクが守ってあげるからね!」

 

 

遊園地で私がジェットコースターに乗る間おばあちゃんと待っていた息子。

息子「おばあちゃんは乗らないの?」

ばば「うん、怖いからなー。」

こんな会話をしたらしい。

その後からどの乗り物でも自分の隣におばあちゃんを指名する。

「おばあちゃん、怖くないよ。」

そう言って小さな右手は安全バー、左手はおばあちゃんの膝。

 顔はめいっぱい引きつっているのに。

 

 

かくれんぼで顔を隠しただけで隠れられてると思ってるところ。 

 きみが見えてなくてもこっちは見えてるんだよ。

 そして人が来ると待ちきれずに満面の笑みで「ばぁ!」と出てきてしまう。

 

 

お友達と遊んで帰る時。
友達のママ「抱っこさせてよー」
息子 「いや!」
お友達のママ「また今度抱っこさせてな。」
息子「今度はない!」
苦笑い。。。 
 
 
私がマスクを付けてると「おかあさん、お口痛いの?ちょっと待ってて!救急車呼んできたげる!」と救急車のミニカーを探して走ってきてくれる。
 
 
一時帰国中、お父さんとテレビ電話していると「いや!話さない!」と怒っているから、後で理由を聞いたら「だってお顔見えたら会いたくなっちゃうもん。」
そんな複雑な感情もあるんやね。
 
 
お父さんが恋しくなって「お父さん、おばあちゃんのおうちからお仕事行ってほしいねん、、、ぼく、会いたい、、、」とシクシク泣いたり、「〇〇くんと〇〇くんと遊びたい。インド帰りたい。。。」とシュンとしてたり。
お父さんの存在はもちろんだけど、お友達の存在も息子の中でちゃんと大きくあるんだな。
 
 
セリフをめっちゃ言わされる毎日。
息子「おじいちゃん、この車使いたい?」
じじ「おじいちゃんはどれでもいいで。」
息子「ちがう!この車ほしいって言って!」
じじ「この車貸して欲しい。」
息子「だめーー!」
全員「なんじゃそりゃ!」
 1日の半分はこんな会話。
 
 
インドのお友達と電話して「早く会いたいね」って言われると「ボク仕事山ほどあるからすぐ行けないわ。休憩しなあかんし、ご飯も食べなあかんし、遊ばなあかんし、灯油入れなあかんし、、、」
確かにおじいちゃんが灯油入れる時、懐中電灯で照らす係やもんな。
 
 
自分が普段言われていることを私たちにも注意してきたり褒めてくれたりする。
「ちゃんとお顔見てありがとうって言ってね。」
「危ないから気をつけるんやで!」
「ちゃうやん!こうしたらいいんやんか!」
「悲しくなるから優しく言って。」
「待っててって言ったやん!」
「笑うとこじゃないでしょ!」
「このピアス似合うやん。」
「そうそう!おかあさん、上手に出来たねー!」
「まぁこれでもいっか!」
O型夫婦の血、ちゃんと受け継いどる。
 
 
知らない子が私に懐いてスカートの裾を引っ張っていたら「ダメ!ボクのお母さん!大事なん!」
思いがけず感激。
 
 
1日1回は必ず可愛い声で言ってくれる。
「お母さん♡だーいすき♡」
 
 
 
生意気なことも言うし、ややこしいこともするけど。。。
 
お願い、そんなに早く成長しないで。
 
神様、もう少しだけこの時間を味わわせてください。
 
 
 
 
 
 ↓すべてはここから始まった。

年越し

12月から日本に帰ってきて、空が青かったり空気が美味しかったり、買い物が便利で何でもキレイで感動したり、何食べても美味しいし、天一は安定して天一だし、あー美味しかった。


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日々、日本を楽しむばかりで年末感まったくありません。

 

 

友達の家のお餅つきに呼んでもらってちょっと年末感じたものの、除夜の鐘は私にとって『一時帰国折り返しの残念なお知らせ』です。

 

 

一時帰国後半戦!

よ〜いドン!

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

じゃぱーん

気温47℃にまで上がった夏もインドで過ごしたけれど、大気汚染には敵わない。

 

 

去年は息子も毎晩のように咳き込んでいた。

なのに病院でもらった吸入も嫌がってできない。

寝てる顔に吸入器を近づけてやってたけど、吸えてるわけもなく効果もなし。

 

小児科の先生にも「原因は空気だから治したかったらインドから出ていくしかない」的なことを言われ、私自身も咳で眠れなかったり苦しい日々だった。

 

 

だから今年の冬は長く帰ろうと決めていた。

 

 

11月頭から一気に空気も悪くなって、いつ息子の咳が始まるかヒヤヒヤしていたけれど、大気汚染の対策の成果なのか青空が見える日もちらほらあったり。

 

飛行機も取ってしまったけどそんな急いで帰らなくてもよかったかなー。

 

と思っていたら帰る日になってこの白さ。


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なんで今日なん?

 

飛行機飛ばへんかったらどうしてくれんねん!

 

 

 

 

旦那も早く帰ってこれない日で、家を出る時から息子と2人。

 

気合い入れまくって出発した。

 

 

のに、いきなりの大渋滞で予定してたより1時間おくれで空港に到着。

 

 

焦ったけどそんなに混雑してなくて、搭乗ゲートまですんなり行けた。

 

 

チェックインもイミグレーションも手荷物検査も、毎度走りまくって私に怒られ倒す息子に戦々恐々としてたけど、びっくりするほど頼りになった。

 

 

スーツケースは押してくれる。

私の側でじっとしてる。

大きな声で叫ばない。

抱っこと言わずに歩いてくれる。

 

 

うそやろ?!

えっ?キミ誰?

息子のドッペルゲンガー

 

 

そう思わずにはいられなかった。

 

 

「お母さんが迷子にならんように、ここ持って連れて行ってな。」

「お母さん道分からへんくなったわ。8って書いてるとこどこやろー。」 

 

こんな風に頼りにしてる感を出したのがよかったのか。

いつもならこんな風に言ってもダメなことも多いのに、本当にピンチだと感じたのか。

 

何かよく分からんけどとにかく助かった。

助かりまくった。

 

 

飛行機の中でも離陸前に寝てくれて、途中の経由地で起きたけど騒いだり歩き回ったりもせず。

そこから日本に着く間もほとんど寝てくれた。

 

あ。

1度だけ、私が目を離した隙にモニターを揺すって、前の席のお姉さんにめっちゃ睨まれてたけど。

 

そのくらいしか思いあたらない。

 

 

私も息子が寝ている横で、断崖絶壁でビバークする登山家のごとく、1ミリの寝返りも許されない状態だけど少しは寝れた。

 

 

 

日本に着いてからも「お母さん道分からない?」って私の手を引いてよく歩いてくれた。

 

本当にありがとう。

成長したねぇ。

 

 

 

 

それにしてもやっぱり空気がおいしい!

今こそ空気にマヨネーズ付けて食べる時やわ!

あー、おいしい!!

 

 

息子は出口で待っててくれたおばあちゃんをすぐに見つけ、走って行って抱きついて感動の再会。

 

外で待ってたおじいちゃんにも見つけた瞬間全速力。

 

実家に帰れば、いっちょまえなことを喋れるようになった息子に皆で大爆笑。

 

 

 

 

そして日本一食目は、


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オウショーーーーーゥ!!

 

 

インドにいる時から「王将の焼飯食べたい」を連呼していたけど、母親には言ってなかった。

 

のにのに!

 

さすが私のお母さん!!

 

 

あー、安定の美味しさ。

 

 

あれ?

でも去年の一時帰国ほど感動してなくない?

 

 

せっせと運んだ食材がもったいなくて普段出し惜しみしちゃって、帰国前とかに焦ってお肉とか食べて「うんまっ!!」ってなって、それでちょっと感動薄れてる?

的な?

 

これってインドあるあるかしら?

 

 

 

 

何はともあれ無事に帰りました。

 

 

さぁ!

今回の一時帰国も、暴飲暴食暴映画!!

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

大気汚染

ネパールで美しい景色と美味しい空気を吸ってきたのに、帰ったらコレ。


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次の日カーテンを開けるとコレ。

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はー、、、

 

コレがインド。

 

一気に現実に引き戻される。

 

 
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この日は数値も振り切れていた。

 

999って999以上ってことやから。

 

日本のニュースで中国やべーって言ってるの、せいぜい300とかやから。

 

 

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空気清浄機に貼ったpm2.5用のフィルターも、、、

 


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 1週間足らずでこの有様。

 

 

 

 

さすがに引くわ。

 

 

 

 

去年は朝真っ白でも昼になれば少しは明るくなっていたのに、今年は昼も真っ白で薄暗い。

 

 

ディワリの花火と爆竹と、今年の気候と天候と、色々重なってここまでの空気の悪さになってしまったみたい。

 

 

 

さすがにインド人もビビったのか急に対策が発表される。

 

 

①デリーの学校、3日間閉鎖。
②5日間建設と建物の取り壊しを禁止。
③10日間ディーゼルで稼働するジェネレーター(停電の際のバックアップ電気)の使用を禁止(病院と緊急施設を除く)。
④10日間デリー南東部バダルプールの火力発電所を操業停止。
⑤大掃除機による道路の清掃を開始。
⑥道路の水まき開始。
⑦路上でのゴミ焼却を厳しく取り締まる。葉っぱを焼くのも禁止。

 

 

 

おっ、おう、、、

何から突っ込めばいいかな?

 

 

大掃除機って何?

 

水撒き?

 

 

何それ?

 

そしてその数日間こそ空気良くなるんじゃねーの?

 

その数日間こそ学校やるべきじゃねーの?

 

 

 

 

でも対策のおかげもあってか最近はだいぶまし。

 

空が青く見える日も増えてきた。

 


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ま、でも霞んでるか、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。