インドで映画
息子の大好きなディズニーの『Cars』
それの3作目ができるらしいと知った春。
インドにいるうちに息子を映画デビューさせたいと思っていたので、ずっと公開を楽しみにしていました。
調べてみるとアメリカでの公開と同じ。
日本より早く見れるなんてなんか嬉しい。
私もインドの映画館は初めてでワクワク。
今回は、よく行くアンビエンスモールで見ることに。
前の日にもそのモールに行っていたので、映画館にあるタッチパネルでちょちょいと予約しておく。
1人850ルピー(約1500円)。
同じスクリーンで1000ルピーくらいの席もあったけど、並んで空いてる席がなかったのでとりあえず安い方に。
公開からの日数とか映画会社によって違うのか、どういうふうな設定かは分からないけど200ルピー(約350円)で見れる映画もあった。
インドの人は全体的に遅め行動。
ランチの時間も2時頃がピークだしイベントは深夜までやってることが多い。
このモールも週末の夕方に来るといつもすごい人。
だから人の少なそうな9:30からの映画を予約しいたんだけど、 着いてみるとこの通り。
うわー、予約しといてよかったー、、、
チケットのチェックだけですぐに中に入れる。
ジュースを買おうと売店に行ったら「30分後ね」と言われる。
いやいや、それもう映画始まってるから!
まぁいいか。
スクリーンへ行こう。
ん?どこだどこだ??
場所が分からず係の人に聞くと上の階だと言われる。
下の階とは違う雰囲気。
飲み物だけじゃなくしっかりした食べ物もオーダーできるみたい。
JAPADOGSって何だ?!
OKONOMIYAKI DOG?どんなんやろ。
KIMCHIは日本じゃないぞー!
開場は映画の10分前。
おー!!
こりゃ高い訳だ。
ちなみに一番高かった席は上段の一列で、席もサービスも特に差はないみたいだった。
リクライニングにブランケットにボトルウォーターに係員を呼ぶボタンまで。
飛行機のビジネスクラスか?!
乗ったことないけど!
さっきのメニューのものも注文すればここに運んできてくれるみたい。
こりゃがっつりご飯も食べれるわ。
しばらく予告やコマーシャルが流れ、息子と喋ったりリクライニングのベストポジションを探したりしていると、いきなりみんなが立ち上がった。
え?まだ始まってもないのに帰るの?!
と思ったら、国歌斉唱。
みんなめっちゃ姿勢よく立ってる。
私も一緒に立って、
ジャヤヘ~♪ジャヤヘー♪ジャヤヘー♪
映画が始まる。
英語分からないけどストーリーが分かりやすいから全然楽しめる。
周りのインド人も喋るから、息子が興奮してちょっと大きい声を出しても気にしなくていい。
いい感じにリラックスしてたら急に真っ暗に。
「あ、停電かな?映画館でも停電するんやな、、、」
と思ってたら電気が付く。
出たー!!
インターバル!!
何の前触れもなく無理やりねじ込んでくるやーん!
そういえば日本でDVD見まくってた時、インド映画だと、いい頃合でto be continuedとか出てた。
インド映画じゃないとストーリー関係なく半分くらいのとこでいきなり休憩入れちゃうのか。
そしてブザーとかもなくまたいきなり始まる。
あはははは。
細かいところは分からないとこもあったけど、面白かったし普通に感動した。
いい映画だったな、『Cars3』
息子も楽しんだようでよかった。
「楽しかったねー」と話しながら出ようとすると、前の人たちがドアを少ししか開けず1人ずつ出ていく。
なんで?
と思ったら。。。
これ置くの、全員出てからでよくない?
昔はよく仕事帰りに1人で映画に行っていたもの。
インドでも映画楽しめそうだなー。
また行くぞー!
↓すべてはここから始まった。
EMSが届かない
ただ待つというのは、なぜこんなにも疲れるのか。
5月末に実家から送ってもらったEMSが届きません。
週の始めに送ってもらったから、早ければ週末には届くだろうと楽しみにしていました。
息子が欲しがってたミニカーや、頼んでいた食品、息子の浮き輪、私の服、旦那が頼んだ靴などなど。
息子はおばあちゃんとの電話で聞いているので毎日楽しみに「まだかなぁ♪」と聞いてくる。
腕用の浮き輪もこっちで買ったのはうまく入らず使えてなかったから、早くプールでちゃんと遊ばせてやりたい。
私も調味料を入れてもらってたから、食品送付制度でも買わずにギリギリ凌いでいました。
わたしの服は、今は亡きおばあちゃんがリメイクしてくれたもの。
大事な大事な思い出の服。
こっちで着たくなってついでに荷物に入れてもらった。
届くつもりでいた物がたくさんでほんと困る。。。
送ってもらった週の中頃。
追跡番号で調べてみると税関通過中。
週末には届きそうだなと思っていたら金曜にはうちのエリアの配送センターに来ていた。
この感じだと遅くても週明けに届くなぁと油断していました。
明けた月曜日。
追跡番号で調べてみると。
ん?金曜に1度配達しに来たことになってる?
でもそこに表示されている時間帯は家にいたはず。
チャイムもなってないし、送り状に書かれた私の電話番号にも電話はかかってきていない。
当たり前だけど受け取ってないしサインもしていない。
不在だと玄関先に荷物が放置されてる事も今まで何度かあったけど、それももちろんなかった。
だいたい不在なのに置いていくなよと言いたいけど、受け取れるだけましと思ってた。
しかもそういう時は一応ちゃんと旦那か私に電話かかってきてたし。
さらに土曜日にはAMRITSARというとこに行ったことになっている。
どこそれ?
調べてみるとインド北部の地域名だった。
はー、、、(白目)
間違いで運ばれて行ったのかなー、、、
来週には戻ってくるかなー、、、
と、思っていたのに待てど暮らせど届かない。
地域の郵便局にも聞きに行ったけど、いつもなら荷物が積み上がってる部屋はガランとしていて明らかに私の荷物はなかった。
別の日にも行ってみたけど、乱雑に置かれた荷物を探してみてもない。
郵便局のおじさん達に聞いても、英語が下手なせいか女だからか「ここにはない」としか言ってくれず、問い合わせ先を聞いてもAMRITSARがどこなのか聞いても答えてくれない。
友達が教えてくれた問い合わせ先に電話をしたけどなかなか繋がらず、繋がったと思ったら「宅配は完了している」と言われてそれ以上調べてくれない。
電話の向こうからあからさまにため息を疲れて、外だったけど怒りが爆発。
「だから届いてへんって言ってるやぁるぅおぉうがぁぁぁぁぁ!!」
っと私史上最強の巻舌が飛び出した。
旦那が同じところにかけたら、ホームページから必要事項を記入してくれって言われたらしいけど、私の時はそんなこと一言も教えてくれなかった。
あー、、、くそー、心折れそーーーー、、、
ちょうど食品送付の荷物が届く時期とかぶっていて、それを運んできた人を問い詰めたりしたけど、「待つしかない」と言われて「もう帰ってもいいか」とうんざりされる。
うんざりしてるのはこっちやーーー!!!
追跡番号を1日数回調べているけど、変な地域に行ったとこから更新なし。
念のため、友達が忠告してくれた、家の前に置かれていて盗まれた可能性も考えて、マンションの出入りを管理している人に管理ノートを見せてもらったけど何も分からなかった、、、
スクールの日本語ができる先生も助けてくれて、色んな手段であちこちに問い合わせする毎日。
息子も連日EMSと言う単語を耳にしているせいか、私が友達とPMS(月経前症候群)の話をしてたら「おばあちゃんの送ってくれたお荷物来ないなぁ」と会話に入ってきたわ!
もう本当に勘弁してくれー!
私のおばあちゃんの縫ってくれた服と、息子の誕生日にと私の母が何やら手作りのものを入れてくれてるらしいのと、それだけは返してー!!
今、我が家ではもう一つ頭を悩ませる大問題があって、それはここで書くとバカッターよろしく炎上するのでやめておくけど、もうとにかくまじでストレスにまみれている!
心穏やかに生活させてくれー!!!
↓すべてはここから始まった。
ネタ帳 in india ③
☆マクドナルド
今日のハッピーミール(ハッピーセット的なやつ)、おもちゃは何かな?
ん?
もうちょっと丁寧に置いたって。
せめて仰向けで。
☆マネキンシリーズ
怖い。。。
ひっ!!!!こ、怖いって。。。
何から突っ込もうかな?
何から突っ込もうかな?パート2
豊胸手術、大成功ですな。
☆ドラえもんタオル
なんでこの顔色にしちゃったかなー?
☆ネーミング
マックススマートスーパースペシャリティー病院。
小学生の好きそうな名前。
☆ヘルメット
に付けるシールドをそのままターバンに付けちゃったのね。
顎痛くないんすか?
顔面とのスペースもなかなかに無いとお見受けするんですが。。。
☆露出ダメ絶対!
シュール。
露出ダメなのは分かるよ、分かるけどね、、、
この格好で明後日の方見てセクシー顔されても。
☆おもちゃ
インドの玩具はバリがすごいんじゃ。
みんなインドに来い来い。
↓すべてはここから始まった。
闇ヨガ
いつものようにダンスの練習に行ったら、そこにいたおばちゃんに「ライトプロブレム」と言われる。
何かなと思って地下にあるスタジオを覗いてみると真っ暗。
照明がつかないトラブルってことね。
よーく見ると、その中に小さな明かりが見える。
インドでは停電がしょっちゅう起こる。
そのためかスマホも“3回振ればライトが起動する”機能があったりする。
レストランで停電して、スマホのライト片手に食事をするなんてこともあるし。
だからすぐに分かる。
この明かりはスマホのやつだ。
てことはこの暗闇に人がいるのか。
ダンスの前の時間、このスタジオでいつもヨガのクラスをやってる。
ん?
まさかね、、、
と思ったけど、そのまさか。。。
↑さっきの写真を編集で明るくしたやつ。
いや。
もうそこは諦めようや。
写真の編集すごいけど、肉眼でもほぼ暗闇やで。
ちなみに、スタジオは停電ではなく料金滞納で電気を止められていたらしい。
↓すべてはここから始まった。
MUJIがキタ━(゜∀゜)━!
つつつつついに!!
デリーに無印良品ができました!!
他国へ買出しに行くと
わーーー!ユニクローーー!(ToT)
わーーー!無印ーーー!(ToT)
100均サイコーーーーウッフーーー!!
ってなるんですが、そこから無印が抜けます。
外観からちゃんと無印!!
中もちゃんと無印!!!
お値段は日本の1.5~2倍くらいで、食べ物は無いけど。
でもでも、嬉しいーーーー!!
インドに、インドに無印があるー!
ただ、、、
インドは夏真っ盛り。
まだまだこれから気温は上がり、40℃後半をたたき出す季節なのに。
日本の季節そのまま持ってきたの?
なんで?
コートより分厚いパーカーより、夏アイテム売ってくれーーー!!
インドにも日本にもマレーシアにもタイにも。
いまや、どこにでもあるH&M。
でも他国でお店に入ると何か違う。
こういうとこだよな、、、
無印はこうならないことを祈る!!
↓すべてはここから始まった。
マレーシアへ現実逃避
日本からインドへ帰ってきて約4ヶ月。
限界が来ました。
逃れたい。
ここではない、インドではないどこかへ。
行ってきました。
マレーシアはペナン島&クアラルンプール。
もうなーーーーーーんにも言うことありません。
ホテルのプール入ってスライダー滑って、海に入って砂遊びもして、プールサイドで美味しいもの食べて昼寝して、夜はマーケットでお土産見て、売ってたワンピース欲しいけどインドで安い布買って自分で作れそうやなと思いながらお店のおっちゃんと喋ってたら80リンギットが35リンギットまで下がってうそん!てなって買ったりして。
ショッピングモールに行って綺麗さにおののいて、ぼくらはトイザらスキッズになって、吉野家とはなまるうどんに悶絶する。
牛丼、泣けるーーー!
興奮が止まらない!
ペナンでゆったりまったりした後はクアラルンプールへ。
クアラルンプールでは伊勢丹やモールでお買い物して、水族館行って、ラーメン食べて、ステーキや日本でも入ったことないようなお寿司屋さんで「もう今!この最強に美味しいものを味わってる最中にころして!」って思いながら握りを食べて、「インド帰りたくない」連呼。
えいひれーーーーー!!
ホテルも家庭用の冷蔵庫、洗濯機、キッチンがあって、溜まった洗濯物一気に洗濯できたし、プールは高層ビルに囲まれてプールに入ったまま飲めるバーがあったりセレブ感味わえたし、シャワーの水圧も最高で「ここ住みたい」って何回言ったか。
きれれれれれーーー!!!
買い物カゴを躊躇わずに手に取れるー!
何でもあるーーー!!
今回はチェックアウトからフライトまでの時間がけっこうあったから、買ったものを冷凍して預かっておいてもらって、空港へ行く前にカウンターの隅の方でスーツケース広げて必死にパッキングして、空いたスペースがあったからまた買い足して。
せっせと食材詰めてる自分たちに切なくはなったけど、ドライアイスも売ってたし、無事家まで溶けずに運べました。
日本人向けのフリーペーパーにこんな四コマ漫画見つけたんやけど、、、
ちょいちょいちょい!
マレーシアの街並みもすごくキレイですよ!
牛も豚も犬もいないやん!
電線グチャグチャになった先が水たまりに浸かってないやん!
ちょっと高いくらいなんやねん!
伊勢丹で日本のもの何でも買えるやん!
抹茶味売ってるやん!
ルマンド売ってるやん!!
なんで?
こんなとこに駐在してる人もいるのに、なんで、なんでインド駐在なんや、、、
↓すべてはここから始まった。
別れの季節、その裏で
別れが多いこの季節。
たくさんの友達がインドを去っていく。
人生の中でもう何度もこの季節を過ごしてきたけど、結婚するまで実家暮らしだった私は、環境は変われどすぐに会える距離にいるお別れの方が多かった。
ここにいると、インドと日本、または第三国という、本当に遠くなるお別れが多い。
寂しさ、悲しさはもちろんのこと、インドを離れられる羨ましさ、自分はいつ帰れるのか、取り残されるような侘しさ、色んな気待ちでいっぱいになる。
インドで暮らす大変さや、だからこそある楽しみを、一緒に味わった友との別れ。
偶然の積み重ねで今一緒に過ごせていることを、インドにいるとより強く感じる時がある。
別々の場所で生まれて育って、結婚した相手がたまたまインドに駐在になって、ついてくると決心して。
そんな人がより集まって仲間になって、辛いことを乗り越えて、楽しいこと見つけて学生のようにキャッキャッ言って。
そんな人たちと別れるのは本当に寂しいけれど、別れを悲しめる程の出逢いがあったことに感謝の気持ちを込めて盛大に見送りたい。
カレンダーも送別会でいっぱいになるし、送別会の数だけサプライズがあったり準備や手配するものがあったり。
心も体も頭も忙しい季節でもある。
そこに今年は、習っているボリウッドダンス のパーティーもあり、その中でのサプライズダンスにも参加することになっていた。
ある日、そのダンスの練習を我が家ですることになる。
集まっていること自体、秘密。
練習が終わり解散してから、時間のあるAちゃんとお喋りをしていた。
そこへ友達から送別品の相談メールが来る。
喋りながら見たため、何気なくその画像をAちゃんに見せてしまう。
「あ、それ私のだわ。」
そう。Aちゃんももうすぐ日本へ帰国してしまう。
これはAちゃんへの送別品だった。
恒例の送別品だから完全なサプライズではないけど、私、やってもうた。
Aちゃんが帰ってから息子を連れて公園へ出る。
Bちゃんに会って「さっきさー、Aちゃんが」と自分のさっきの失態を話そうとしたところで、Bちゃんはダンスのサプライズのこと知らない人だと気付く。
Aちゃんが単独で私の家に遊びに来るのは不自然。
「うちのマンション見かけた気がするー」
って言ってからBちゃんはAちゃんのこと知らんやん!って気付く。
別に普通にうちに来たって言って大丈夫やった。
その後Cちゃんに会う。
Cちゃんはサプライズダンスのこと知ってる。大丈夫。
「さっきAちゃんとかと練習してたんやけどさー、私」
ここまで言って、Cちゃんももうすぐ帰るんだったと気付く。
AちゃんとCちゃんは同じグループに所属していて、同じく恒例の送別品を渡すことになっている。
だから送別品の話はしちゃダメ。
ひーーー、着地点が見つからねーー!
たいして遠くに離れていない息子を追いかけるフリして、もうその場から逃げる。
逃げるて、、、。
あかん、もう 誰と何を話していいのか分からない。
しばらくは天気の話しかしちゃだめだ。。。
他にも内緒のメッセージビデオ作ったり、メッセージカードを作ったり、なんやかんやとミッションをクリアしていった。
どのミッションもチームワーク抜群で大成功。
そうして、1人、また1人と日本へ帰って行く。
涙、涙、のお別れ。
でも一時帰国や旅行でしばらく会えないって、ここではよくあること。
だから、もうここには帰ってこないという実感はなかなか湧かない。
1年前にお別れした友達でさえ、ふらっとそこらへんのお店やマンション内で会いそうな気がしている。
自分が帰る時はまた違うのだろうか。
てかいつ帰れるんだろうか。
みんなの本心はただ一つ。
『あの人より先に帰りたい』
↓すべてはここから始まった。