子連れタンザニア旅行情報 ※2017.10現在
タンザニア旅行とサファリツアー。
4歳の子連れでもとことん楽しめたので、是非たくさんの人に同じ感動を味わって欲しい。
自分が行く前に知りたかったことや、知ってたらこうしたのにっていうこと。
4歳連れ目線も含め、10月半ばのタンザニア情報、まとめておこうと思います。
☆VISA☆
インドで取るのと日本で取るのはまた違うと思うのですが、Delhiにある大使館で取った時のこと。(需要なしかもしれんけど。笑)
ここで申請書をダウンロードして、空欄を埋めていきます。
残り6ヵ月以上あるパスポート、申請書、パスポート用サイズの写真2枚(背景は白)、1泊目のホテルの予約証明、行きと帰りの飛行機チケット、VISA代×人数分の金額のバンカーズドラフト。
それを持って大使館に行けば1日で発行してくれます。
申請は10:00~12:00。
受け取りの時間は、15:30~16:00の間と決まってるので注意。
受け取りは引き換え書を持ってれば誰でもオッケーみたいなので、ドライバーさんに行ってもらいました。
バンカーズドラフトって初めて聞いたけど、どこの銀行でもいいので、金額と宛先を言えば作ってくれます。
私が行った銀行は開店直後だったらしく、銀行員が朝食食べてるのを待たされました。
「ちょっと待ってね!」ってすごい急いでくれてたから、笑っちゃってもう何も言えなかった。
でも、その朝食今じゃないとダメですか?
ちょっと後回しにしていただけませんかね?
着いた空港でもVISA申請はできるみたいですが、私が着いた時は結構な人が並んでいました。
どうしても事前にVISAが取れない場合じゃなかったら、取っていった方がいいと思います。
☆予防接種☆
インドからは予防接種、不要でした。
ただし、乗り継ぎの国や場所によっては必要になる可能性があるので、よく調べておいた方がいいです。
到着したタンザニアの空港で、黄熱病の予防接種がいる!と言われることがあるそうです。(私たちは言われてない。)
しっかり調べて不要な場合は、そのことを毅然と伝えるとスルーできるらしいです。
☆気候と服装☆
・アルーシャ
アルーシャは1年を通して過ごしやすい気候だそう。
私たちが行った10月も、日向にいると少し暑いけど、日陰で風が吹けば少ーし肌寒くかんじるような気持ちいい気候でした。
日中は半袖で過ごせました。
ちょっと羽織るものや薄手のストールなどを持ってると、調節するのにちょうどいいと思います。
夜寝る時も、半袖でも寒くはなく薄手の長袖でも暑くないので快適でした。
ただ、ちょっと山手の方のロッジとかに泊まると朝晩冷えるので、迷ったら長袖の方がいいかもしれません。
・タランギレ
10月のタランギレは暑かったです。
日向はもちろん、影にいても風がないと暑く感じました。
風が吹くと涼しくて気持ちよかったし、ジメジメした暑さじゃないので、薄い長袖のシャツでも日中過ごすのに苦ではなかったです。
眠り病で有名なツェツェバエがたくさんいる場所なので、そういう意味では長袖長ズボンの方がいいかもしれません。
窓や天井を開けて走るので、ツェツェバエはよく車内に入ってきました。
虫除けもしていましたが、うちの旦那は虫除けパッチを貼った真横を刺されていたので気休めかもしれません。笑
夜は長袖では少ーし暑かったけど、じっと寝ていれば長袖でも寝られる程度です。
朝もそんなに冷えなかったので半袖でも大丈夫かも。
・ンゴロンゴロクレーター
標高が高いので、日中は過ごしやすい気候でした。
日差しを浴びてると暑いけど風も涼しいし薄手の長袖で過ごせました。
宿泊施設はクレーターの山の上にあるので、朝晩は結構寒いです。
長袖長ズボンのスウェットにライトダウンのベスト、厚手の靴下で朝晩は過ごしました。
プール付きのロッジも多く、昼間の暑さ的にも入れなくはない感じです。
荷物の兼ね合いとサファリのドライブの時間を考えて、私たちは水着をもっていきませんでしたが、ゆっくり同じロッジに連泊するとかならプールを楽しむ時間も持てるのかなと思います。
靴は、サファリ中は砂っぽいところもあるのでスニーカーの方がいいかも。ロッジで過ごす時間は、パッと履けるスポーツサンダルみたいのを履いていました。
☆持ち物☆
・虫対策
蚊やツェツェバエの対策に、液体スプレーの虫除けと虫除けパッチ、部屋にワンプッシュするタイプの虫除けを持っていきました。
虫除けパッチと液体スプレーは、前述した通り、旦那がパッチの真横を刺されていたので効果はよく分かりません。笑
部屋にワンプッシュするタイプは、部屋で使うと、蚊にもツェツェバエにもめっちゃ効きました。
車は、サファリ中は基本ルーフが開いてるので、虫に直接吹き付けるような使い方をしていました。
逃げてしまうので効果はよく分かりません。
どのロッジにも蚊屋が付いていたので、寝るときはそれをしっかり下ろして寝ました。
なので、特に虫刺されで困ることはなかったです。
・カメラ
レンズは広角と望遠とを持っていきました。初日は望遠で動物の写真を撮っていましたが、2日目からはビデオの便利さに気付いて広角で撮ることが多かったです。
動物もすごいけど、やっぱりサファリの広々とした景色も撮りたくなったので。
望遠のきくビデオカメラ・・・PanasonicのHC-W570Mを持っていきました。かなり望遠できたので、双眼鏡代わりにもしていました。双眼鏡は子供が見るには対象物に定めるのが難しく、ズームした画面で遠くの動物を見るのを楽しんでいました。たいていのビデオカメラは写真も撮れるとおもうので、画質がいいものならビデオカメラ一つでもいいかもしれません。
が、録画ボタンの押し忘れにはご注意!!笑
・子連れに特化した物
動物図鑑・・・サファリ中はなかなか開いて見れないけど、その日の内に図鑑を見ながら見た動物の生態などについて一緒に調べられたり、子どもと話を掘り下げれるのがよかったです。
お絵描きグッズ・・・子供の感性はほんと素晴らしい。見た風景をダイナミックに、自分の主観で描いてくれるのが何とも可愛くて面白かったです。思い出の大切な絵になること間違いなし。
食べ物・・・ふりかけ、腹持ちのするおやつは持って行ってよかったかな。サトウのごはんも持ってたけどココナッツライスが美味しかったので出番なしでした。
☆その他☆
日本語ガイド・・・絶対ついてもらった方がいいと思います。子どもを含めた普段の家族の会話が英語!とかじゃ無い限りは。親が子どもに通訳出来たとしても、どうしてもタイムラグがうまれます。その間に、他の動物が目に入るし、大人ですら質問したいことが次々に浮かんでくるのにそれを上回る子どもの疑問。特に4歳くらいだと、質問したことの答えも待てずに次の質問をしてる場面を多々ありました。ガイドさんがしてくれる小ネタやクイズも、興味深く聞いていたり答えたりしていました。どうせ高いお金出してサファリツアーに参加するなら、日本語のガイドさんがいた方がその魅力を堪能できると思います。
お風呂・・・私が泊まったホテルやロッジは全部シャワーのみでバスタブはありませんでした。
シャワーはお湯も出ますが、あまり使いすぎるとお湯が出なくなるタイプだと思われます。
1日の気温差が体感でも結構ありました。
サファリが終わって部屋に入ったら、気温が下がる前にシャワーをしてしまった方がいいと思います。
ドライヤーはフロントに言えば借りられました。
充電・・・泊まったロッジは全部部屋で充電できました。太陽光発電を利用しているロッジでは、明るいうちは照明も電気も付かず、暗くなってから使えるところもありました。
今回のツアー会社(みんなのサファリ)では、車内に日本のコンセントを付けてくれているので、お願いすれば充電できました。充電式のバッテリーも持っていってたので、それもちょこちょこ使いました。
こんなもんかな?
もっと他にもありそう。
聞きたいことがある方は遠慮なくコメントなどしてくださいね☆
みんなのサファリさん、FacebookやInstagramもされてます。
投稿されるたび、また行きたくなってしまう。
https://www.facebook.com/minnanosafari/
https://www.instagram.com/minnano.safari/
覗いてみることオススメします♪
↓すべてはここから始まった。
見えるか?!キリマンジャロ 子連れタンザニア旅行記⑦
朝、寝心地のいいベッドの中でぼんやり目が覚めると、外からは雨の音。
ここのロッジは早朝と夕方にキリマンジャロがよく見えるとのこと。
ああ、雨か。
キリマンジャロ見るのは無理だなー、、、
残念だなー、、、
そう思いながら二度寝。
ふわふわ半分夢を見てるような気持ちのいい二度寝。
息子が「ボク起きたよ!ボクが寝て朝にしてあげたんやで!」
と起こされたので旦那の二度寝タイムは終了。
私は引き続きゴロゴロ。
今日はもう帰るだけ。
だから何にもしないでのんびりしよう。
できることならな!
そう。
両替問題を抱えている私たちはのんびりなんてしてられない。
とりあえず着替えだけして朝ごはんを食べに食堂へ向かう。
まだ雲は分厚いけど、雨はほとんど上がっていた。
あわよくばオーナーのトーマスさんをつかまえられないかと歩いていると、、、
いたーーー!!
でも他のお客さんと談笑しててめっちゃ盛り上がってるー!
とても「お金足りません」と言える感じじゃねーー!
待ってもすぐに終わりそうな感じじゃなかったので、とりあえず朝ごはんを食べる。
何か初めて見る果物出てきた。
美味しいはずのコーヒーもソワソワしながら飲む。
ご飯を食べ終わってすぐ横のフロントに行ってみると、トーマスもういない。。。
ぶらっと庭を散歩してる風に見回したけれど、いなさそう。
もう自分の部屋へ帰ったのか、、、
とりあえず私たちも部屋へ帰る。
今日一日バタバタになるかもしれないから、ある程度荷物を片付けよう。
そうしている間に外が明るくなってきた。
覗いてみると雲がだいぶ薄くなって、所々青っぽい。
空が見えてきてる!
キリマンジャロ見える可能性出てきたー!!
荷物の片付けもそこそこに、テラスへ行ってみる。
うーん。。。
ここから見えるはずのキリマンジャロは、残念ながら全く見えない。
やっぱり今日はあかんか。。。
すると向こうからトーマスさんが歩いてきた!
でもまた朝とは違う、お客さんカップルと楽しそうに話している。
そしてテラスでそのままお喋り続行。
私たちは話しかけれる隙を狙って、見てないふりをしつつ、視界の端のトーマスさんの一挙手一投足に神経集中。
その時が来た!
何気なくカップルから離れたトーマス!
行け行け!と旦那に目で合図。
旦那もふわーっと距離を詰める。
話しかけようとしたその時、スマホを耳に当てるトーマス。
電話やったんかーーーい!
その瞬間、人間違いをした時のような、あさっての方向を見ながら自然なような不自然な弧を描いて、ゆっくり戻ってくる旦那。
今行けそうやったのになー。。。
次は電話が終わるタイミングや!
と意気込んでいたのに、話しながらカップルの所へ歩いていって、そこへ着いた時に電話を切って、そのまままた話し始めるトーマスとカップル。
そんな状態でやきもきしてるうちにどんどん時間が経っていく。
部屋の片付けもそこそこにここへ来てしまった。
もう、いつでも出られるようにほんとに全部片付けておいた方がいい。
キリマンジャロもこの感じじゃ見られなさそうやし。
そう話し合って、部屋に帰る。
スーツケースを整頓したらお土産も全部すっぽり収まった。
私たちの部屋は庭に面していて、トーマスさんがテラスから自分の家に帰るには必ず前を通るはず。
だからチラチラ外を見つつ片付けていた。
今度こそ時は来た!
テラスの方からトーマスさんが歩いてくる!
旦那!行け!!
小走りで部屋を出ていく旦那。
トーマスさんから見える辺りから、散歩ですよって雰囲気でゆっくり歩いていった。
そして話しかけた!
部屋からは、二人の姿は見えるけど声は聞こえない。
でも二人とも笑ってる。
和やかな雰囲気なのは見ているだけでも分かった。
でも詳細を聞くまでは安心できない。
あ。
旦那とトーマスさんが手を振って別れた。
どうなったんやろ?ドキドキ。
「レートは悪いけど円でも払えるようにするか、空港への送迎途中とかにどこかへ寄って両替して足りない分を支払うでもいいし、何とかしてくれるからドントウォーリーって言われたわ。」
よかったーーーー!!
余裕ある風にしてたけど昨日からのそわそわした感じ伝わってたのかな。
ドントウォーリーって。
はー。
やっとこの素敵な空間で心からくつろげるわー。
ということでKaliwa Lodge(カリワロッジ)写真放出!!
ドイツ人オーナー、トーマスさんのセンス炸裂!
ゲート。
おしゃんなチーターとヒョウがお出迎え。
ハイセンスなお部屋。
癒しいっぱいのお庭。
これまたハイセンスな食堂にバーにフロント。
そしてここが最高のキリマンジャロビュースポット!
ここにデーーーーンとキリマンジャロが見えるはずなんだよー(泣)
とはいえ、この空間でただのんびりするだけで、もう最高の一時。
息子は、飽きることなくいつまでも棒や木の実や葉っぱを拾って遊んでいた。
少しずつ青空も広がってきて、雲の切れ間も多くなってきた。
見えるか?!
キリマンジャロの右の裾野がだいぶ見えては来たけど、やっぱり高い山だから、そこから当たって雲ができちゃうんだろうなー。
これがMAXか。。。
時間も来たのでチェックアウト。
無事に円で払わせてもらって一件落着。
次のお客さんがいないからいいよ、と当たり前のようにレイトチェックアウトさせてくれたり、息子の食事のことなども、色々融通きかせてくれて、そのハイセンスな空間の効果だけじゃなく本当に居心地のいいロッジでした。
とは言えみなさん。
両替は計画的にしておきましょう!
って普通はそうやんな。
私らがテキトー過ぎるんやんな。
ほんますみませんでした。
そして本当にありがとうございました。
空港への車の中。
窓の外を流れていくアフリカの大地。
本当にいいところだったな。
サファリでビッグファイブと言われる、ライオン、ゾウ、バッファロー、ヒョウ、サイ。
サイ以外の動物にも会えたし、マサイ族の人達とも少しだけだけど交流できた。
アフリカンな布もたくさん買えた。
アフリカの女性の坊主頭に、ここでならウィッグ要らずだなと思ったり、ちょっとドレッドに挑戦してみたくなったりした。
キリマンジャロは見えなかったけど、数え切れないくらいの素敵な風景に出逢えた。
みんなのサファリの斎藤さん、ピーターさん、ジェームスさん。
トーマスさんや、ホテルやロッジやその他色んなところでこの旅を支えてくれた人に本当に感謝。
小さな空港だからすぐ入れてしまって暇になるかなぁと思いきや、小さいからこそイミグレーションなどの窓口が少なく、並んだりして搭乗もギリギリになった。
飛行機が飛び立つ。
バイバーイ!!
少しすると反対側の窓の人が外を見てざわざわし始める。
みんな写真を撮ったり覗き込んだり。
反対の窓からチラッと見えたのはキリマンジャロ!
わー!!!
あっちの席いいなーーーー(泣)
見たかったーーーー。。。
とわーわー言ってると、飛行機が旋回。
見えたー!!
キリマンジャローーーー!!!
か、か、か、か、かっこいいいいいーーー!!
こういう台形の単独峰、めちゃめちゃタイプーーー♡
キリマンジャロって山脈に属さない単独峰としては世界一なんやって!
はーーーーー、ヨダレ出るーーーー!!
かっこいい!ほんまにかっこいい!!!
かっこいい連呼して、夢中で写真も撮りまくる。
また少し旋回して飛行機が目的地の方角に向き直す。
キリマンジャロも見えなくなった。
我に返ってふと見ると、窓側に座っていた息子が私に押しつぶされてピノコのアッチョンブリケになってる。
あぁ!ごめんごめん!
お母さん山に夢中で息子がいること忘れてたわ。
そう言うと「お母さん、お山好きやから見れてよかったね。キリマンジャロ見れて嬉しかった?」と息子。
日頃から山の写真を見たりすると「かっこいいなぁ」と言っているし、去年のネパール旅行もあって、“お母さんはお山が好き”としっかりインプットされてたよう。
きゃーきゃー言って身を乗り出してくる母に押しつぶされながら、じっと耐えてた息子。
ほんっまごめん。
そして優しい子に育ってくれてありがとう。
乗り継ぎはまたドーハのハマド国際空港。
最近飛行機が好きな息子は、カタール航空の飛行機のおもちゃを買ってもらいテンション上がって調子に乗る。
あかんと言ってるのに、レストランの椅子の上に立って足を踏み外し、行きと同じコケっぷりを披露してくれました。
(写真は行き。)
息子はハマド国際空港に来るとコケるらしい。
食べ納めとばかりに、深夜に肉がしっかり入ったボリュームたっぷりのバーガーで旅の締めくくり。
楽しい最高の旅でした。
↓すべてはここから始まった。
アルーシャの街からルンドゥガイ 子連れタンザニア旅行記⑥
今日はやっと普通の時間に目覚める。
今頃になって体内時計がタンザニアに合ったのか。
サファリ中はやっぱ興奮してたのかな。
窓を開けると、ちょうどいいくらいの涼しさですっきり晴れて気持ちいい。
マウンテンビューの部屋だったらメルー山絶対見えたのにー。。。
レストランからチラ見えしたメルー山。
ていうか左の建物すごくない?
マンションの上に家建ってる。
今日は、私は真剣に布探し。
息子はサファリカーが欲しいらしいので、それも探すための街歩き。
ホテルは街のど真ん中に取っていたので、ちょっと通りに出ればお店がたくさんあって賑わっていた。
アルーシャの街はサファリツアーするための起点になる街。
だけど、サファリカーに乗ってる欧米人はよく見かけたけど、街を散策してるような人はあまり見なかった。
時期的なせいだったのか、アジア人にいたってはほぼ見なかった。
だから歩いていると結構目立つ。
しかも子連れだし、うちの息子は声もでかい。
昨日ジェームスさんが教えてくれたあたりに、布屋さんや仕立て屋さんがあった。
とりあえずそのうちの1軒を覗いてみる。
誰もいない。
そして電気が点いてないので薄暗い。
すぐにお店の人(?)が飛んできて「チャイナか?」と聞かれる。
そしてあれやこれやと微妙なセンスの布を出してくる。
ここはインドと同じだな。笑
テーブルクロスくらいの長方形の布の中でデザインが完結してる感じ。
同じデザインの布が2枚セットか、もしくは2枚繋がっている。
それをスカートのように巻いたり、ブラウスに仕立てたり、ショールにしたりして、街ゆく女性が着ていた。
基本お店で売ってるのはカンガ用の布なので、メーター売りはしていない。(探せばあるんだろうけど、、、)
そこのお店は小さめのお店で「うーん、こんだけかー。」って感じで見ていたら、そのお兄さんが「もっとあるところに連れてやる。」って、路地に案内される。
本当に細い路地で、その狭い通路にお店の人が座ってたりして、ジロっと見られるからなんか緊張する。
変なとこに連れてかれて身ぐるみ剥がされたらどうしよー!
とか思ってたら本当にちゃんとお店に案内してくれただけだった。
ここのお店も電気が点いてなくて暗い。
けどキレイにたたまれてて整頓されてて見やすかった。
あー、やっぱ布選ぶの楽しーーー!
昨日もお土産屋さんで少し見たけど、見てる分には可愛くても、この布を使って何か作るとなると難しい色や柄。
柄も大きいものが多いから小物には向かなさそうだし。
うーーーん。
あれやこれや出しては広げて悩む。
値段も観光客プライスで言われてる感じ。
昨日のお土産屋さんの方が安かったぞ。
そう言ったらその値段にはなった。
ホテルやサファリロッジではアメリカドルが使えるところがたくさんあったけど、ローカルなお店ではダメなところが多い。
メーターで計算すると、安い布で300円くらい。
まぁまぁ、そんなもんか。。。
インドとそんなに変わらないし。
ここらで手を打っておくか。
と思いながら、タンザニアシリングとドルとで値段交渉し、頭の中は円も混じって計算している。
結局、向こうが最終的に言ってきた値段で「オッケー!」と言いかけたけどちょい待てー!!
何となく違和感を覚えてアプリで計算すると、シリングでちょっと盛って言われてた!
今は便利なアプリがあるんですからね!
誤魔化されませんよ!
画面を見せると「あんた賢いね!」って。
賢いのはアプリなんですけどね。
結局思ってたくらいの値段で買えて大満足。
その間、旦那と息子は道行く人にTシャツを激推しされてたり、他にも何か売りつけられそうになりながら待っててくれた。
女の買い物に付き合うほどつまらんことないやろなと思いつつ、ほんとに感謝。
あー、何作ろっかなー♪
青率高し。。。
マサイ族のマサイシュカ。
ストールだけどスカートにリメイクしたいなー。
さぁ、次は息子の欲しいサファリカー。
昨日も少し街を歩いてみたけど、そもそもおもちゃ屋さんがない。
あったと思ったら文具屋さんにラジコンが少し置いてあるだけとか。
ネットで調べたけど数少ないショッピングモール(と呼べる?!)にもそれらしきものはない。
布屋さんを出ると色んな人が声をかけてくる。
そのうちの一人に「おもちゃ屋さんってどこにある?」と聞くと「知ってるからついて来い!」と言う。
他にも「こっちにも布売ってるよ!」とか「おみやげにTシャツ買って!」だの言ってくる人にもみくちゃにされながら脱出。
おもちゃ屋に連れてくれるという男の人は「アイアムラッキーマン!ハッピーハッピー!」みたいな感じで話しかけてきて怪しい。
けど、とりあえずついて行く。
着いたところはさっきと同じような路地。
確かに。
おもちゃ屋さんではないけど、ダンボールにごちゃっとおもちゃが入っている。
でも、どれも1回走らせたら壊れそうな車ばっかり。
この変な車が7ドル。
いやいやいや、7ドルはないわ。
インドでもせいぜい100ルピー(170円くらい)でこんなん売ってるけど、その値段でもこれはいらんわ。
息子はとにかく何か買ってもらおうと、変な車を手に「これ買う!!」と半泣き。
7ドルはないって言うと最終的に5ドルにはなったけど、息子に「サファリで乗ったようなカッコイくてすぐ壊れないちゃんとしたやつ、絶対見つけたげるからこれはやめとこ。これ買ったらもっとカッコイイの見つけてももう買えへんで。」と何とか諭す。
買え買えとしつこい人達を振り切ってそこを離れる。
まだめそめそしてる息子を抱えて、ここのエリアではきっと思ってるようなのは見つけられないだろうから、空港とかで探そう。最悪なかったらインドのおもちゃ屋さんかレゴとかでそれっぽいの探してやろうと言うことで話がまとまった。
午後はピーターさんのお友達のドライバーが迎えに来てくれて、ジェームスさんが昨日教えてくれたレストランへ。
久しぶりの和食にテンション上がる!
って言っても巻き寿司と握りがちょこっとあるだけで、あとはバーガーとかなんだけどね。
巻き寿司と肉肉しいバーガー。
「美味しい美味しい」って感動しながら食べる。
こういう、ちょっとそこらで食べれるものが美味しいって幸せだなー。
そしてその並びの雑貨屋でたまたま思ってたようなサファリカーを見つける。
そうそう!こんなん!
これで7ドルなら全然いいわ。
そして、その近くで残りの必要そうな分のお金をテキトーに円からドルに替える。
テキトーに。。。
今日のお宿は“Kaliwa Lodge”
山好きな私たちの為に、キリマンジャロが見えるロッジをと、みんなのサファリの斎藤さんがおすすめしてくれたところ。
旅行プランを練っている時にこのロッジに泊まりたくて色々調べていた。
するとロッジの写真と並んで、すんごいキレイな泉の写真が出てきて、みんな泳いだり飛び込んだりしてる。
何ここー!めっちゃ行きたい!
んで調べたら、ロッジから1時間くらいかかる場所で、ロッジとは全然関係ないスポットだということが判明。
サファリツアーからはもう離れてる日程だから、自分たちでタクシーなども手配しないといけない。
色々調べている感じだと、タクシーがそもそもあんまりない上に、時間通りに来なかったり、ブッチして来てくれなかったりするらしく、あんまり便利に使える感じではないみたい。
だから予定を詰め込まないようにするために、行くのを諦めていた。
サファリツアー後の予定をピーターさんとジェームスさんに聞かれた時にその事を話すと、ピーターさんのお友達のドライバーなら連れてくれるということに。
諦めてたからめっちゃ嬉しいー!
ということで、ロッジの前にそこへ行ってもらう。
その名は“Rundugai”
地図では一本道が表示されてて、サクッと行けるのかと思いきや、舗装されてない過酷な道のり。
うっすら道のような跡を辿るんだけど、見失いかけること数回。
たまにすれ違う道行く人に、この道であってるか聞く。
みんなすっごいフレンドリー。
学校帰りの子どもがたくさん歩いてて、きゃーきゃー言いながら手を振ってくれる
こんなとこ、サファリカーみたいなごつい車で走るとこやんな。
普通のセダンのタクシーで走る道じゃない!
いつタイヤがパンクするか、取れてしまうかハラハラする。
気づいたら車バラバラになってそう。
そんな道だから、読んでた時間じゃ全然着かない。
もう諦めて引き返そうかと思った時!
着いたーーー!!
今までののどかな雰囲気とは似つかわしくないファンキーな音楽が森の中から聞こえてくる。
欧米人が水着で泳いだりビール飲んだり、わいわい楽しんでいる。
おーーーー!!
写真で見た通り、めっちゃキレイ!!
とは言えまさかここへ来られると思ってなかったし、サファリ中はプールで遊ぶ予定もなかったので、水着も何も持ってきていない私たち。
息子は「プール入りたい!遊びたい!」
そらそうやんなー、、、
でも水着も浮き輪もないねん。。。
座って足だけでもちゃぷちゃぷできるかと思って来たけど、そういう感じじゃないし浅瀬で遊べるところもない。
頑張って来たのに残念やなー。
そう思って遊んでる人達を眺めていると、一人の男の人が近づいてきた。
「10ドルね」
入場料取る感じなんですね。。。
一人5ドル。子どもは無料。
何も出来ずに10ドルか。
するとまた違う人が「なんで入らないんだい?気持ちいいよー!」と。
入りたいけど水着とかないんだよー。
「そこにレンタルがあるよ。」
なぬ!!!!
よく見たら確かにテントみたいなんがあってレンタルって書いてるー!
もうあんまり時間もなかったし、私はやめといて旦那に入ってもらうことに。
息子はパンツで。
タイヤのチューブみたいな浮き輪も貸してもらえた。
坊ちゃん刈りアジア人の息子が、欧米人に負けじと大はしゃぎしてめっちゃ注目される。
ドクターフィッシュがいるらしく、旦那はめっちゃ足をつつかれたらしい。
めっちゃ楽しそう。
まだまだ息子は遊びたそうだったけど、日も傾いてきたので切り上げる。
また帰りは同じ過酷な道。
水遊びで思わぬ出費があったので、再度お配布の中身を確認すると、明らかに今日のロッジ代が足りない。
ていうか、水遊びしてなくても足りてないんじゃね?
もっとちゃんと計算して両替しとけばよかったー。
ツアーから離れた途端これですよ。
準備や読みが浅くてこういうことがよく起こる私たち。
ロッジまでの道のりに両替できるところがあれば寄ってもらうように言ったけど、少し離れた街まで行かないと両替は出来ないみたい。
そりゃそうだよな。
こんな辺鄙なところで、ドルからタンザニアシリングならまだしも、円からドルなんて出来るとこないに決まってる。。。
どうしようかと言ってるうちに、車はロッジに向かってどんどん山の中へ入っていく。
両替の話も途中なのに、スマホの電池が旦那も私も相次いでなくなり、ロッジの場所が分からなくて迷子に。
そのへんの人に声をかけるとロッジの場所を知ってる人がいて、案内のために車に乗ってくれる。
少し走ったら、この人の方が詳しいからと選手交代。
前にロッジで働いてたそうな。
道沿い右手に、緑の看板で“K”とだけ書いてる道。
こんなん絶対見落とすーーーー!
そうしてやっと到着。
ドイツ人のトーマスさんが経営するこのロッジは、本当におしゃれでキレイで見晴らしもよくて最高!
わー、ここ来てよかったなー。
最っ高やなぁ。
ご飯もめっちゃ美味しいなー。
って何か忘れてる。。。
!!!
両替どうするんやっけ?!
ここは結構な山の中。
支払いは現金のみでカードも使えない。
明日街まで両替に行くにしても、往復で40ドルかかるらしい。
両替のために40ドル。。。。
美味しいご飯の味も半分くらいにしか感じられず、とりあえず明日トーマスさんに円で払わせてもらえないか相談してみよう。もうそれしかない。というところに落ち着き、モヤモヤと心配事を抱えたまま、その日は寝た。
↓すべてはここから始まった。
ンゴロンゴロからアルーシャへ 子連れタンザニア旅行記⑤
朝、いつものごとく早起きする。
寒い。
暖炉の火も消えていた。
旦那がバルコニーに出ると「ファルーーーーー!」とゾウの鳴き声。
お、怒ってる感じ?に聞こえる。。。
まだ薄暗いし、いきなりゾウ出てきたら、しかも怒ってたら怖すぎる。
草むらがガサッていったり、バルコニーあるのに、ドキドキしてそこで全然くつろげねー!笑
今日はもう帰るだけ。
ゲームドライブはできない。
このあとも楽しみな予定はあるんだけど、やっぱちょっと寂しいなぁ。
美味しいご飯とコーヒーを飲んでロッジを出る。
ここのスタッフはマサイ族の人だった。
同じ個体なのかは分からないけど、昨日出迎えてくれた鳥がお見送りもしてくれる。
ヒヒにも山をおりるみ下りる道で会えた。
バイバーイ。
たくさん楽しませてくれてありがとう!
道中にあるお土産屋さんに寄りつつアルーシャの街へ向かって帰る。
インドと同じメーカーのオートリキシャが結構走ってた。
インドのとは違ってキレイで、整備もちゃんとしてありそう。
同じカラーも見っけ!
途中、ガイドさんに「マサイ族のところに寄りたいですか?」と聞かれる。
うーん。どうしようかな。
きっと息子は「早く帰ろ!」って言って嫌がりそうだけど、、、
もうアフリカに来ることはないだろうし、おうちとかも見せてくれるみたいだし、せっかくだし立ち寄ろう!ということに。
私達が車から下りると、同じようなサファリカーが出ていったから、観光客にオープンにしてくれてるグループなんだろうな。
息子は案の定、マサイ族に近寄るのを嫌がって少し離れたところでジェームスさんとマサイの子とアリを見る。
(後で聞いたら「服がいややったん。」だって。)
するとマサイの男性がこっちへ来て「おいおい!この髪型いったいどうなってるんだ?!」と坊ちゃん刈りの息子を観察。
息子はこんなにされてるのにガン無視。笑
歌とダンスを見せてもらって、その輪に入れられる旦那と息子。
その後、おうちをぐるりと囲んでいるトゲトゲの垣根(写真撮り忘れた)の中へ案内してもらう。
もうこのへんで「帰ろ」を連呼する息子。
歌やダンスやマサイジャンプを見せてもらう。
まだマサイ族の子どもたちの学校とか見せてくれると言ってたけど、息子がぐずぐずでやめておく。
言われた金額をお支払い。
途中ダンスの輪に入れられた時も、サッとビデオカメラを私から取って録画してくれる姿に、こなれ感否めなくて笑えた。
彼らの暮らしがより潤いますように。
帰り際おうちを見せてくれることに。
息子は帰りたがってたけど、めっちゃ興味あるー!と見せてもらう。
こ腰をかがめて小さな入口を入る。
中は涼しくてびっくり。
ここが寝るところ。
というか、ほぼ寝るところしかない。
牛の皮をひいてあるだけの寝床。
この横に数本の薪と小さな鍋がひとつだけ置いてあった。
それがキッチンだって。
意外と、怖がりの息子も入って来て、ピーターさんが写真を撮ってくれることに。
「コッチミテ。」と言うピーターさんに「黒くてどこにいるか見えへん!」と息子が言い放ち苦笑い。
おうちから出ると子犬が数匹いるのに気付いて息子大喜び。
インドじゃ野良犬には触れないもんね。
サファリでも見るだけだったし、最後にふれあい動物園的な感じになって息子的には満足できたみたい。
結果的にマサイ族のとこ来てよかった。
ジェームスさんにも色々話を聞いたけど、マサイ族のことが気になって車内でWikipedia見てみる。
国同士の事情とかで放牧が難しくなってきていたり、野生動物の保護の観点から今まで通りの彼らの習慣を守るのも厳しくなってきたりしてるみたい。
こうして少しだけど出逢えたマサイの人。
幸せに暮らしていて欲しいなぁ。
と思って読み進めてると
“他部族に牛が奪われるとすぐに奪い返すための連絡手段”
「おい!お前んとこの牛、あいつのとこで見たぞ!」
「まじか?あいつ牛盗みやがったな!」
みたいな会話するんでしょうか。
ごめんなさい。
想像してめっちゃわろた。
さぁ。
この辺から私のスイッチも切り替わる。
今回アフリカに来たかった目的の一つ。
アフリカンな布が欲しい!!
車の窓から見える街ゆく女性は、みんなカラフルな布や服に身を包みとってもオシャレ!
ボンキュッボンのナイスバディにドレッドやキレイに編み込まれた髪型。
そのカラフルな服がよく似合ってすごくかっこいい!
途中寄ってもらうお土産やさんで真剣に物色する。
インドにはないカラーリングにデザイン。
服にするには派手なのが多いし、小物を作るには大きめの柄だから難しそう。
でも見れば見るほどおもしろい!
「この布のここだけ使ってスカートとかいけそうだなー」とか「ポーチの内側にこのド派手なの使ってみたいなー」とか「バイアス布として差し色にこの柄使いたいなー」とか。
この数日、ミシンに触ってなかった私の心が、どんどんそっちへ傾いていくのがわかった。
いやー。これはやっぱり楽しいわー。
多分全員に「はよせーよ」と思われてただろうけど、数軒のお土産屋さんでお気に入りをゲット!!
ランチも食べてアルーシャの街へ無事に到着。
たくさん走ってくれてありがとう!
明日以降はホテルからタクシーを手配してもらって移動する予定だったのが、心配してくれたピーターさんがお友達のドライバーを紹介してくれる。
ジェームスさんもぼったくられたりしないよう、明日の街歩きに同行してくれると言ってくれた。
ジェームスさんとピーターさん。
息子に色んな話をしてくれて可愛がってもらって、息子が毎晩描いていた絵には必ず2人が出てきていました。
本当にありがとうございました!
ホテルは“Venus Premier Hotel”
さー、楽しみにしていたお風呂だー!
ずっとシャワーしかなかったから、サファリ後は浴槽につかれるのを楽しみにしてたんだー!
ってない!!
バスタブがないー!
このホテルを予約する時、“マウンテンビュー”と“バスルーム付き”と“バスタブ付き”とがあった。
部屋からメルー山が見えるのもいいなー。
でもサファリ後やし、ゆっくりバスタブに浸かりたいなー。
よし!バスタブ付きの部屋にしよ!って決めたはず。
予約の間違いかなと思ってフロントに聞いてみたら「このホテルにはバスタブ付きの部屋自体がない」とな。
確かに。
そういえば予約サイトで見てる時、バスタブの写真は出てこなかった気がする。。。
他のホテルも色々見てたからなんかごっちゃになってたんかな。
くそーーー!
バスルーム付きとバスタブ付きと区別して書いてたら、そらあると思うやろーーー!
ホテルのせいなのか予約サイトのせいなのかは知らんけど!
そんなんやったらマウンテンビューがよかったわ!
えーーーん。。。
ま、でもしょうがないか。とインド暮らしの忍耐力をここで発揮。
息子のお気に入りのぬいぐるみもサファリに連れて行かれたせいですっかり野生状態。
(家に帰ってつけ洗いしたらめっちゃ砂出てきた!笑)
とりあえずシャワーして、ベッドでゴロゴロしながら息子と遊んでいるとフロントから電話がかかる。
ジェームスさんがロビーに来てるらしい。
えっ?何?!
息子が「なんでここに石あんの?」とかサファリ関係ないしょーもない質問を四六時中してたから追加料金ですか?クレームですか?とビクビクしながら下におりる。
すると、奥さんの具合が悪いらしく、「明日は病院へ行くので私たちの街歩きに同行できない」と謝りに来てくれただけだった。
なんていい人なん!
街への道中、日本人の経営する日本食屋さんがあるとネットで見つけた情報を聞いてみると、今は日本に帰られてお店はもう無いらしいとのことだった。
でもそのお店で働いてたタンザニア人がやってるお店があると。
そこにも案内してくれると言っていたジェームスさん。
そのことと、私が布を買いたがってることを気にしてくれていて、明日は無理だから今場所だけでも案内したいと。
もうシャワーを済ませていたので、旦那だけが連れてもらうことに。
仕事外のことなのに、親切にしていただいて本当にありがとうございます。
この日はディワリ当日。
寝ようとしたら「パン!パパパパン!!」と花火が上がった。
インドを思い出し、帰る頃には空気最強に悪くなってるんだろうなーと思ったら少しテンション下がる。
あと数日。
美味しい空気いっぱい吸っておこう!
↓すべてはここから始まった。
ンゴロンゴロクレーター 子連れタンザニア旅行記④
また4時半に目が覚める。
あかん、この時間に絶対目覚める。
体内時間正すの諦めよ。
二度寝はやめて荷物を片付けたりする。
今日はさすがに寒いなぁ。
標高が高くなるとやっぱり朝晩冷えるなぁとか思って朝ごはんを食べに行くと、欧米人タンクトップにハーフパンツやったりするからビビる。
皮膚感覚違いすぎ!
昨日もうっすら寒い中でプール入ってたし。。。
朝ごはんはもちろんまためーーっちゃ美味しい。
お茶目なシェフがオムレツ作ってくれて、見た目は普通のよくあるホテルの朝食やのに、なんでこんな美味しいの?!
またコーヒもー飲んでほっこり。
普段そんなにコーヒーばっかり飲むことないのに、やっぱ本場の美味しいやつは違いますな。
ウニとかもそうやもんね。
って何でここでウニ出した?私。。。
8時30分、ロッジを出発。
昨日ジェームスさんに聞いたら、ここから7分で着くらしい。
めっちゃ近いやん!
と思ったら路地から出るだけで7分はかかった。
数字、、、弱いのかな?聞き間違えたかな?
結局ゲートまで30分以上。
ンゴロンゴロクレーターのゲート。
ずっとずっと昔。
ここには大きな山があった。
それはキリマンジャロより高かったと言われているらしい。
それが火山の噴火でなくなった。
そして出来たのがこのクレーター。
どんな噴火やったんやろ。
おっそろしーーー!!
クレーターの淵は大体2000mくらい。
外から移動してくるものもいるけど、ほとんどの動物たちはここで一生を過ごすんやって。
そしてこのクレーター。
山のとこにはマサイ族が住んでいる。
このマサイ族の連れてる牛の、首についてるカウベルの音が地名の由来なんだとか。
放牧されてる牛ともすれ違ったけど、確かにンゴロンゴロンゴロンゴロって聞こえなくはない。
昔初めてこの地名を聞いた時、「ンから始まるとかそんな言葉あるんかーい!」って衝撃を受けたけど、その由来を数十年越しに知れた。
淵の山からクレーター内に下りる急な坂を下りれないのが理由で、ここにはキリンがいない。
と聞いてたのに、
クレーターの外側を登ってる時にいたーーー!!!
クレーターの外側は内側よりなだらかだから登ってきたのかな?
何にせよここにキリンがいるのは珍しいことらしい。
昨日、息子には「もうキリンさんには会えないんやってー」と話していたから、息子大喜び。
「ボクに会いに来てくれたんやなぁ!」
クレーターの淵を上りきったところの展望台から、中見る。
タランギレとはまた違う別世界。
クレーターを下っていくとヌーの大群がお出迎え。
クレーターの中に完全に入るとすんごい景色!
大草原となだらかな山。
どっちを見ても、パソコンのデフォルトの背景みたいなんばっかり!
ずっとずっと見てても見飽きない景色。
ヌー、バッファロー、シマウマはタランギレでもよく見た動物。
ここにもたくさんいた。
他には
グランドガゼルやトムソンガゼル。
ダチョウ。
今回初めて見るハイエナ。
またいつものごとく、無線が入りとピーターさんジェームスさん2人の会話がスワヒリ語になる。
何か見つかったのかな?!
ちょっと小高い丘の岩場に陣取るライオンの群れ!
メスライオンばかり20頭くらい。
ちょっとちょっとーーー!!
ライオン毎日会えてるやーーん!
ヌーの群れやシマウマをじっと見てたから、これから狩りをするところだったのかも。
タンザニアの国鳥。
カンムリヅル。
色合いが、派手すぎず何ともオシャレ。
ジャッカル。
仲良くじゃれ合ってて可愛い。
イボイノシシ。
口に大きめのネズミみたいなのくわえて飛んでるところも見れた。
今日のランチはここで。
テーブルとかがなない場所なので、みんな車の中でランチしてる。
天井から風が入って開放的で楽しー!
写真を撮ったり話したり、のーんびり。
左がドライバーのピーターさん。
右が日本語ガイドのジェームスさん。
午後からのゲームドライブはまずここ。
カバ。
いっぱいいるー!
その横で鳥が、、、
座ってる?!
こんなくつろぎ方すんの?
なんか笑える。
ハトくらいの身近な存在になったシマウマ。
車が近づいても動かない。
これ、みんな寝てるらしい。
手が届く距離にいるのに逃げない。
なぜなら寝てるから。笑
敵がすぐ見つけられるようにお互い反対向いて寝るんだって。
とってもラッキーなことに、ダチョウの求愛ダンスと交尾に遭遇。
大きな羽をバッサバッサ揺らしてメスにアピール。
交尾のあとはメスがオスについて行ってた。
これからはちゃんとこのペアで過ごすんだって。
ハイエナが肉か骨の塊をくわえて走ってた。
今度は、まだたてがみの短い、若いオスライオン。
しっぽは折れてるのか途中で変に曲がってて、背中のあたりに引っかかれたような痛そうな傷。
オスライオン同士でケンカしたのかな、、、
とぼとぼ歩く背中が寂しい。
この先に3頭メスが寝てて、このオスライオンもそこへ行ってやっぱり寝た。
帰る場所があるって人でも動物でも大事なことなんだな。
さぁ、だいぶ日も傾いてきた。
そろそろゲームドライブもおしまい。
最後のトイレ休憩ではシマウマがすぐ近くを歩いていて、同じ地面に立って一緒に写真撮れて大興奮。
帰りはまたクレーターの淵を登って行く。
あー、楽しかったなぁ。
たくさん動物に会えたし。
景色も最高に素晴らしかった。
明日は街に向かって帰るだけ。
サファリはもうこれで終わり。
この3日は1週間くらいに感じる濃い時間だった。
もう2度と来れないだろうなー。
本当に素晴らしかったなー。
息子にもずっと覚えててほしいなー。
とかそんなことを考えて少し寂しくなっていた。
その時!
急に車が止まってピーターさんが叫んだ。
えっ?!!!何???!!
窓の外。
けもの道みたいなところにヒョウがいる!!
えっ!ヒョウ!!!
しかも近い!!!
一眼で撮ろうと思ったら、もうレンズカバーを付けてしまってた。
間に合わない!
とっさにビデオを手に取る。
背を向けて少し走って逃げてしまった。
一眼のレンズカバーを急いで取ってシャッターをきる。
ピーターさんが大きな声で「コッチミテ!!」と言う。
すると振り返るヒョウ。
そしてまたすぐ走り出して茂みに入って行ってしまった。
「ヒョウはほとんど見れないです。見れてもいつも木の上にいるから遠い。いつもは双眼鏡で見ます。写真も撮れない。でもとても近かった。大きなヒョウでした。」と興奮気味にジェームスさん。
ピーターさんも「シャシントレタ??チカイ!スゴイ!!」と興奮気味。
撮れた撮れた!!ほら!
ってビデオの再生ボタン押したら、、、
ない。。。。
ヒョウの姿がない。
その代わりに服や足元が無造作に映っている映像。
あーーーー、ここにきてやってしもーたーーー!
録画ボタン押せてなくて、停止したつもりが録画開始のやつーーー(泣)
アホアホアホ!!
自分のアホーーー!!
半泣きで一眼の方をチェックした。
よかったーーーーー!
撮れてたーーーー!!!
車内のみんなが私が確認してる姿を注目していた。
みんなで、撮れててよかったよかったと喜んだ。
ピーターさんも「メスデショ?メスデショ?」
と聞いてくる。
振り返った写真にしっかりオスの印が映ってたので見せると「オースーーーーーー!!!」と大興奮。
ガイドドライバー歴20年のピーターさんにこれだけのリアクションをされたら、ヒョウに会えたことが、そしてこんなに近くで見れたことがどんなにすごいことか、分かるに決まってる。
最後に最高の思い出ができた。
そこからロッジまで、車内はずっとヒョウトーク。
「メス、タマニユウガタハキカラオリテル。オスアマリイナイ。」
「いつもヒョウは隠れています。チーターは下にいるけどヒョウは木に登る。だからほとんど近くで見られない。とってもラッキーです。」
「ロッジノヒトニハナシテモシンジナイ。シャシンミセル。ミンナオドロク。」
サファリのプロ2人にこんなに言われたら悪い気しないよねー。
この日はクレーターの淵の山にある“Rhino Lodge”
アフリカハゲコウがお出迎えしてくれる。
ここも動物が来るところだから夜は出歩いちゃダメ。
ゾウとかも来るし、うっかりヒョウなんて来ちゃったら怖すぎ。
この日のディナーはピーターさんとジェームスさんも一緒に。
サファリ以外の話もたくさんできて楽しかった。
と同時に、このメンバーで過ごす最後の夜なんだなぁと身に染みる。
10日くらい一緒にいた感じがする。
このお二人のおかげで、“みんなのサファリ”のおかげで、濃い毎日だった。
本当にありがとうございました。
クレーターの上は標高約2400m。
この旅一番の寒さ。
夜は暖炉に火を入れてもらって、毛布と布団にくるまって眠った。
↓すべてはここから始まった。
タランギレからカラトゥへ 子連れタンザニア旅行記③
今日も、まだ暗い4時半に目が覚める。
インドとタンザニアは2時間半の時差なんだけど、体は完全にインドタイムのまま。
夜も9時には気を失ったように寝てしまう。
外はまだ星が見えた。
肌寒くは感じるけど昨日ほどではない。
さすがに、外で一人のんびりするのは肉食動物出てきたら怖いから部屋に入る。
あー、今日はどんな動物に会えるかな。
ワクワクするなぁ。
少し外が明るくなってきたのでまた部屋を出てみる。
アフリカの朝日。
西野カナのそれがどのくらいの震えか知らんけど、私も心がめっちゃ震えた。
美しい。。。
あー、本当に美しい。
西野カナとか言うてる場合じゃないくらい美しいわ。
ディクディクやインパラや鳥も、もう活動してる。
美味しい朝ごはんを食べて美味しいコーヒーを飲んで。
さぁ今日も行くぞー!
サファリのロッジにはどこでもお弁当がついているらしく、サンドイッチを作ってゆで卵やフルーツ、ジュースなどを箱に入れて持たせてくれる。
これがまた何だかワクワクするんだなー♪
8時15分ロッジを出発。
するといきなり黒いものと砂埃が見えてきた。
なんだなんだ?
バッファローの大群だ !
この後ろにもずーーーっと続いていて見えてるだけでも約1000頭くらい。
先頭にはボス。
ボスのツノは一際立派!
立派すぎて、バロック時代かよ!と笑えてしまうくらい。
道を渡りたいのに私達の車がいるから足を止めていて、すんごい見てくるから迫力がすごい。
もし突進してこられたら一発KOやなー、、、
そこから、昨日ゾウの群れがいたあたりを走っているとだんだん車の進みがゆっくりになって静かに止まる。
ん?
あーーーーー!!!!
ライオン!!!
二日連続で会えるなんて!
しかも今日はオスもいる!
おーーーー!かっこいーーーーー!
メスもオスも寝たり起きたり。
オスはくしゃみが出そうになって、マヌケな顔をしたまま、結局出ずにまた寝た。
おいおい、ライオンさん。
百獣の王の貫禄見せてくださいよ。
ガイドのジェームスさんによると、ライオンのオスは1日の半分以上寝てるらしい。
長い時だと20時間も寝るとか。
4時間しか起きてないとか、妊婦の時の私かよ!
他の動物から襲われることもないからいいご身分ですこと。
ライオンもマサイ族と同じ一夫多妻。
「メスが狩りをしてオスが一番に食べて、普段は寝てばっかりで働かない。これもマサイ族と同じ。」とジェームスさん。
川の対岸にゾウの親子がいたりインパラがいたりして、代わる代わる起きたり寝たりしてたから狙ってるのか?と思ったけど、結局最後は4頭とも寝た。
寝るんかーい!
木の隙間にハイラックス。
大きいネズミちゃんみたいな可愛いヤツだけど、ゾウの仲間なんだって。
聞き間違いかなと思って3回も聞いちゃったけど、ゾウの仲間らしい。
ヒヒ。
ボスは、アメフトやってます!みたいなゴリゴリの肩幅と太い首。
どの動物もやっぱボスはボスと素人目にも分かるからすごい。
ダチョウ。
首の位置どうなってるん?
巨大なアリ塚。
巣を作るのに掘った土が積み上がって出来るらしい。
見た目は大きめのシロアリ。
大きいのだと5mとかのアリ塚があるらしい。
これまた大きなバオバブ。
穴はゾウが食べちゃった跡。
おお!これは珍しい!
ハト。
ハト、ここで見た1回だけしか会わず。
今やシマウマの方がハトくらいの価値。
とりあえずシマウマはめっちゃおる。
またしばらく走っていると無線から早口で何か聞こえてきたり、すれ違うサファリカーのドライバーさんとピーターさんが興奮気味に何か話してる。
また車がスピードを上げる。
ジェームスさんとピーターさんもスワヒリ語で何か喋ってる。
この感じ。
めっちゃワクワク。
何がいるの?何がいるの?
こういう時、2人は動物に会うまで何も教えてくれない。
でもそれがいい!
楽しみが倍増する!
あ。着いたっぽい。
何?何?
きゃーーーー!!!
チ、チ、チ、チ、チーターーーー!!!
木の下で3頭。
ライオンもレアだけど、チーターにまで会えるなんてーーー!
お顔の黒いラインがツボすぎる!
可愛いいい!
だけどやっぱりあなたも野生なのね。
鋭くて圧を感じる目。
はー。。。
チーターなんて会えると思ってなかったから、その場から離れてもしばらく夢見心地だった。
さて、この中にいるのは何でしょう?
正解はこいコイツ。
ヘビ。(何ヘビかは忘れちゃった)
これはかなり大きな個体らしい。
これも無線と他の車のドライバーさんと話をしてここにたどり着いたんだけど、最初に見つけた人すごない?
車からこのヘビ見つけるて。。。
シマウマが体の虫を取るためにする砂浴びを見たり、水場に集まるシマウマとインパラに会ったり、キリンがライオンを警戒しながら水を飲みに歩いてくるのが見れる。
キリンは水を飲む時、足を広げて首を下げて大きく姿勢を崩すから、飲む前にすごく警戒して周りを見るんだそう。
でもキリンはラクダの仲間だからそんなにたくさんの水は必要としないらしい。
それに対してゾウは1日200リットルも水を飲む。
草や木もたくさん。
大きな体を維持するためには起きてる時間のほとんどを食べて飲むことに使ってるんだって。
午前中も盛りだくさんだった。
興奮しっぱなしであっという間にランチタイム。
24時間の制限で入場するから、もうタイムアウト。
ゲートまで戻ってランチ。
ここでもサルがお弁当を狙ってやってくる。
息子が「あ!おサルさん来たなぁ!」と喜んだ瞬間にジェームスさんがサルに向かって石を投げた。
。。。
食べ物盗りに来ちゃうから分かるよ。
分かるけど。
息子の切ない顔よ。
午後は今日のロッジに向けてまた国立公園外の道を行く。
国立公園だからって柵がしてあるわけでもないし、動物たちは街にこないのにどうなってるんだろう?と思って聞いてみた。
マサイ族は放牧をして暮らす民族。
牛を放牧で育ててミルクや血を飲んだり、牛を売って暮らしてるんだって。
牛をたくさん持ってる男性ほどモテるし、結婚の時も牛の数で色んなことが決まるらしい。
とにかく牛が重要な存在。
インドとはまた違う意味で大事にされている。
その大事な牛を守るために肉食動物と戦ったりするんだって。
法律では野生動物を殺すのはダメってなってるけど、マサイ族はいまだに戦ったりするらしい。
でも、そうやってサファリと街の間にマサイ族が住んでくれてるおかげで、街まで野生動物が来ずにうまく棲み分けできてるんだろうな。
道中では、フラミンゴがたくさんいるマニャラ湖を展望。
お土産屋さんに立ち寄ってもらい、インド人ばりにタンザナイトを勧めてくるお土産屋さんをかわしながら、マサイ族のビーズ細工やアクセサリーを見て楽しむ。
(タンザナイトは世界でタンザニアの一つの鉱山でしか取れない宝石。青っぽい紫のような透き通った色でキレイ。)
おっ!
日本の消防車。
他にも“○○温泉旅館”とか“△△幼稚園”とか、日本の中古車が結構走ってた。
窓から外を見ていると、こっちを見た8割の人は満面の笑みで「ジャンボー!(やあ!)」と手を振ってくれる。
手を振り返すときゃっきゃはしゃいでくれるので、なんか有名人にでもなった気分。
アジア人が珍しいのかな。
今日は泊まるのは、カラトゥにある“Tloma mountain lodge”
ここはご飯が美味しいよとピーターさんもジェームスさんも言っていた。
ロッジの人の説明では、コーヒーもオーガニック野菜も敷地の中で栽培してお料理に使ってるらしい。
コーヒー。
この実が赤くなったら収穫するんだって。
緑のはまだ中が白い。
このロッジはサファリの中じゃないから電気とかもちゃんと来る。
だから洗濯サービスも利用しやすい。
ロッジでも洗濯サービスはあるみたいだけど、私達は連泊しないから利用できずにいた。
次の日に出来上がってくるだろうから2日後の帰り道に取りに寄れればいいなと思ってたら、なんとその日のうちにできるよとのこと。
うそん。と思いつつ溜まった洗濯ものを出したら夕食前にはもう出来上がってきてびっくり!
めっちゃありがたいー!
夕食まで敷地内をお散歩。
ポテチやバナナチップス、手羽先の塩焼きみたいなんとか、コーヒーがテラスでフリーでいただける。
めっちゃ美味しい!!
これはかなり期待できる!
明日行く、ンゴロンゴロクレーターに向けて山を登ってきたので、標高1700mくらい。
結構冷えそうなので早めにシャワーをする。
そして待ちに待ったご飯。
もうここは本当に、ずば抜けて美味しかった。
ビュッフェ形式なんだけど、たいてい何かは口に合わないものがあるんだけど、ほんとにぜーーーんぶめっちゃ美味しくて、お腹パンッパンになるまで食べてしまった。
シェフも、なんかちょっとふざけた感じの面白い人で愛嬌があってかわいい。
挽きたてのコーヒーをいただいて、デザートも美味しすぎて、もう入らないのに胃に押し込んだ。
ここのロッジ、本当に激推し!!
またここのご飯が食べたーーーい!
夜はまた、家族揃って9時には寝てしまう。
明日はンゴロンゴロクレーター。
どんな動物が待ってるだろう。
↓すべてはここから始まった。
タランギレ国立公園 子連れタンザニア旅行記②
時差ボケなのか張り切りすぎなのかは分からないが、4時半に目が覚める。
布団を出るとひんやり寒くって、日本の秋を思い出す。
ストールにくるまって外へ出るとまだ薄暗い。
星もまだ少し見えていて、足元は朝露に濡れていた。
少し遠くからは動物の鳴き声が聞こえた。
モ~~~
お前か!!
いや、それインドの朝と一緒やから!
もう1回寝ようと布団に入るけどソワソワして眠れない。
だって今日はいよいよ野生の動物達に会いに行くんだもん。
ゴソゴソと寝たり起きたりを繰り返して、結局寝れないから荷物の整理をする。
息子も「ランクルが迎えに来るよ」と耳元で囁くと飛び起きた。
美味しい朝ごはんを食べる。
美味しいコーヒーも。
コクがあるのに後味がスッキリしてて美味しい!
私キリマンジャロコーヒーめっちゃ好きかも。
8時15分、ロッジを出発。
アルーシャの街で“みんなのサファリ”の代表の斎藤さんが挨拶に会いに来てくれた。
サファリツアーをしようと決めてから、色んなツアー会社を探した中で見つけた“みんなのサファリ”
サイトから伝わってくる熱い想いとフェアトレード的な考えに共感して、すぐにここでツアーをお願いしようと決めた。
自分で服を作るようになってから、強く思うようになったこと。
高いか安いかだけにとらわれず、自分が良いと思うところにお金を使うこと。
どんな物にもそれを手間暇かけて育てる人や作る人がいる。
一見簡単な物に見えても、実際やってみると意外と手間や人手がいったり長年の技術が必要だったりする。
価値があると思うものや応援したいと思うお店や企業の物にお金を使うことって大事だなと思う今日この頃。
LINEでツアーの希望やプランの相談、質問もたくさんさせてもらって、すごくしっかりした人だと思っていた斎藤さんは、柔らかい雰囲気の可愛らしい方だった。
注意事項などが書いたお手紙をもらって見送ってもらい、アルーシャの街を出発。
道はゴミが落ちてないからキレイだし、クラクションもほとんど鳴ってなくて、それだけで快適。
ローカルなお店の雰囲気、手書きの広告や看板、バイクの3人乗り4人乗り。
インドと似ているところもあってすぐに見慣れてくる。
このクロックタワーはカイロとケープタウンのちょうど真ん中なんやって。
街を離れると、果てしない大地に続く一本道。
牛やヤギを放牧しているマサイの人が道路沿いを歩いているのを何回も追い越す。
牛待ち。
あれ?やっぱりインd、、、
いや違う!アフリカ!!
マサイ族とアフリカだから!!!
こんな道を約2時間。
11時頃、タランギレ国立公園に到着。
ここはバオバブの木がたくさん生えている。
バオバブの木の皮を食べるために寄ってくるゾウもたくさん見れるらしい。
ゲートにさっそくバオバブ。
よく写真とかで見るマダガスカルのバオバブほど背は高くないけど、太くてどっしりしたたたずまいは屋久杉を思い出してほっとする。
ああ、かっこいいなぁ。
ドライバーのピーターさんが入場の手続きをしてくれてる間に、さっそくおサルさんにご対面。
サバンナモンキー。
トイレに行ってお土産を見てる間に手続きが終わって、ついに入場!!
入ってすぐ、さっそくシマウマとヌーに会う。
この景色よ!!
広ーい空にでかいバオバブに動物たち!
あーーー!
憧れてた景色を今見てるーーー!!
車の天井もオープンにしてもらって、風を体に受けながら走るの超気持ちいい!
インパラ。
マサイ族のように一夫多妻で、群れには立派なツノのオスがいた。
道は、走っていいところが決まっていて道と分かるようにはなってるけど、基本でこぼこ。
斜めになりながら走ったり体がはね上がることも。
でもインドの舗装されてるのにでこぼこな道に慣れっこだから、そんな中でも息子は上手にこぼさず水を飲んでた。
景色と風を楽しみながら進んでいると、無線が何やら騒がしくなった。
ガイドさんもドライバーさんもスワヒリ語で何やら話していて、車がスピードを上げる。
急にUターンして来た道を急いで戻ったり。
どうやら、他のツアー会社ともお互いに動物の情報を共有してるみたい。
なんやなんや?と思っていると、車が何台も集まってるスポットに着いた。
ガイドさんに言われた方を振り返ってびっくり!
至近距離にメスライオン!!
驚きとライオンの迫力に声が出ない。
ここではめったにライオンには会えないと聞いていたのに。
超ラッキー!
車の反対側にも4頭。
いつも声のでかい息子も小さな声で「ライオンやな。」と話していた。
泣く子も黙るライオン!
ランチの場所に行く間も色んな動物がいて、写真を撮ったりしているとあっという間にもう2時。
興奮しぱなっしで忘れてたけど、気付いたらお腹ペコペコ。
ロッジでもらったお弁当をみんなで食べる。
サバンナモンキーが食べ物を狙ってて、隙をついてパッと取られてる人多数。
赤ちゃんもいた。
可愛い。
ここからの景色がもう本当に最高。
川に水を飲みに来る動物がたくさん見れる。
ダチョウの赤ちゃん達。
一生懸命親鳥についてちょこちょこ川を渡る姿、可愛すぎー!
ランチのあともまだまだゲームドライブ。
ゾウの群れ。
水を飲んだり、水浴びしたり。
体に上手に水や泥をかける、バシャー!って音が間近に聞こえる。
車のすぐ側にも。
近ーい!!
手が届きそう!
赤ちゃんはこの大きさで生後1ヶ月くらい。
お母さんにピッタリひっついて歩いて、車の近くではお母さんに隠れるようにしてて可愛すぎ。
ゾウのリーダーは年長のメス。
メスの牙は長くて細いからオスとメスを見分けるポイントなんだって。
リーダーが動き出すとみんな水浴びを止めて、一列になってついていく。
リーダーが耳を掻いた木でみんなも耳を掻いていく。
ほんまにみんな痒いの?
長いものに巻かれてるだけ?
ゾウだけに。
ゾウだけにな!
日中は、日陰に入るとそうでもないのに日向はめっちゃ暑い。
さすがアフリカの陽射し!
だから動物達もみんな昼間は日陰にいた。
でも湿度のある暑さじゃないからあまり不快感はない。
マサイキリン。
よく動物園で見るアミメキリンとは柄がちょっと違ってカッコイイ!
ウォーターバック。
雪山とか寒いところにいそうなちょっとぽっちゃりした印象だった。
ディクディク。
一番小さい鹿の仲間。
大人で小鹿サイズ。
めっちゃ可愛い!
他にもヒヒやエランドに会えた。
途中から寝てしまった息子は見れなかったけど、またライオン発見。
ライオンの視線の先にはシマウマの死骸。
車の場所からは見えなかったけど岩陰にはオスライオンもいたらしい。
(↑実際の映像)
そしてシマウマの死骸とライオンと少し距離をおいてゾウが草を食べていて、木の上にはシマウマの死骸を狙うハゲワシの群れ。
サバンナの縮図を見たような気がした。
日も傾いてきた5時半頃、この日泊まるロッジに到着。
ロッジの周りにはインパラやディクディク、シマウマが普通に歩いてる!
そしてバッファローの大きな骨が転がってる!
ヒーーーー!
夜は野生動物に会うと危ないから出歩くの禁止。
もし何かあって歩きたい時はロッジのスタッフに一緒に歩いてもらわないとダメとな。
ヒーーーー!こわっ!
そんなスリル満点のロッジは“Tarangire Safari Lodge”
泊まる部屋もステキだけど、このロッジのすごいところはこれ!
こんなテラス、最高やん!
テラスからキリンやゾウやその他色んな動物が見える。
みんなそれを見ながらビールやワインを飲んでる。
贅沢すぎー!
部屋に続く道には、サルやディクディクもチョロチョロしていて、部屋の横にはインパラ来てるーーー!
ご飯もめっちゃ美味しい。
ココナッツライスが美味しくて息子もバクバク食べる。
意外にもっちりしてて甘くて何にでも合う。
はー、今日も幸せ。
レストランから部屋へ帰る頃にはもう真っ暗。
スタッフの人にライトで照らしてもらいながら部屋に帰る。
何かの鳴き声とかもするし、ガサッて草が動くしドキドキした。
夜はやっぱりひんやり寒い。
シャワーもお湯に限りがあるし、すぐにお湯が出ないからしばらく我慢大会。
まぁこれもインドから来てるせいで、お湯が出るだけありがたいと思えてしまう。
部屋の前くらいなら電気もつくし、椅子が置いてあったりしてちょっと出ても大丈夫とのこと。
動物がいないかちょっとビクビクしながら外へ出てみる。
そして空を見上げて言葉を失う。
間違いなく人生で一番の星空。
宇宙の中に自分が浮かんでるように錯覚するほどの星の数と空の奥行。
写真を撮ろうと三脚立てたけど、うまく撮れずに諦める。
これは心に焼き付けるものだわ。
言葉でもどうやっても言い表せない。
流れ星もたっくさん見れた。
4歳の息子の目にもたくさん見れたらしく「お星さまが全部落ちたら無くなっちゃうの?」っていう可愛い質問も。
首が痛くなるのも忘れて夢中で見てたら首が変な音を立て始めたから、途中からは地面に寝転んで長いこと宇宙の中に浮かんでいた。
↓すべてはここから始まった。