ガンジス川
バラナシでの2日間を文章で表せる自信はないけれど、忘れないうちに自分なりの言葉で記録しておきたいと思います。
長くなると思います。
インドに住んでるからには一度は行っておきたかったバラナシ。
週末だけで行けるところだけど、だからこそなかなか計画を立てられていなかった。
日本から友達が来てくれて、この機会に一緒に行くことに。
デリーから飛行機で約1時間半。
ホテルの送迎を頼んでいたから、空港を出てすぐに車に乗り込めた。
ちょうど一年に一回のヒンドゥーのお祭りとかぶったせいでホテルから一番近い道路は車が入れず、離れたところから歩くことに。
ホテルのスタッフからはぐれないように、雨の後の泥道をバイクとオートと力車と牛と犬と人がごった返す中ひたすら歩く。
牛もデリーより多くて、道路の真ん中に座って寝ていたり人の波に紛れて歩いているからぶつかりそうになるし、そこらじゅう糞だらけ。
普段デリー近郊で見てるインドはまだまだだなと思わせられる、溢れるTHEインド感。
路地に入ると更に増すその感じ。
ホテルに着いて部屋に荷物をおろす。
ホテルのバルコニーからは初めて見る念願のガンジス川。
窓を開けてると猿が来るから要注意。
まずはラームナガル要塞へ。
ホテルにタクシーを頼むと、スタッフがタクシーまで連れてくれる。
入り組んだ路地を抜け、スタッフと一緒にオートに乗りタクシーの乗り入れられる場所まで行く。
ラームナガル要塞は、修復の手もあまり加えらていないのか良くも悪くも歴史を感じるところだった。
ゴミもたくさん落ちていて湿度も高く、暗い通路なんかは廃墟感満載。
小雨が降ってきたのでいったんホテルに戻る。
あの路地を自分たちで歩いてホテルまでたどり着ける気がしない。
どうしよう。
タクシーの運転手にホテルの人が迎えに来るのか聞いてもいまいち伝わってるのか分からない。
ごちゃごちゃした雑踏の中に下ろされ、振り返るとホテルのお兄さんが1本の小さな折り畳み傘を持って立っていた。
道案内はいつもこの人だったけど、この人まじで神出鬼没。
牛も。
そして折り畳み傘1本でスタッフ抜いても大人3人、子ども1人はなんともならない。
雨が弱くなった間にホテルまで行けたから使わずに済んだけど、その1本でどうするつもりだったんだろうか。
ガンジス川ではボートに乗りたかった。
早朝朝日を見ながらか、夕方ガートでやるプジャ(ヒンドゥー教のお祈り) を見ながらか。
この日はあいにくの雨。
ただ、明日の朝も予報では雨。
どっちも雨なら、夕方の方が濡れてもホテルでシャワーできるし着替えもある。
朝、早起きして朝日見れずに雨に打たれる方が、気持ち的にしんどいという結論に至り、夕方に乗ることにする。
あと、雨が降るかと雨の強さは運次第。
全員O型。
全員、「ま、なんとかなるか」と思ってる。
そんなところがこのメンバー楽で大好き。
ボートの時間になって乗り場に行くと、なかなか強い雨脚。
すると神出鬼没のお兄さんが折り畳み傘2本を持ってきてくれた。
あ、ありがとう。
ないよりマシか。。。
行くか!と腹を決めてボートに乗り込む。
旦那の膝の上に息子が座り傘をさして、私と友達でもう一本の小さな傘に身を寄せ合う。
ボートが進み始める。
しばらくすると雨が弱くなってきて霧雨になってきた。
もう傘がなくても大丈夫。
進んでいくと火葬場が見えた。
ボートからは火葬場の写真を撮ってもいいらしい。
友達はこの辺りからなぜか涙が止まらなくなっていた。
私は今目の前で燃えてる炎が、遺体を燃やしているものだということが、頭では理解していても心がついていってなくてただぼんやりと見つめることしかできなかった。
ボートを下りてガートでやってるセレモニーを見に行く。
さっきボートから見えたガートで、火を持った男の人たちが踊りみたいなのをしていた。
翌朝、目が覚めると外はよく雨が降っていた。
昨日の夕方ボートに乗っておいてよかった。
川に飛び込んで遊ぶ子供たち。
雨で増水してるけど危なくないのかな。
ゆっくりと朝ごはんを食べていると更に雨は強くなる。
傘は2本。
少し雨が弱くなったタイミングを見計らい、旦那と息子はお留守番で、友達と2人、路地を散策に出かける。
もちろん足は濡れるだろうと覚悟はしていたけど、道はただの川。
この水にはそこらじゅうに落ちている牛様の御排泄物が溶け込んでいるのだろう。
有難や。有難や。
覚悟を決めてじゃぶじゃぶ歩く。
牛も雨宿りするんや。
昨日のお祭りのために、インド各地からバラナシへ来ているらしい人達が何か唱えながら列をなして歩いている。
雨に濡れるのも厭わず裸足で、疲れも気にせずに歩き続けられる精神を生み出す宗教というもの。
日本人は宗教というものを普段意識して過ごしている人は他の国に比べると少ないはず。
初詣に神社に行くし色んな節目に神社やお寺に行く。
でも私は、仏教について、日本の神道について、はっきりと答えられる知識はほとんどない。
一般的なレベルでクリスマスも楽しむ。
でも聖おにいさんレベルのことも知らないことがたくさんある。
少なくとも私は、人に聞かれても自分が無宗教かどうかすらもはっきり答えられない。
ヒンドゥー教がどうか以前に、宗教と生活がどう結びついてるかピンと来ない。
だから私には、雨に打たれたり足が痛かったりする不快感に勝る信仰心を単純にすごいなと思う。
逆に言えば、すごいなくらいしか思えることがない。
バラナシで一番有名な火葬場のあるマニカルニカー・ガート。
ガートの方へ歩いていると、おじさんに「ガートはこっちだよ」と声をかけられる。
そのままナチュラルにガートの説明を始めたから、「ノーガイド!」と言う。
すると、おじさんはガートのほとりにある最期を待つ人のホスピスで働いているという。ガイドじゃないと。
そのおじさんによると、ここでは1日300人。
多い時だと500人の火葬を行うらしい。
1人に3時間。
お腹やお尻など、燃え残る部位もある。
ガートの中には親族でもヒンドゥー教の女性は入れないそう。
私たちは入っていいと言われ、他にも欧米人の女の人もいた。
川のそばの低いところでは火葬代が安くカーストの低い人が、少し高いところのコンクリートの建物ではカーストの高い人が火葬される。
火は3000年絶えず燃え続けているらしく、そこから火をうつして火葬する。
全部は思い出せないけどそんなことを話していた。
自分でもヒンドゥー教のガンジス川の存在について来る時に少しだけ調べたこと。
それによると、ヒンドゥー教の人は輪廻転生について84万回生まれ変わるとされているらしい。
それがガンジス川に流されるとその輪廻転生の輪から抜け出せる。
生き死にを繰り返し生きないといけないことを苦と考えてるところ、ガンジス川に流されて一発OKとしちゃうところがなんともインドらしいなぁと思った。
女の人、妊婦、自殺者などは火葬されずにそのままガンジス川に流されるらしい。
そういう人は輪廻転生して人生を全うしなさいみたいな意味なのかな?
ガートの火葬場に着いて最初に目に入ったのは、布にくるまれた子供らしきものを抱いた女の人。
その人はお祈りが終わると子供を川に流すんだとおじさんが言っていた。
その少し横では火葬されている人がいて、燃える薪の中から足なのか手なのかがだらりと出ている。
そして火葬が終わった人の黒い遺灰を川に流している人。
その遺灰目がけて3人の子供たちが次々に飛び込んできゃっきゃ言いながら遊んでいる。
それら全てが今自分の視界の中に収まっている。
先へと案内されるが足がすくむ。
私はこれ以上何が見たいのか、何が知りたいのか、何かを理解したいのか。
でも理解が追いつかない光景に頭も心もいっぱいになっていて、言われるがままに3000年燃え続けている火を見に行って、カーストの上の人の火葬場もちらっと見せてもらった。
でももう本当にこの辺で心の何かがいっぱいで、キャパオーバーみたいな気持ちになる。
立ち去ろうとすると案の定おじさんが「ドネーションをくれ」と言ってくる。
おじさん曰く、貧しい人のために薪を買って寄付して欲しいと。
今となってはこのおじさんの手口だったのかなと思うけど、この時はもう感情が訳分からなくなっててその気持ちをどうにかしたくて、少しの足しにでもと数百ルピーを渡した。
すると「ノーノー。薪1キロで2000ルピーなんだ。何キロ買ってくれる?」
ホテルにお財布を置いて少しのお金だけ持って来てた私たち。
それを説明しても、さっきまで英語で説明してくれた人と同じ人かと思うほど通じない。
こんなとこまで来て、こんな光景の中で「お前もか!」と言いたい気持ちを堪えて、その数百ルピーだけ押し付けて逃げるように帰った。
「ちゃんと話そう。私はこんなのは嫌いだ。」みたいなことを言ってたけど、この時は一緒にいる友達を守ることと自分の感情を抑えることで必死だった。
逃げ帰ったホテルでは息子が楽しそうに遊んでいた。
ガンジス川のほとりに座っていた子供を抱いたお母さんを思い出す。
死んでしまったとは言え自分の手で子供を川に流すとか絶対むり。
宗教の中にある価値観を理解できない私には絶対にできない。
あのお母さんは、もちろん悲しい気持ちは母として変わりないんだろうけど、どんな気持ちで川に流すんだろう。
私がもし宗教というものを信じていれば出来るんだろうか。
バラナシで見たあのお母さんの後ろ姿は一生忘れられないだろうと思う。
いまだに全然分からないことだらけだけど、生きることと死ぬことと宗教とをあんなに感じ考える場所は、バラナシにしかないんじゃないだろうか。
↓すべてはここから始まった。
運の配分
大好きなキナリバザールにてスマホを掏られてしまいました。
ワンピースの口の大きいポケットに入れていて、自分でも何となく危ないかなと思っていたから、しょっちゅう服の上から触って確認はしていたんです。
カバンにしまってればよかったと今は思うけど、写真撮ったりするし出し入れが面倒になっちゃうんですよねー。
多分、数メートルの間にやられました。
その数メートルを思い返すと「やっぱインドは楽しいわー!!」と大声で言ってた記憶が蘇ります。
皮肉なものです。
すぐに気づいたもののスマホも盗った人も見つかるはずもなく。
やっちまいました。
狭くてややこしい所だし注意はしていたつもりだったけど、よく行くうちに油断してたんだと思います。
スマホを掏られる直前、思いつきで入ったお店で刺繍の可愛いボタンに出逢いました。
私、インドではそういう運は結構あって。
裁縫のパーツを探しにローカルのバザールに行って何気なく曲がった路地にドンピシャのお店を見つけたり、可愛いものを見つけたり。
その反面、インドのAmazon運はなくて、みんなは普通に届くものが、うちだけ勝手にキャンセルされたり届く届く詐欺で結局届かずうやむやになったり。
でも私が一番使ってる運は人との出逢いかな。
こないだも日本から来た友達とデリー観光しようと思ってた日にスクールが休みになり、急遽預けようと思った施設もお休みで、どーしよう?!ってなってたら、友達数人で丸一日子供たちを預かってくれたり。
今回のスリ事件も機転の利く友達に助けられ、その後の予定もみんながフォローしてくれて。
日本に帰る予定や旦那さんの出張なんかがあれば、必要なものはないか聞いてくれたり。
今回の件でも日本から心配して連絡してくれたり笑かして慰めてくれたり。
インドで出逢った人達はみんな温かくて気が利いて楽しくて、本当に大切にしたい大好きな人達ばかり。
こんな素晴らしい出逢い運もらってて、スマホ盗られたくらいで済んでよかったと思おう、、、
大好きな物にいっぱい出逢えるキナリバザール。
お店のおじさん達ともだいぶ顔見知りになって、ますます大好きな場所になっている。
悪意をもって隙を狙ってる人もいれば、油断してる姿を見せることで貧しさとかから出来心を生んでしまうこともあると思うと本当に反省です。
今度からはちゃんと気をつけて、被害者にならないように、加害者にもならせないようにしないとな。。。
今は昔のスマホで凌いでいます。
バックアップってほんと大事。
友達との写真の共有のためにGoogleフォトを使ってたとこだったから写真はほぼ損失なし。
あとは電話番号。
旦那とドライバーくらいは何かにメモしてポーチや財布やいくつかに分けて入れておくべきだなと思いました。
インドでスマホ、財布を無くすことは、日本では想像もつかないくらい危険な状態になりうるから。
結局こいつを使うはめになるとは。
やはり、タージマハルの悪口言った呪いか。。。
↓すべてはここから始まった。
タージマハルとアングリーはセットなんですか?
日本から来た友達とタージマハル。
私と息子は3回目。
何回来ても素晴らしい。
修復して前よりも白くて美しいなタージマハルが見れた。
やっぱり遠出する価値はある!
が、、、
ここは世界有数の観光地。
×インド。
何も起こらないわけがない。
パーキングで車を降りた瞬間から、「ガイドはいらんかねー?」「ガイドいないと入れないぞ!」とガイドガイドうるさい!
そんな人たちは透明人間。
見えないし聞こえない。
ひたすら無視。
タダで乗れるゴルフ場にあるみたいなカートもあったけど、せっかくだし色んなものに乗ってみようとリキシャに乗ることに。
息子も漕いでくれるお兄さんに「頑張れー!Please fast!」とか言って楽しむ。
チケット売り場に無事着いて、外国人用のチケットを購入。
これには水1本と中で使う靴のカバーが付いている。
隣の窓口へ行ってそれを受け取る。
ところが、靴のカバーだけで水はくれない。
中には持って入れないルールに変わったと。
帰ってきた時に渡すからまた来いと。
えー、ほんまにー??
おっさんのすぐ横にいーっぱい水置いてあんのにくれない。
まぁ実際、急にお店の一階部分しか営業したらダメになるインド。次の日から急に紙幣が使えなくなるようなインド。
えー、、、と半信半疑ながらも、入口へ進んで行く。
ふと見ると並んでる人が引き換え所でもらえる水を持っている。
セキュリティーにも何も言われず中に入ってる。
「あいつ嘘つきやがった!!」
セキュリティでは、私のカバンに入ってた息子のぬいぐるみがアウトだったらしく、クロークに預けてこいと言われる。
クロークは引き換え所と同じ場所。
これはついでに水もGETしてこよ。
友達には写真撮ったりしてて!と待っててもらい、息子と2人でクロークへ。
ちょうど誰も並んでなくて、一目散に引き換え所のおっさんとこに行く。
「おい、おっさん!水!Water!持って入れるやん。Inside OKやん!何嘘ついてんの?!」
私がめっちゃ怒った顔してたからかごにょごにょ言いながら水を1本渡してくる。
「もう1本!One more!友達もいたやろ?マMy friend also!!」
チケット1枚につき1本だから無理だ。もう1枚のチケット見せろと言ってくる。
「いやいやいや!!お前があかんって言うから行ったんやん!My friend waiting inside!Because you said can not bring water inside!」
いや、チケットがないとダメだ。
は?は??
「お前が嘘ついて渡さんかったから中入ったんやろーが!最初っからちゃんと渡してたらよかったんちゃうんか!」
こいつほんま許さん。
店先で、道端で、嘘ついてきてビジネスしようとしてくるやつの方が、まだ100歩譲って許せる!
何とかして稼いで食べていかなあかん人や養う家族がいる人もいるかもしれん。
でもこいつはただただ嘘ついて嫌がらせしただけやん。
ここで水渡そうが渡すまいがこいつに何もメリットないやん!
「だから!!My friend waiting inside!Because you said can not bring inside!You tell lie!!」
私もカッとなってるし、もうこれ以上言える言葉は出てこない。
何回も同じこと言い合ってどんどん声が大きくなってたら、クロークのおっさんが見かねて「もう水渡しとけ」とおっさんに言ってきた。
引き換え所のおっさんがばつ悪そうに水渡してきて、めっちゃ睨みながらそれを受け取る。
ほんで息子のぬいぐるみをクロークに預けて、引き換えの番号札貰おうと手を出したら「これはここに置いとくから大丈夫」と言ってくる。
いや、なんの証明もなく預けられるか!このくだり全部見てて私がお前ら信用できると思うんか!
「Please!!」
と手を出すけど、まだ「来たら返すから。分かるから大丈夫。」と言う。
違うやつに変わってたらどうすんねん!
また「これは渡せない、引き換えの番号札出せ。」って言うに決まってるやん。
「はよ!Give me!」
はいはいはい。って感じで番号札渡してきて、そしてそのおっさんの口から出た言葉に目が点になる。
「番号札無くすなよ。これがないと引き換えられないぞ。」
はぁ??
よー言うたな。数秒前までいらん言うてたやつがよー言うたな!
なんやねん!お前らほんっまになんやねん!
ぬいぐるみを渡したくなくてグズグズ言ってた息子も、母ちゃんの怒ってる姿にビビったのかめっちゃ姿勢よく私について歩いてくる。
中に戻って友達と無事合流して、タージマハル綺麗やなぁってなったけど、、、
ほんま、なんでここに来る度毎回毎回怒らなあかんの?
気分よく見させてーや。ほんまに。
中でもガイドとかGood cameraで写真撮るよって言ってくる人を無視。
そして案の定、私たちと一緒に写真撮ってくれって言う人の多いこと。
息子は「写真ばっかり!もういや!!」とインド人が近づいてくるだけで怒って逃げる。
最終的に、息子にスマホで写真を撮ってもらうのが一番平和だというとこに落ち着いた。
靴カバー映らないようにしてって言ったらできるし。
ちゃんと後ろのキレイなとこ入ってるし。
これインド人に撮ってもらったやつ。
なにこれ?ひどい。
あんだけセルフィー好きで撮りまくるくせに5歳に負けてますよー。
楽しかったしキレイなだったけどほんと疲れた。
タージマハルに怒らずに観光できる日が来ることを切に願います。
↓すべてはここから始まった。
インドdeサーカス
まずはライトなインドから。
お友達のSNSで見かけて、おもしろそー!と思ってたインドのサーカス。
https://in.bookmyshow.com/events/asiad-circus-national-capital-region-ncr/ET00081592
その日は日本から来た友達と買い物に行こうと言っていたけど、これ見に行く方がおもしろいんじゃない?!と思って提案すると二つ返事でGO!
息子も本当はスクールだったけど休ませてみんなで行ってきました。
平日ガラガラだとは聞いてたけど、旦那の会社も祝日の振替(?)で休みだったので、念の為ネットで席を予約しておいた。
着いたー!!
開演時間3分前に着いたのに、ほぼ誰もいなーい。
パーキング。って言うかただの空き地。
ゲートをくぐると天幕が張られている。
入場のところでネットで予約したQRコードを見せると、おじさんのところへ連れていかれた。
ここでQRコードを見せると、バーコードをピッとしてチケットくれる、、、
わけではなく、QRコードと一緒に小さく書かれてた数字とアルファベットの予約番号みたいのを、決してネット予約用ではないその辺のノートにメモって終了。
デジタルなのかアナログなのか、便利なのか不便なのかわからんシステムでチケットGET。
なんやこれ。
中に入ると同時に音楽がなり、サーカスが開演。
聞いてた以上にガッラガラ。
舞台から同心円状に、前から350ルピー、250ルピー、一番外側が100ルピーの席。
一番いい席で約550円。
やっす!
中はめっちゃ暑い!
大きな扇風機の前の席に座ったけどそれでも暑い!!
いろんな意味でハラハラ。
組体操?
ちなみに、この後ろのブースで2人のお兄さんがよく分からない音楽を生演奏。
おばちゃんが旗持って2周して帰っていくやつ。
なにこれ?
どういう気持ちで見たらいいの?
ほんで小さい馬も2頭歩いてたけど、これ以外で一切出番なし(笑)
円柱の上に板置いてバランス取るやつ。
おばちゃんのセルライトが気になって気になって仕方がない演目。
ローラースケート。
首と首をロープで繋いでクルクル回る。
ちなみにこのおじさんよく登場していろんな演目やるんだけど、ダイアパークにいる車のドア開けてくれるおじさんに激似。(分かる人には分かる例え)
火を吹く
横ではおばちゃん2人がやる気のないひげダンスみたいのを踊ってる。
自転車芸。
やはりおばちゃんたちのセルライトに目がいく。
自転車降りずに手で車輪を回してる芸が地味すぎる。
他にもなわとび、トランポリン、犬やオウムの芸、丸い玉の中でバイク3台が走るやつとか色々。
まぁまぁ失敗するし、ボール3つでお手玉みたいにする素人でもちょっと練習したらできそうなやつも危うくなって一瞬で終わったり、
どれもこれも必ず突っ込むところがある面白いサーカスでした。
何より印象深いのはやはり芸達者なおばちゃんズ!
1日3回公演を毎日休みなくやってるとは思えない体型。
運動すれば痩せるという概念を見事に打ち砕かれ、むしろあの体型であんな動きやこんな動きができることにリスペクトすら覚えました。
9月9日までらしいのでインドにいる人は是非とも見ておくべし!
↓すべてはここから始まった。
インド凝縮週間
日本から友達が遊びに来てくれました。
半年に1回くらい熱烈に勧誘していたくせに、いざ来てくれるとなると貴重な休みとお金をインドに使わせていいのか、申し訳なく感じてしまう私。
よくこんな国に遊びに来る決意をしてくれたなぁと。
インド在住の私の友達からも、会う度に「インドへようこそ!」「遊びに来てくれるなんてめっちゃいい人!」「よくこんな所へ。」的なことを言われていました。
みんなの歓迎の熱がすごい(笑)
彼女がインドにいる間は私達も一緒にインド観光を満喫。
デリーで遺跡巡ってショッピングして、アーグラでタージマハルにアーグラ城、バラナシ旅行にインドサーカス。
バカバカしいインドからヘビーなインドまで、しっかり堪能しました。
また少しずつ記録していこうと思います。
私、旦那、息子、彼女、全員O型の自由すぎる一週間。
毎日顎が痛くなるほど笑って気もノリも合う彼女だけど、実は私達、会うの4回目!
夫婦で行った屋久島で彼女と出会ったのは、2012年の金環日食。
それから、出産前、インド引越し前と会いに来てくれて、4回目の逢瀬はついにインドで。
仲良くなるのに時間は関係ない。
息子も、朝起きて親より先に彼女を起こしに行くほど大好きになった。
居心地のいい関係。
きっと彼女も同じように感じてくれてるはず。
会いに来てくれてありがとう。
↓すべてはここから始まった。
4年目突入
インドに来て丸3年が経ちました。
あれ?
この頃には帰ってるはずだった、もしくは帰る目処がたってるつもりだったのにな、、、
先のことは全く分からぬまま4年目に突入です。
一時帰国の日本のコンビニで、2円足りなくて「ま、いっか。・・・・・ってよくないわ!!ここ日本!」ってなるくらい、人並みにはインドに順応しました。
腹立つことも呆れることも予想の斜め上をいくことも日本で暮らす一生分は経験し、諦めることを覚え、やっと自分にあったインドの楽しみ方も分かってきたこの頃です。
息子も、春から夏にかけて同じスクールのお友達が一気にいなくなり、スクール嫌がるようになるかと思いきや、スクールもお勉強も楽しいらしい。
動物の進化の過程とか、なんで火が燃えるかとか小学生の理科みたいなことを習ってきては話して教えてくれます。
先生やドライバーさんと英語で話し、家に電話がかかってくると「キャー?(ヒンディー語で何?って意味らしい)」と出てくれます。
私の英語は来た頃からほぼ変わってないけど、息子の進化っぷりはほんとにすごい。
いつ日本に帰れるか知らんけど、これからも頑張れ!
私は頑張らぬ!!
↓すべてはここから始まった。
4歳の発想
久しぶりに息子の記録。
旦那の帰りはいつも8時半から9時くらい。
息子は、寝る準備や片付けをする時間だからなかなかお父さんと一緒に遊べない。
「いっぱいお仕事するから遅くなるんやろ!こんだけ(手で小さいを表現)くらいしかしーひんかったらいいんや!」と怒る。
土曜はいつもちょっと夜更かしして遊んでいい日。
遊びながらだんだん眠くなってくると「目がくもってきた」と言う。
表現がおもしろい。
自転車に初めて乗れた日。
それはもうめっちゃくちゃに褒めてやった。
褒めたおしてやった。
当の本人は、なんてことないってすまし顔。
だけど寝る前に
「なぁ、お母さん。今日ボク何がすごかった?」
褒められて嬉しかったんやな。
公園で遊んでて自転車で転けた。
みんながいるから「大丈夫!」と強がったものの痛かったのと恥ずかしかったのとで私に怒ってくる。
「自転車はよ起こして!重すぎる!磁石か、これは!!」
地球と自転車が磁石になったらしい。
まだまだ寝たくない。まだまだ遊びたい。
「もう夜やで。寝る時間。片付けよ。」
「じゃあボク、まだ夜じゃない国に行く!飛行機乗って行くからな!そしたら遊んでいいやろ!」
時差を利用して反論してきた。
「Sちゃん(友達の兄弟の赤ちゃん)に走り方教えてあげる夢見てん!手繋いであげてん!」
後日、本人にこの話をする息子。
「あんな、Sちゃん。夢で車の走り方教えてあげたんやで。」
そっちの走り方!
車の走る仕組みかい!
母はあなたの車愛なめてたわ。。。
絵本を読んだ時。
ももたろうが生まれる時の絵を見て
「この桃どうするん?フルーツタイムで食べるん?」
なんやその時間。
日本で幼少期を過ごした母はそんなタイム知らんぞ。
大事にしている猫のぬいぐるみ。
タンザニアに行ってからはライオンも好きになり、ライオンキングのシンバのぬいぐるみも仲間入り。
旅行に行く時、さすがに2匹連れて行かれると荷物になるし「どっちか1人だけなら連れて行っていいよ」と言った。
悩むだろうなーと思ってたのにあっさりと猫のぬいぐるみに決めた息子。
こっちが拍子抜けして「シンバはいいの?」と聞いてしまった。
「うん!シンバは猫ちゃんの予備やねん!」
予備。。。。
シンバ、ドンマイ。
寝言で「もー!寝たい!」
大丈夫、寝てるから。
テレビを見たかった息子。
「見てもいいけど寝る時間になったら終わりやで。テレビ見てたら遊ぶ時間なくなるけどいいの?」
「うん!いい!テレビ見る!」
そして寝る時間。
案の定、遊ぶ時間がないと怒る。
時間には限りがあることを説明すると
「じゃあボク時計がないおうちに住みたい。ケータイも時計見れなくする!」
そういうことではない。
寝る時間が来ると、片付けたくない、まだ遊びたいとほぼ毎日泣く。
1日の終わりにいつも泣いてるやん。
「じゃあ早く寝て夢の中でもいっぱい遊べばいいやん。」
我ながら息子に効きそうないい発想。
しかし息子は
「いっつもお母さんの夢ばっかりで全然遊ぶ夢見れない!」
えー、なにそれ。
可愛すぎるやろ。
めっちゃキレてるけどめっちゃ可愛いやん。
↓すべてはここから始まった。