嵐のような毎日
あれよあれよという間に引越しの第2弾。
と同時に掃除や手続き関係を一気に済ませる怒涛の日々。
ゴミ箱、換気扇、生ゴミ処理機、冷蔵庫の引き出しなどを片っ端から洗って干して、家の周りの草を引いて汚水枡の掃除をして、お友達に開封済みの調味料などを引き取ってもらって、洗濯機やガス機器の水抜き、ネット回線の撤去工事、そこらじゅうの拭き掃除、写真立てや電話など出ているものは全部クローゼットなんかに片付けて、掃除機かけてスチームもかけて。
おそらく人生でも何番目かに入る働きっぷりやったと思います。
とはいえ、子供は実家に預かってもらっていたので、物事が思い通りにポンポンすすむのが爽快で1人でハイになってました。
普段なら台所へ立った瞬間に子供が駆け寄ってきて、足にまとわりつきながら
「だっこ しよ!!」
「ちょっと待ってなー」
「あかんのー!ぎゃー!」
軽くかわしつつ冷蔵庫を開けると見えるジュース
「ジュース のも!」
「今飲まへんよ」
「ジュース ほしーー!ゴクゴク しよ!ぎゃー!抱っこー!」
とりあえず抱っこをすると棚の隙間に隠したおやつが見えて
「あ!あれがほしっ!」
「もうすぐご飯やからな」
「ほしい!あむ しよ! 食べよ!」
てな具合で一つ一つがなかなか進まないですから。
○○したい!と言う代わりに○○しよ!と言ううちの子供。
提案してやってるんやから○○しようぜ!って感じがちょっと笑えるんですが、余裕がない時やと「しません」と真顔で応えてしまいます。
なので、スムーズに片付いていく家を見て半端ない達成感を味わえました。
旦那に銀行の残高を聞かれてゼロ一つ少なく答えて絶句させたり、完全に乾いたと思った冷蔵庫の棚がまだ乾いてなくて床が濡れて盛大にすっ転び手首を負傷したり、ガス屋さんに払わないといけないお金を用意し忘れてて下ろしに行く間ガス屋さんに留守番させてしまったり、車の保険の手続きで勘違いして関係ない書類を会社に送り付けてしまったり、ちょいちょいヘマもやらかしましたが何とか無事準備が整いました。
最後に市役所へ転出届を出しに行きました。
転出届けに転出先を書くのだけど、詳しい住所が細かいところまで不確かなので、それでもいいか聞くと、ただインドとかけばいいとのこと。
書いた。
インド
インドの文字を書いただけで一気にうさんくさい1枚に仕上がりました。
今どきの詐欺師もビックリのいかがわしさ。
そして極めつけは、友達に買い取ってもらった自動車。
直前まで動いてたのに一緒に車に乗った瞬間に運転席のパワーウインドウが動かなくなりました。
暑くて窓を全開にしたら、そのまま閉じなくなり焦ったー。
別れを惜しんでくれてるのか。
走り去っていく後ろ姿を見て景色が滲みました。
↓すべてはここから始まった。