初めての病院
ある時、息子がもじもじしながら「いたい おしっこ いたい」と言い出しました。
色々調べてみたけど、膀胱炎、尿道炎、男の子は汚れがたまりやすく炎症を起こすことがある、とのこと。
日本でなら、さっと受診するんだけど、ネットで調べつつとりあえず様子を見ることに。
翌日はほとんど言わなかったのに、またその次の日には「いたい~」と言い出しました。
なので、意を決して受診することに。
受診に関しては日本語対応のサービスがあります。
登録してカードをもらっているのでまずそこに電話。
日本人が症状や希望の病院などを聞いてくれます。
その後、現地の日本語ができるスタッフから折り返し電話がかかってきて、病院の予約や時間、待ち合わせの案内をしてくれます。
流暢すぎて聞き流してしまいそうな日本語を必死で聞き取り、予約完了。
「それでは、○○時に赤ちゃんのところでお待ちください。」
小児科の受付があるのかな?
泌尿器科で予約してもらったけど、とりあえず小児科で見てもらうんやな。
予約の時間に間に合うように、運転手さんに頼んで病院へ。
大きい!
しかも、めっちゃキレイ!
ホテルみたいなロビーに噴水があるし!
おー!と思いながらも、小児科を探さなくては。
オドオドしていると、病院のスタッフらしきおじさんが話しかけてくれた。
えーっと、小児科って何て言えばいいんやろ?
あー、分からん、どうしよ。
英語が分からないと思われたのか、ものすごくゆっくり「Can I help you?」と言ってくれた。
それは分かってるんやけど、何て答えていいか出てこなーい!
そや!
案内のカード見せてみよ!
「ディス!アイ ウォント ディス スタッフ!!」
「OK!」
え?
今ので伝わったんや?
おじさんの理解力に驚愕しながら付いていくと、ほんとにそこのスタッフに会えた!
センキューセンキューとペコペコしてると、紹介されたターバンのおじさんが流暢な日本語で座って待ってろと言う。
座った隣にこれ。
(パンフレットより)
赤ちゃんてこれかーい!!
私は子供の受診やから、てっきり小児科のことやと思ってた。
にしても、でかすぎるやろ。。。
ターバンのおじさんに渡された書類に症状などを記入する。
項目が日本語で書いてあるから「いいやんな?いいやんな?」と思いながら普通に漢字も平仮名も織り交ぜて書いてみた。
「排尿時に陰部の痛みを訴えますね?ではこちらにお連れします。」
すごー!
漢字もめっちゃ読めるんや!
でも、すごい丁寧なんだけど、微妙なイントネーションの違いのせいなのか、なんかちょっとニヤニヤしてしまう日本語。
ターバンのおじさんに言われるがままに部屋に入り、先生との通訳をしてもらって息子の診察をしてもらい、薬をもらうのも会計も全部やってくれるので、とっても安心でした。
で。
うちの息子はなんで痛がってたんだ?
診察の感じで膀胱炎とか尿道炎ではなさそうやったけど、、、
やっぱり汚れがたまって炎症を起こしてた感じなのかな?
診察室では何となく聞けなかったから、やっぱりちゃんと聞いとこ。
「えっと、なんか炎症を起こしてたんですかね?」
「はい。彼は不潔でした。」
。。。
そうですか。
なんかすみませんでした。
家に帰って、言われたとおり薬を塗ろうと箱から出しました。
これ。。。
新品なんですよね?
箱めっちゃキレイやのに。
もちろんちゃんと未開封でしたが、なんでこんな潰れてるんよ。
息子はその後、痛みを訴えることもなく元気になりました。
またひとつ経験値が上がった出来事でした。
清潔にしよ。
↓すべてはここから始まった。