着々と性格が悪くなってく私

何かといちいちトラブルがつきまとうインドの日々。




お友達に、お土産の買い物に付き合ってもらったある日のこと。


お土産にちょうどいいカレーパウダーを教えてもらってお店へ向かいました。


「○○のカレーパウダーがほしいんだけど?」と友人。

「オー、マダム。今日は売り切れてしまったんだ。100個も買っていったお客さんがいたからさ。」
※インドでは奥様達はみんなマダムと呼ばれます。
そう、私も含め。

「えー!グルガオンからわざわざ来たのに?デリバリーしてくれないの?」

「それはできないよ、マダム。明日なら注文して揃えておくよ。」

「でも遠いのよ?ちなみにお店は何時から?」

「10時からやってるよ、マダム。」



無いものはしょうがない。

予定が空いてた私が取りに来ることで話はまとまった。



「紅茶サービスするからさ、マダム。」

「私が取りに来るからね!10時からやってるんよね?私は彼女みたいに英語できないからね!ちゃんと用意しといてよ?紅茶も3人やし3つやで!10時ね!」

「もちろんさ、マダム。ステキな帽子だね。忘れないさ。」


ニット帽取ったらただの短髪のおっさんやぞ?!
と言いたかったけど、そんな高度な英語しゃべれないし不敵に笑ってお店をあとにした。






そして次の日。


息子をスクールに送ってそのままお店へ向かう。


10時40分くらいに到着。


よっしゃいい感じに来れたぞ。




ん??



ん????




シャッター閉まってへん?!




店の前に数人のインド人男性。


ドライバーさんが窓を開けて声をかけてくれた。


すると、その中の1人がやってきて「昨日の50個注文の人だよね?」と。


それそれ。
数も間違ってない。


で、どゆこと?!




「今日は店がまだ開かないんだ。多分12時には開くよ。」

「はぁ?!いや、12時じゃねーよ。
Yesterday said 10 o'clock open! I have to pick my son up at 12:30 in grugaon! 無理やん!は?わざわざ昨日言われたから来たんですけど?どうゆうこと?!」

困ったなぁ、みたいに┓(゚~゚)┏するから余計イライライライラ。

すると昨日話してたお兄さんもいたらしく、近づいてきた。

「Good morning マダム。ソーリーソーリー。でも僕らも開かなくて困ってるんだ。鍵を持ってる人が来なくてさ。12時までには開くさ。いつもは10時に開いてるんだぜ?」

英語聞き取れないので多分こんなことを言ってた。はず、、、

「いや、そんなん知らん。I don't know! そんな事情いいし。みんなでだべってんと電話するとかなんかしろや!Call your boss!」

「わかったわかった、マダム。あと5分で来るさ。」

「あぁ゙ぁ゙?!どの口が言うとんねん!お前さっき12時言うたやろが!Why?! 5 minute?! ほんまやな?5分待って来んかったらどうするん?!何かあったらすぐ5分とか言いやがって、5分やったことないやんけ!なんでそんなアホみたいな嘘つくわけ?!」
(最後のは普段からの不満を八つ当たり)

「。。。(苦笑い)」

「My friend go back Japan today! We need today! 昨日も言うたし何回も確認したやんな?ぜったい用意しとく言うたよな?あぁ゙?」



お兄さんは全部私の脳内日本語訳だけど、私のセリフはほぼまんま。

めっちゃ怒ってることは伝わったらしく、最初のお兄さんが再度登場。


「ソーリー、マダム。わかった。3時か4時には必ず届けるから住所とフォンナンバー書いてくれないか?」

「ちっ、しょうがないなー。ほんっまに届けてくれるやんな?絶対やんな?絶対??promise? grugaon OK? derivery? today? 4 o'clock までやで、絶対やで!!」

「OK!OK! 絶対届けるから。ディスカウントするから許してよ。届けるから待ってて。」

○○%言うてたけど聞き取れず、どんだけ負けてくれるか分からなかったけど、とりあえずもう帰るしかない。


念を押しに押して、メモにアドレス、フォンナンバー、名前、欲しい数を書いて渡して帰る。




友達に伝えると、同じように怒って店に電話してくれた。

英語で私が言いたかったことを全て伝えてくれた上に、ちゃんと値段交渉もしてくれて頼もしすぎ!

全部で3900ルピーで話がまとまったらしい。


こういう時ほんと英語が喋れたらと思う。。。






そして。


2時。


私の電話が鳴る。


「ハロー、マダム。 ○!※□◇#△! 」

あぁ、やっぱり電話だと英語何にも分からんわ。。。

でもきっとこれはあの店からだ。

「カレーパウダー?マイアドレス?」

「yes!!」

「は?わざわざ書いて渡したやん?そっちが書けって言ったんやろ?私のメモ帳使って!あーもう!マイアドレス イズ。。。。。」

「OK! Thank you!」





2時半。



ピンポーン!


来たーーーーー!!


ほんまにちゃんと来た!!

しかも早い!!



昨日今日では見たことないおじさん。


手には納品書(?)。


ん?


4200ルピー?


何ちゃっかりぼったくろうとしてるわけ?



「NO!!We promise one 65 Rs! total 3900!!」

「OK!!」

店に電話して確認するおっさん。

「OK! 3900!(^_-)-☆」

ウインクじゃねーよ!


「Check OK?」

「もちろんさ!」


箱を開けるとカレーパウダーの容器がぐっちゃぐっちゃになってる。

箱から出して並べて数えようとすると

「箱の中に並べたらいいんだよ。さっさっさっさっ。ほら、ワン、ツー、スリー、、、ちゃんとあるだろ?マダム。」

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「せ、せやな!ちゃんとあるわ。OK! Thank you! 」

「じゃあな!(^_-)-☆」


だからウインクじゃねーよ!


くそー!
インド人は計算とかに強いらしいけど、すっごい腹立つー!





と、ここまで書いてて思ったけど。


お兄さんたちはちゃんと出勤してきてお店が開いてなかったんやから、そない怒ることもなかったかな?

結局遠くまで届けてくれたし、時間も守ってくれたし、値段も負けてくれたし。

明らかに嘘と分かる嘘をつくとこは腹立つけど、なんか憎めないんだよなー。



必要以上に怒っちゃって、てへぺろ





ん?

何やったか?

何か忘れてるかな?










紅茶ーーー!!!


サービスするん違ったんかい!!!















↓すべてはここから始まった。