言うたもん勝ち
海外に暮らしていると、色んな場面でその国の常識的な線引きがどこなのか、分からないことが多々あります。
家の設備などに関する要望も、どこまで管理会社がやってくれるものなのか。
分からないのでとりあえず何でも聞いてみることにしています。
コンセントに指すタイプの虫除けが無くなってたのも、どこに売ってるか聞こうと思って「これ、、、ないんやけど、どこに」と言いかけると「OK」と新しいのを持ってきてくれたり。
くれるんや。買わんでいいんや。
家のここにカバンをかけるフックが欲しい。
掃除のお兄さんに言うと、管理会社からまた違うお兄さんがやって来て、壁に釘を打って帰ってくれたりします。
フックが欲しいんやけど、、、
ま、掛けれたらいっか。
備え付けのフライパンの取っ手が取れた時も、ダメもとで「交換してくれる?」と言ってみると、次の日に箱に入った新品をくれたり。
ダメなら買おうと思ってたけど、ラッキー。
2階建てのお店でそれぞれの階でお会計をしないといけないシステムだったらしく、違う階へ商品を持っていこうとすると止められる。
恐ろしく仕事が遅いレジに何回も並びたくないから、もう一回「下へ商品持って行きたいんですけど、、、ダメ?」と言ってみると、「じゃあついて来い来い」と一緒に下に付いてきてくれて移動させてくれたりします。
日本だったらダメなものはダメって言われてしまいそうだよなぁ。
カフェに入って頼んだコーヒーが、ただの茶色いお湯だったりして文句を言うとOKが出るまで5回も煎れ直してくれたり、、、
いや、これは文句言うべきだし、だいたいカフェでコーヒー5回も煎れ直さなちゃんとしたのが出てこないのが問題やけど。
スーパーでいつものコーンフレークを買おうと箱を手に取ると、“Free”の文字と共にボウルの写真が印刷されていました。
このボウルがタダでもらえるんやな。
そう解釈して商品の棚を見渡しても、それらしきものは置いていない。
これはレジでもらえるのかな?
そう思ってお会計をしにレジへ。
パッケージを指さして、これもらえるの?と聞いてみる。
首をかしげながらサービスカウンターに行けと言われました。
そっちでもらえるのね、ふーん。
で、サービスカウンターに行って、また「コレ」と指をさすと、数人でゴニョゴニョ言いながら首をかしげている。
無いんかな?
もしくは私の思い違いで何かに応募しないともらえないとかなんかな?
絶対欲しいとかちゃうし時間かかるんやったらもういらんなー。。。
でも「もういいです。」って英語でなんて言えばいいの?
あー、もらうのも断るのも面倒臭いなぁ。。。
そんなことを考えていると、1人がカウンターの奥に消えていった。
そして出してきたのがこれ。
全然違うやん。
しかもなんかボウルより全然いいタッパーやん。
これもらっていいのん?
なんで?
どっから出てきたん?
帰って開けて気付いたけど、重なって2個もありますやん。
ほんまにもらっていいの?
ということで、言うてみたらこんなん貰えてしまった。
箱に印刷されてたボウルは、違うスーパーのレジで普通にポイッと渡され貰えました。
ぼったくろうとしてきたり、嘘ついてきたり、お釣りがないからってガム無理矢理買わせたりするくせに、そこはOKなんや?!
インドの線引き、まだまだ分からんなぁ。。。
↓すべてはここから始まった。