お釣りの概念

インドに暑い季節がやってきた。

 
 
 
プールに入るなら腸チフスの予防接種はしておいた方がいいと色んな人から聞く。
 
罹ると相当悲惨らしい。
 
 
息子は日本で受けてきたけど、親は受けてこず。
 
 
それプラス、息子が高熱を出して血液検査をした時、ビタミンDが不足していると検査後に電話で言われていた。
 
その説明もきちんと聞きたいし、日本の先生の予約と予防接種の予約をした。
 
 
 
 
 
予約前日。
 
 
 
昼過ぎに電話が鳴る。
 
病院のサポートサービスからだ。
 
 
「あなたは明日、血液検査の結果を聞きたいですね?」
 
「はい。」
 
「日本人の先生の予約ですね?」
 
「はい。」
 
「日本人の先生は明日から1ヶ月いません。」
 
「えっ!!!!」
 
「なので明日は小児科の先生に説明を予約します。」
 
 
そんなん、わざわざ日本人の先生予約した意味ないやん!
 
いくら日本語ができるとはいえ、微妙なニュアンスとか言葉の選び方とかで、ほんとに知りたいことが分からなかったりする。
 
 
不潔でした。とか言うやん!(こちら)
 
だからやん!
 
だからわざわざ日本人の先生指名しとんねん!
 
そんなん、1ヶ月もいーひんとか、もっと前から分かってたんちゃうんかーーー!!
 
 
「いや、日本人の先生がいいんです!今日に変更できますか?」
 
「はい。では何時がいいですか?」
 
もう昼も過ぎとんのに時間限られてるんやから聞くなやー!
 
「何時なら予約できますか?」
 
「4時はあいてます。」
 
「じゃそれでお願いします。予防接種もできるんですよね?」
 
「はい、分かりました。大丈夫です。」
 
 
あーーーー、もう。
 
予定狂うわー。
 
イライライラ。
 
 
 
 
バタバタと病院に行き、無事、息子の検査結果を日本人の先生と一緒に小児科に聞きに行った。
 
 
ビタミンDが不足しているのは、日光をあまり浴びてないかららしくサプリメントを処方される。
 
インドで日光浴びろって言われたって、もうこの季節、日向で遊べば暑いし、冬は空気悪くて咳出るし、どうせーっちゅーねん!
 
ちょうどいい季節短すぎーーー!
 
 
 
 
 
 
そんでお次は私の予防接種。
 
 
こちらは保険適応外の自己負担になるので、自分でお会計。
 
 
先に診察料を払うシステムらしく、カウンターに行く。
 
 
「375ルピーです。」
 
500ルピー札を出す。
 
引き出しを開けたりしてゴソゴソしているお兄さん。
 
「細かいのない?」
 
ほんとはピッタリあったんだけど、それを出すと細かい手持ちがなくなってしまう。
 
それもなにかと不便なので「ない」と嘘をついた。
 
 
さらに自分のポケットをゴソゴソするお兄さん。
 
ジャラジャラ出てきた小銭を数えると28ルピーしかないらしく、困った顔で差し出された。
 
いや、全然足りひんやん!
 
 
ここで諦めてちょうど支払っとけばよかったものを、なんだか意固地になってしまって出さずに粘る。
 
 
更にガサゴソ探してくれてるけど、時間かかるー。
 
すると隣の受付だか、お兄さんのポケットだか知らんけど、何処からか100ルピー札が出てきた。
 
その100ルピー札と一緒にさっきの28ルピーを、首を横にクイッとしながら渡してくる。
 
 
は?
125ルピーちょうど返せるやん。
 
なんで128ルピー渡してくるん?
 
「??3ルピー、、、」と言いかけると、また首をクイッとさせながら「ティケ(OK)!」と言ってくる。
 
 
なんか3ルピーもらった。。。
 
 
 
 
普段からスーパーや八百屋で買い物しても、お釣りがないからとガムや飴を渡されたりする。(買わされてるとも言う。)
 
「次の時払う」と言われて「それいつよ?次来ても絶対忘れてるやん!」と突っ込んだり。
 
 
細かいのがないと言って、今回みたいに多くお釣りをくれたりもする。
 
 
さすがに大きな病院で、しかもロビーにホテルみたいな噴水みたいなんがある病院で、お釣り用意してないとか適当とかありなん?!
 
 
 
バイトのレジ閉めで、5円合わないだけでみんなでアワアワしてましたよ。
 
 
お金の管理、いったいどうなってるんやろ?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
↓すべてはここから始まった。