インドでトイレトレーニング
息子のトイトレ総まとめ。
ただの育児記録です。
一番はじめにトイレへ行ったのは、確か2歳8ヶ月頃。
たまたま朝起きたらオムツが汚れてなくてトイレへ座らせてみたらおしっこが出来た。
そしてその日にたまたまうんちもおトイレで出た。
その日は2人で大喜びしたものの、この頃絶賛イヤイヤ期だった息子は次の日からはトイレに座ることはなかった。
そして、3歳2ヶ月頃。
そろそろトイレに行けそうな気もする。
日本からトレーニングパンツも買って来てはいたが、私が面倒くさがってなかなか始められずにいた。
日本ならショッピングモールには必ずと言っていいほど子供用トイレがあるし、そこらじゅうにコンビニもある。
一時帰国すると、うっかり床に荷物置いちゃいそうなほど、どのトイレも綺麗に掃除されている。
出先でトイレに困ることなんて今の日本じゃほとんどないだろう。
インドでは同じようにはいかない。
大人ですら「ここでは無理!」と思うトイレは多い。
比較的新しいショッピングモールに行っても信じられないくらい床も便座もびっちょびちょに濡れてたりする。
行ってみたい場所があっても、それがローカルな地区だと“行けるトイレがない”という理由で食事を諦めたり、長居できなかったりする。
今まで子供のオムツを変えるのも、おしっこなら放置か車の中。
うんちの時は確実に綺麗なトイレがあるホテルに立ち寄るか、最悪トイレの蓋の上に立たせて「お母さんの肩以外触るなー!」と叫びながら格闘して変えていた。
おむつ交換台なんて見つけた日には感動もの。
だから「トイトレなんてもういい。いつか勝手にできるようになるだろ。」と思うことにしていた。
ところがこの頃、同じ月齢の身近なお友達が急にトイレ行けるようになったと聞く。
もしかして息子ももう出来る?私がサボってるから出来ないだけなの?
と妙に焦ってしまう。
親の都合で見送ってたトイトレを、今度は親の都合で急に始めることにした。
ある土曜日。
息子の好きな緊急車両のイラストのトレーニングパンツを見せると、案の定履きたがる。
トイレに行って補助便座を使って座らせてみる。
「ここでおしっこもうんちもできるように練習しようか。そしたらお兄ちゃんパンツ履けるんだよ。おトイレでできたらご褒美にシールも貼ろうか。」
お兄ちゃんパンツとシールにつられて元気よく返事をする息子。
漏らさないかそわそわしながら時間を見計らってトイレに誘ってみる。
シールが貼りたくて素直にトイレに行く息子。
タイミングよく一発目のトイレでおしっこが出た。
2人でハイタッチして「できたなー!やったーーー!!」と大喜び。
「おしっこ出そうやなーと思ったら教えてな。そしたらまたトイレ来てシール貼ろうな!」
「うん!」
30分ほどして遊んでる息子のところに行くと、ん?ズボン濡れてない?
「おしっこ出たん?」
「うん!」
「出てからでもいいし教えてな。」
「うん!」
出とるやないか。
気持ち悪さは感じてない様子。
返事だけはいっちょまえやな。
その後も、こっちがそろそろかなと思ってトイレに連れていくと出る。
でも息子からは出そうとも言わないし、出た報告もない。
次の日も同じ。
うーん、、、。
トイトレ3日目は月曜日でスクールへ。
着替えを多めに持たせて先生にトイトレ中だと伝える。
帰ってくると案の定、着替えている。
帰りの車のなかで漏らさないかドキドキしながら帰って、家に着くとトイレに行くが出ない。
そのすぐあとに遊んでいる息子のズボンが濡れているのを発見。
午後、公園で遊んでいる最中もおしっこが出てしまってこっちが気付いて帰って着替える。
出てしまっても全然言わないし気持ち悪がってない。。。
お尻の皮膚感覚どうなっとると?
これならオムツ履いてるのと同じじゃね?
それとも最初はこんなもんなの?
オムツの時の方が出たこと教えてくれてたんですけど、、、
もやもや考えていると、う~ん、いい匂い。
機嫌よく遊んでる息子のお尻から。
ダメとは分かっていても「なんで言わへんねん」とイライライラ、、、
シャワーのところで息子を洗って着替えさせ、1人で後片付け。
シャワールームの床を流している時、シャワーの水圧で壁に当たった水を顔に浴びた。
。。。。。
心折れる。
たった4日で、心、折れる。
はいはいはい、もうやめーーーー!
オムツでいきまーす!
無意味にイライラするのも、無意味にイライラされる息子もおしまーい。
こうして我が家のトイトレはたった4日で幕を閉じました。
それからは終日オムツ。
朝起きた時、出かける前後、寝る前など、キリのいいタイミングでトイレに座らせることに。
出かける時もトイレの心配しなくていいし、ネパール旅行もオムツじゃなきゃ多分行けなかった。
これでいいのだ!
そうこうしているうちに、トイレに座れば条件反射なのかちゃんとおしっこが出るようになり、タイミングがよければうんちが出来ることも増えてきた。
一時帰国でもトイレに行けるところをじいちゃんばあちゃんに見せたくて最初は張り切って行っていた。
でもだんだんとトイレに行くのをを面倒くさがり、トイレに行けば出せるのにわざとオムツに出しちゃうようになる。
この頃はトイレ以外でも指示されるのを嫌がり、言い訳をしたり私の口調を真似て「今車並べてるところでしょ!」とかなんとか言ってトイレに行くのを拒否していた。
一時帰国からインドへ帰ってからもそんな感じで、私が出るかなと思うタイミングで誘おうと「トィ」くらい言っただけで「行かないの!!!」と泣く始末。
このまま言い続けても嫌になるだけっぽいし、泣かれると私もイライラしちゃうから、またここでトイトレ諦め期が来る。
そのうちどうにかなるだろうとほったらかしにしていた。
3月になり、4月からはナーサリー(日本でいうところの年少さん。) というちょうどいい節目。
何気なく息子に「もうすぐ4歳になるしお兄ちゃんパンツ履けるようにならなあかんなー」と言うと、「うん、履く!4歳の時レゴ買おうな!」
おう。自分から物で釣られる作戦持ってきたか。
よし、じゃあまたやってみよう!
シールが貼りまくられたポスターとは別に、ちゃんと枠を書いたカードを作る。
シールが溜まれば好きなおやつを変えるシステムにする。
今回は本人もやる気っぽい。
「これ貼っていっぱいになったら4歳やな!」と言っている。
初めは漏らしちゃったりしたけど、2日目にはおしっこも失敗しなくなった。
オムツとトイレ併用してたグダグダ期に、トイレに座れば出るようになってたからおしっこは問題なくクリア。
遊びに夢中になってトイレを嫌がり漏らすパターンはたまーにあるけど、誘い方とかこっちの言い方でほぼ行けている。
同じくグダグダ期に、朝のトイレが習慣になりつつあったので寝てる間にオムツが濡れることもなくなり、夜もいきなりパンツにしてみたけどまだおねしょはしたことなし。
うんちの方は「おトイレでうんち出そう!」が言えるようになり、トイレで出せる。
ただ、たくさん溜まっていても1つ塊が出ちゃうと「もう終わり!」と言ってまた直後にトイレに行くと言うのが続いたのでこんな絵を描いてみた。
食べ物が口から入って行くのを指でなぞりながらお話して、「ほら!まだこの第4ターンにうんちくんがいるで!うーんってしたら加速して優勝するかも!」と息子の好きな車の話に絡めて促すと、最後まで全部出し切れるようにもなった。
スクールでも着替えて帰ってこなくなったし、こっちもどのタイミングで誘えばどのくらいもつかも分かってきた。
出先でトイレと言われても大丈夫なとこにしか出かけてないのもあるけど、今のところ出かけるのも困ってない。
補助便座がない時は便座に横座りすればいいことも友達が教えてくれて、腕をプルプルさせながら支えることもなくなった。
よし!!!
トイトレ完了ーーーーー!!!
↓すべてはここから始まった。