ありがとう、さようなら、こんにちは
2歳過ぎから約3年半。
ローカルのスクールに通った息子が卒業しました。
インドに引っ越してきてまだ右も左も分からない頃、友達に付いてスクール見学に行った。
別のスクール見学では泣いて私から離れなかった息子が、自分から教室に入って楽しそうに過ごしていたこと。
英語が出来なくて一言も喋らない私にも、しっかり目を見て短い文章で分かるように案内してくれた先生。
スクールの中のカラフルで緑がいっぱいの雰囲気。
すぐここに決めました。
通いだした最初の頃は私と離れる時に、当時のドライバーさんの名前を叫んで泣いていた。→通い始めの記事
それでもあっという間に楽しく過ごせるようになり、いつの間にか英語もヒンディーも理解するようになった。
ちょうど息子の学年のタイミングでナーサリー(年少さん)のクラスが出来て、日本人のお友達も一緒にみんなで進級。1期生に。
宿題が出たり、日本の幼稚園では馴染みのないスピーチの課題が出たりしたけど、みんなで相談しながら親も子も頑張った。
文化の違いや物事の捉え方の違いとか、色々疑問に思うこともあったけど、その度真摯に話を聞いて柔軟に対応してくれた先生達。
日本人だけで騒いだりケンカしたりすることもあって、大変だっただろうな。
いつも一人一人の個性を尊重してくれてみんなのびのび育ってた。
個性を尊重って言葉にすると簡単だけど、やんちゃな子も恥ずかしがりな子もありのまま「この子はこれでいいのよ!素晴らしい子だよ!」ってみんなそのままの姿を愛してもらってた。
KG(年中さん)に上がってからは同学年のお友達がみんな帰ってしまって、クラスに日本人は一人になった。
学年の違う子たちと一緒に受ける授業もあったみたいだし、午後は学年関係なく遊んでいたから他の学年の日本人の子たちと遊んだり日本語でコミュニケーションが取れる時間もあったけど、それでも「英語もういやになった。スクールもう行くのやめる。」と言うこともあった。
スクールでも家に帰ってからも四六時中一緒にいたお友達と過ごした場所。
そこにみんなはいないのに自分だけが残っている寂しさは本当に胸に染みる。
それは母も同じだからよくわかった。
でも先生やクラスの子たちがいつも温かくフォローしてくれた。
スピーチなど、言葉の面ではどうしても劣る息子のために“お片付けマスター”という役割を作ってくれていた。
プリントなどを配るのも息子の役目。
行きたくないと言ってることを先生には話してなかったのに、息子の様子をちゃんと見て彼のプライドを守ってくれてるなぁと思った。
そのおかげもあってか、息子と改めて「途中からでも日本人幼稚園に変わっていいんだよ」と話をすると「卒業までは頑張っていく」と自分で決めた息子。
その言葉どうり3月いっぱいまでよく頑張りました。
スクールの日本人のママたちも、メンバーが入れ替わってもいつも温かい人たちが揃っていた。
チームワークも抜群で日本の文化や遊びを体験できるイベントをやったり、ランチしたりお茶したりサリー着て出かけたり。
一緒に色んなことを楽しんで色んな悩みを相談できて。
親にとっても、生涯かけがえのない友達ができた場所。
一緒にたくさんの思い出をつくってくれた全ての人に感謝しています。
インドに来る前は「インドで学校行ったら英語も話せるようになるしラッキー」とか「日本人もインド人も関係なく友達になれてステキ」とか思ってたけど、実際は簡単にはいかないことも多々あった。
日本語もまだちゃんと話せないうちはさほどギャップはなかったけど、たくさん話ができるようになってからはクラスのインドの子たちとは差が開いていく。
授業も100%理解するのは難しい。
日本語では言えるし分かるのに、先生や友達に言いたいことが言えない反動で余計英語がいやになることもある。
クラスにいる日本人でかたまって遊んでしまって「インド人は友達じゃない」と言うこともあった。
年齢によってそれぞれ色んな悩みが必ずあると思う。
何かある度、わが子にとってベストな選択はなにかと悩む。
文化も習慣も違う外国でどこまで受け入れてそのスクールに通うか、どこで見切りをつけて転校するか、習い事で補えるかとか色々、本当に親は悩む。
でもきっと、どんな選択をしても間違いなんてない。
子供に毎日楽しく過ごして欲しくない親なんていないから。
今年からは日本人幼稚園へ通う息子。
前のスクールでは有難いことにゆるーくすご
していた母。
朝はどんどん遅刻がひどくなり、家を出る時間の5分前に起きる日も普通にあった。
そんな感じで行ってもクラス全員が揃ってることはほとんどなかったし、なんなら先生も来るの遅め(笑)
お迎えに遅れることもよくあったし、ランチが長引いて気付いたらお迎え時間5分前で急いで電話してデイケア(延長保育)を頼んでも軽く「オッケー!」と言ってくれるスクールに甘えきっていた。
そんな環境で緩みきっていた私。
日本人幼稚園の入園説明会。
勘違いで1時間遅刻。
勘違いだから連絡も入れず。
いきなりやらかす。
なんならその勘違いした1時間、一生懸命時間潰してウロウロしてたわ。
息子は楽しみにしている幼稚園生活。
私は、早起き、お弁当、時間守る、提出物守るなどなどのリハビリから無事生還できるのか?!
↓すべてはここから始まった。