船便の心得
船便を出してから2ヶ月弱。
思っていたよりも早く、引越しの荷物が遥々インドからやってきた。
船便は、まずは電車で港に運ばれるらしい。
電車は荷物がいっぱいになったら出発。
つまり、まだガラガラな時に積み込まれるといっぱいになるまで、何日?何週間?この季節だと、暑い中に放置されることになるらしい。
自分たちの荷物が最後の方だと、すぐに出発になるからその分早く着くということらしいのだ。
早くて2ヶ月。
全ては運次第。
2ヶ月以上かかるのを見越して、日本へ帰る日のほぼ一ヶ月前には船便を出した。
2ヶ月弱ということはうちは運が良かった方なのかな。
先に帰っていった友達がみんな口を揃えて言ってたこと。
「とにかく船便は減らせるだけ減らした方がいい!」
その教えを守るべく、引越しが決まってから断捨離しまくった。
日本人に喜ばれそうなものはSNSのグループで売り、日本に帰って100均などで安く手に入るものは片っ端からカバリ行き。
服も、インドで買った派手めなものとか、まだ全然着れるけど手放してもいいかなと思う様なものは、とことん捨てたり誰かにもらってもらったり。
よーっぽど気に入ってるもの以外はとにかく手放した。
食材もまとめて買い取ってもらったり、友達に引き取ってもらったり。
そうしてだいぶ減らしたと思った船便の荷物だったけど、それでも30箱。
届くまで恐れおののいていたけど、結果、5日間でほぼ片付きました!
息子は実家に丸投げ。
片付けに専念できたおかげです。
届いた瞬間思い出した、インドのダンボールのにほひ。
肥料っぽいなんとも言えない匂いが臭いけどちょっと懐かしい。
家でずっと片付けてると鼻が慣れて忘れるんだけど、外から帰ってくると「くさっ!」ってなる。
おかげで「早く片付けたい!」という気持ちが加速しました。
誰かの本帰国の参考になればと、心がけたことを備忘録。
※ちなみに、日本に持ち家があり貸さずにいたので、家具や家電、ある程度の食器は使える状態で置いてきていました。
・日用品は航空便か手荷物へ
日ごろ使うもの。これは船便には入れちゃダメ。
船便が届くまでに必要になって買ってしまうことになるからです。
うちは、2週間ほどで届く航空便に、息子のプラレールとレゴ、日本から持って行ってた自分枕、延長コードやケーブル類や船便に入れ忘れた細々したたものを入れました。
失敗はお皿以外のキッチン用品と帽子やカーディガンなどを船便にしちゃったこと。
もうすぐ届くから買うに買えず、幼稚園の送り迎えがめっちゃ暑かった。
・船便にするといいもの
趣味のもの。私の場合は布や手芸道具。
絵や置物、絨毯などの装飾品。
インド仕様の食器類。
季節の違う服。
逆に入れちゃダメなものは↑の日用品以外にタオル類。
ダンボールがくさいから匂いがついてしまって友達曰く全部捨てたらしい。
・船便が来る前の準備が大事MANブラザーズ
まず収納場所を作っておくこと。
船便に入れたものを思い出し、片付ける場所、置く場所を考えて、予め用意しておく&スペースを空けておく。
普段の片付けもそうだけど、それぞれの物の“おうち”が決まっていないとなかなか片付かないですよね。
私、片付けは結構好きな方で、旅行から帰っても1時間後にはほぼいつも通りの家にできるのです。ふははははは。
・お皿、コップなど割れ物系は少ない方がいい
割れ物はしっかり梱包してもらうので、荷解き中に絶望することになります。
1箱目。
2箱目。
まじで足の踏み場がない。。。
そしてだんだん疲れて集中力が切れてきたころに
やっちゃうよねー、、、
気に入ってたやつなのに(;▽;)
ほんでこの臭いダンボールと緩衝材から出したお皿、洗いたい。。。
こんなところでしょうか。
他にも、船便に入れたものは思い出がいっぱい詰まっていました。
インドに行くときにもらったお手紙や寄せ書き。
インドにいる間にお別れした友達からのお手紙。
そしてインドを去る時にもらったお手紙、寄せ書き。
開けながら読んじゃうよねー。
色んなことがあったなーってぶわーっと思い出し、笑ったり泣いたり。
そして部屋の中に溢れたインドの家で馴染みだった物たち。
インドの日々が日本の家に溶け込む嬉しさと共に、なんか一気にインドとのお別れを実感してしまってほろっときました。
↓すべてはここから始まった。