ンゴロンゴロからアルーシャへ 子連れタンザニア旅行記⑤

朝、いつものごとく早起きする。

寒い。

暖炉の火も消えていた。

 

旦那がバルコニーに出ると「ファルーーーーー!」とゾウの鳴き声。

お、怒ってる感じ?に聞こえる。。。

 

まだ薄暗いし、いきなりゾウ出てきたら、しかも怒ってたら怖すぎる。

草むらがガサッていったり、バルコニーあるのに、ドキドキしてそこで全然くつろげねー!笑


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今日はもう帰るだけ。

ゲームドライブはできない。

 

このあとも楽しみな予定はあるんだけど、やっぱちょっと寂しいなぁ。

 

美味しいご飯とコーヒーを飲んでロッジを出る。


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ここのスタッフはマサイ族の人だった。

 

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同じ個体なのかは分からないけど、昨日出迎えてくれた鳥がお見送りもしてくれる。

 


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ヒヒにも山をおりるみ下りる道で会えた。

 

バイバーイ。

たくさん楽しませてくれてありがとう!

 

 

 

 

道中にあるお土産屋さんに寄りつつアルーシャの街へ向かって帰る。


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インドと同じメーカーのオートリキシャが結構走ってた。

インドのとは違ってキレイで、整備もちゃんとしてありそう。


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同じカラーも見っけ!

 

 

途中、ガイドさんに「マサイ族のところに寄りたいですか?」と聞かれる。

 

うーん。どうしようかな。

きっと息子は「早く帰ろ!」って言って嫌がりそうだけど、、、

もうアフリカに来ることはないだろうし、おうちとかも見せてくれるみたいだし、せっかくだし立ち寄ろう!ということに。 

 

 
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私達が車から下りると、同じようなサファリカーが出ていったから、観光客にオープンにしてくれてるグループなんだろうな。

 


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息子は案の定、マサイ族に近寄るのを嫌がって少し離れたところでジェームスさんとマサイの子とアリを見る。

(後で聞いたら「服がいややったん。」だって。)

 

するとマサイの男性がこっちへ来て「おいおい!この髪型いったいどうなってるんだ?!」と坊ちゃん刈りの息子を観察。
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息子はこんなにされてるのにガン無視。笑

 

歌とダンスを見せてもらって、その輪に入れられる旦那と息子。
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その後、おうちをぐるりと囲んでいるトゲトゲの垣根(写真撮り忘れた)の中へ案内してもらう。

もうこのへんで「帰ろ」を連呼する息子。

 

 歌やダンスやマサイジャンプを見せてもらう。
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まだマサイ族の子どもたちの学校とか見せてくれると言ってたけど、息子がぐずぐずでやめておく。

 

 

言われた金額をお支払い。

途中ダンスの輪に入れられた時も、サッとビデオカメラを私から取って録画してくれる姿に、こなれ感否めなくて笑えた。

彼らの暮らしがより潤いますように。

 


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帰り際おうちを見せてくれることに。

息子は帰りたがってたけど、めっちゃ興味あるー!と見せてもらう。

 

こ腰をかがめて小さな入口を入る。

 

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中は涼しくてびっくり。


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ここが寝るところ。

というか、ほぼ寝るところしかない。

牛の皮をひいてあるだけの寝床。

 

この横に数本の薪と小さな鍋がひとつだけ置いてあった。

それがキッチンだって。

 

意外と、怖がりの息子も入って来て、ピーターさんが写真を撮ってくれることに。

 

「コッチミテ。」と言うピーターさんに「黒くてどこにいるか見えへん!」と息子が言い放ち苦笑い。

 

おうちから出ると子犬が数匹いるのに気付いて息子大喜び。


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インドじゃ野良犬には触れないもんね。

サファリでも見るだけだったし、最後にふれあい動物園的な感じになって息子的には満足できたみたい。

結果的にマサイ族のとこ来てよかった。

 

 

ジェームスさんにも色々話を聞いたけど、マサイ族のことが気になって車内でWikipedia見てみる。

マサイ族-Wikipedia

 

 ケニアタンザニアにまたがって暮らす彼ら。

国同士の事情とかで放牧が難しくなってきていたり、野生動物の保護の観点から今まで通りの彼らの習慣を守るのも厳しくなってきたりしてるみたい。

こうして少しだけど出逢えたマサイの人。

幸せに暮らしていて欲しいなぁ。

 

と思って読み進めてると
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“他部族に牛が奪われるとすぐに奪い返すための連絡手段”

 

「おい!お前んとこの牛、あいつのとこで見たぞ!」

「まじか?あいつ牛盗みやがったな!」

みたいな会話するんでしょうか。

 

ごめんなさい。

想像してめっちゃわろた。

 

 

 

 

さぁ。

この辺から私のスイッチも切り替わる。

 

今回アフリカに来たかった目的の一つ。

 

アフリカンな布が欲しい!!

 

車の窓から見える街ゆく女性は、みんなカラフルな布や服に身を包みとってもオシャレ!

ボンキュッボンのナイスバディにドレッドやキレイに編み込まれた髪型。

そのカラフルな服がよく似合ってすごくかっこいい!

 

途中寄ってもらうお土産やさんで真剣に物色する。

 
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インドにはないカラーリングにデザイン。

 

服にするには派手なのが多いし、小物を作るには大きめの柄だから難しそう。

でも見れば見るほどおもしろい!

 

「この布のここだけ使ってスカートとかいけそうだなー」とか「ポーチの内側にこのド派手なの使ってみたいなー」とか「バイアス布として差し色にこの柄使いたいなー」とか。

この数日、ミシンに触ってなかった私の心が、どんどんそっちへ傾いていくのがわかった。

 

いやー。これはやっぱり楽しいわー。

多分全員に「はよせーよ」と思われてただろうけど、数軒のお土産屋さんでお気に入りをゲット!!

 

 

ランチも食べてアルーシャの街へ無事に到着。


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たくさん走ってくれてありがとう!

 

明日以降はホテルからタクシーを手配してもらって移動する予定だったのが、心配してくれたピーターさんがお友達のドライバーを紹介してくれる。

ジェームスさんもぼったくられたりしないよう、明日の街歩きに同行してくれると言ってくれた。

 

ジェームスさんとピーターさん。
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息子に色んな話をしてくれて可愛がってもらって、息子が毎晩描いていた絵には必ず2人が出てきていました。

本当にありがとうございました!

 


ホテルは“Venus Premier Hotel

 

さー、楽しみにしていたお風呂だー!

ずっとシャワーしかなかったから、サファリ後は浴槽につかれるのを楽しみにしてたんだー!

 

ってない!!

バスタブがないー!

 

このホテルを予約する時、“マウンテンビュー”と“バスルーム付き”と“バスタブ付き”とがあった。

部屋からメルー山が見えるのもいいなー。

でもサファリ後やし、ゆっくりバスタブに浸かりたいなー。

よし!バスタブ付きの部屋にしよ!って決めたはず。

 

予約の間違いかなと思ってフロントに聞いてみたら「このホテルにはバスタブ付きの部屋自体がない」とな。

確かに。

そういえば予約サイトで見てる時、バスタブの写真は出てこなかった気がする。。。

他のホテルも色々見てたからなんかごっちゃになってたんかな。

くそーーー!

バスルーム付きとバスタブ付きと区別して書いてたら、そらあると思うやろーーー!

ホテルのせいなのか予約サイトのせいなのかは知らんけど!

そんなんやったらマウンテンビューがよかったわ!

えーーーん。。。

 

 

ま、でもしょうがないか。とインド暮らしの忍耐力をここで発揮。

 


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息子のお気に入りのぬいぐるみもサファリに連れて行かれたせいですっかり野生状態。

(家に帰ってつけ洗いしたらめっちゃ砂出てきた!笑)

 

とりあえずシャワーして、ベッドでゴロゴロしながら息子と遊んでいるとフロントから電話がかかる。

 

ジェームスさんがロビーに来てるらしい。

えっ?何?!

息子が「なんでここに石あんの?」とかサファリ関係ないしょーもない質問を四六時中してたから追加料金ですか?クレームですか?とビクビクしながら下におりる。

 

すると、奥さんの具合が悪いらしく、「明日は病院へ行くので私たちの街歩きに同行できない」と謝りに来てくれただけだった。

なんていい人なん!

 

街への道中、日本人の経営する日本食屋さんがあるとネットで見つけた情報を聞いてみると、今は日本に帰られてお店はもう無いらしいとのことだった。

でもそのお店で働いてたタンザニア人がやってるお店があると。

そこにも案内してくれると言っていたジェームスさん。

そのことと、私が布を買いたがってることを気にしてくれていて、明日は無理だから今場所だけでも案内したいと。

 

もうシャワーを済ませていたので、旦那だけが連れてもらうことに。

 

仕事外のことなのに、親切にしていただいて本当にありがとうございます。

 

 

 
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この日はディワリ当日。

寝ようとしたら「パン!パパパパン!!」と花火が上がった。

 

インドを思い出し、帰る頃には空気最強に悪くなってるんだろうなーと思ったら少しテンション下がる。

 

あと数日。

美味しい空気いっぱい吸っておこう!

 

 

 

↓すべてはここから始まった。