ウズベキスタン好きすぎる 子連れウズベキスタン旅行記③
8月18日(日)
3日目。
朝起きて、おそるおそる息子のおでこを触る。
解熱剤ももうとっくに切れている時間。
これでまだ熱があったら、もうウズベキスタンは諦めよう。
水銀の体温計でもきちんと計って、、、
っしゃーーーーーー!!
平熱ーーー!
起きてきた息子も「ちょっとだまって。」って言いたいくらい元気そのもの。
ほんとによかったー。
いろーんな意味で。。。笑
いきなり延泊したり、病院のこと聞いたり、たくさんお世話になりました。
すっかり使い慣れたタクシーアプリで駅へ向かう。
入口でチケットとパスポートと荷物のチェックを受けてホームへ進む。
「○番ホームだよ」って教えてくれるけど、ホームに番号は書いてなくて、全然分からん。
ので、お得意のジェスチャーで教えてもらう。
電車、かっこいい!
うまく言えないけど、ここでもソ連感出てるよねー!
私たちが乗ったのは、Nasaf号。
どの車両かなー?ってウロウロしてると、車掌さんたちがチケットを見てくれた。
そして「10ドルで個室にランクアップしないか?」と持ちかけてきた。
二つ返事で「うんうん!そうするー!」と取引成立。
乗るはずだった車両。
グレードアップした車両。
発車時刻まで電車やホームを探検した。
もっと上のグレードなのか、こんな個室もあった。
息子の大好きなパンタグラフも撮らされる。
マニアックだねー。
いよいよ出発の時。
ギシギシ、ガタンガタン、、、
だんだん速くなる電車の走る音。
外は完全に“世界の車窓から”
チャラッチャッチャッチャ チャーララーラーラー
いいわー、この中央アジア感!
そしてほんとに空が青い!きれい!!
個室にアップグレードしてもらったのに、ほぼ通路で立って外見てたよねー(笑)
そしたら、1人の青年が話しかけてきた。
サルドーくん25歳。
サマルカンドからまだ少し先の街、カルシ出身だそうで、日本にすごく興味があるらしい。
英語も上手なんだけど、なんせ私の英語レベルがやばいから、途中で旦那を呼んだらすごい盛り上がってた。
インスタ交換もして楽しい一時。
あー、旅っぽくていいですねー。
途中、コーヒーや紅茶のサービスもあって快適な電車の旅でした
ところでこのロゴ、20世紀少年に出てきそうじゃない?
ソ連を感じるのはこういうとこなんかな?
帰りに乗る予定のAfrosiyob号も見れた。
予約してある帰りの電車のチケットの発行手続きをしてから、ホテルへ。
サマルカンドではずっと使ってたタクシーのアプリが使えないみたい。
観光地でタクシーも多いからなのかなー?
客引きをしてたうちの1台に乗って、ホテルに直接電話して場所を伝えてもらった。
タクシー内はデスメタル。
街の景色とミスマッチでなんか笑える。
ホテルは少し狭い路地の中。
Rabat Boutique Hotel
https://maps.app.goo.gl/2sCnpzY3Uqk83Exd7
重い鉄の扉を開けてびっくり。
外観と中の雰囲気があまりに違いすぎて、素敵で、、、
全部が可愛すぎて最高。
食堂にしているこの部屋も1906年に建てられたものらしく、歴史ある古さがほんとに美しい。
いい感じのくつろぎスペースで出してもらったナッツやスナック、クッキー、紅茶も全部美味しかったー。
部屋も可愛いし落ち着くし清潔感あるし。
何より、スタッフの人が丁寧で親切で気遣いも細やかで、ほんとに最高のホテルだったなー。
息子が病み上がりという口実のもと一人時間をもらって近場を散策&布探し。
旅行の度にもらえるこの一人時間が、いつも心の底からワクワクできる幸せな一時。
快く送り出してくれる旦那と息子に感謝!
今回のこのホテルはサマルカンドのメイン、レギスタン広場からも徒歩圏内。
他の観光名所も歩ける範囲にあったり、お土産屋さんのたくさんある通りへも10分くらいでお散歩にちょうどいい。
地図を読むのが得意な私は、裏路地を見つけて探検。
お土産屋さんには、お皿、スザニという伝統の刺繍、カバンや服やアクセサリーとワクワクするものばかり。
夢中すぎて全然写真撮ってなかった。笑
布も発見!
こんなふうに機織り機で織って作るらしく、布の幅が約50センチくらいと決まっている。
この布で作られた服をよく見てみると、同じ模様のところでうまく柄合わせをして作ってある。
ほーーー、そういうふうに使うのねー!
アトラスというウズベキスタン伝統の柄らしい。
大ぶりな柄と淡いけど絶妙な色の組み合わせ。
インドではイカットという名前で、もっと派手な色使いや多用な柄。
日本では絣。
落ち着いた色と控えめな柄。
それぞれその国の特徴を持つ、同じような布たち。
くーーーー、シルクロード感じるー!
たまらん!!
鼻血が出そうに興奮した気持ちを抑えつつお値段を聞いてみる。
メーター3ドル。
ん?え?
40センチくらいしか幅ないのにメーター約300円ちょいもするの?
次入ったとこは2.5ドル。
いやー、、、
ビビッときたらとにかく買っちゃおうと思ってたけど。
これは、、、欲しいけど無理かもしらん。
物にもよるけど、布って普通はだいたい100センチから150くらいの幅で売ってるもの。
そのくらい幅がないと型紙取れない。
いつもの感覚で買おうと思うと、言われたメーター金額×3くらいってことでしょ??
メーターで約1000円もするのかー。
ウズベキスタン、物価安いしルンルンで買い物に来たけど、これはかなり吟味してちゃんと計算して買わないとだなー、、、
冷静になる為に、一旦ホテルへ戻る。
そして、今度はみんなでぶらり散歩。
お土産屋さんの通りの先にあるシヨブバザールへ。
シヨブバザール
https://maps.app.goo.gl/XAAvZZ9DY1gXkERM8
息子はトランプが欲しいらしい。
私はもっかい布探し!
このバザールも、いろーんなものが売ってて楽しい。
そして、いちいちこういうとこが可愛い。
布屋さんも発見。
どうせ高いんだろうなーと思って恐る恐る聞いたら、メーター15000スムだって!
約1.6ドル。約170円。
さっき3ドルって言われたののほぼ半分やん!
もっと探せば安く買える気もしたけど、息子の体調もまたどうなるか分からないし、色の感じも好きなの多かったし、ここで腹を決めてしっかり選ぶことにした。
そしてこの3つを選抜!
色味がほんと好み。
3つで合計20メートル買って、300000スム。
約31ドル。約3400円。
めっちゃ満足な買い物。
息子と旦那もどこかでトランプを見つけ出してきて、みんなご機嫌。
そしてシヨブバザールの近くのカフェで、まったり早めの晩ご飯。
あー、ずるいなぁ、ウズベキスタンずるいなぁ。
なんでもかんでも可愛い。
色の淡さ加減がもう好きすぎてもう、、、
ほんで、ご飯も全部うまい!
全然辛くないし、日本人の口に合う味付けが多い気がする。
安心してガツガツいける。
普段インドにいるからなんでも美味しく感じるんでしょ?って思うやん?
今まで旅行に行った中の現地の料理で、もうずば抜けて断トツに美味しいわ!
お腹いっぱいたくさん食べて、1000円くらいで済む物価の安さも最高!
可愛い&美しいものばっかりで、異国情緒に溢れてて、英語が通じないのが更にわくわくおもしろくて、人も優しいし、ご飯美味しい、物価安い、この国はどないなっとんねん!
好きすぎる!!
お腹もいっぱいで幸せな気分でお隣にあったビビハニムモスクを見学。
入口からどデカい。
中のやつはもっとでかい!
そしてだいぶ崩れてる。
中で見上げてると、そのまま崩れてきそうでちょっと怖い。
両サイドの建物は、修復したのかとてもキレイだった。
これこれ!
イスラム建築のこの白と青の使い方がほんっとに好き。
あー、もうここに住みたい!
家の壁紙これにしたい!
夕日も綺麗。
このビビハニムモスクがある通りには、レギスタン広場とシヨブバザールを結ぶカートが走っていた。
カートに乗りたい息子と、ちらっとでもレギスタン広場を見たい私。
よし!行ってみよう!
日中は台数も多く走ってて、すぐに次が来るから余裕で乗れるんだけど、夕方になると2台くらいしかいない。
だから、カートが来たら降りる人の席目掛けて体を張ってタックルしていかないと席を取れない。
そうとは知らず1回目はモタモタして、大柄なおばちゃんズに負けた!
次は絶対死守!と意気込んで、次はカートが止まらないうちに、座席に体をねじ込んで3人分の席をゲットした。
無事にレギスタン広場に着くと、さっき私が負けたおばちゃん達がいて「今度は勝ったのね!」「やったりました!」みたいなアイコンタクト。
サマルカンドはさすがは有名な観光地だから、お店とかでは英語が通じる。
でもこういうローカルの人との言葉じゃないコミュニケーション、ほんと楽しいなー。
さぁさぁ、いよいよやってきた、憧れのレギスタン広場。
日も暮れそうだけど、ドキドキ。ワクワク。
ドーーーーン!
大きい!!広い!!美しい!!
けどあれ?なんかちょっとおかしくない?
私が知ってるレギスタン広場の姿じゃないよ。
こんな邪魔なステージみたいなんあったっけ??
聞くと、2年に1回の音楽フェスティバルがもうすぐ行われるそうな。
え。。。
それ引き当てちゃったのか。。。
残念の極み。
ライトアップを少し見て、ホテルへ帰りましたとさ。
長い一日だった。
ウズベキスタンが大好きになった一日だった。
そして何より、息子が元気になってほんとによかった一日だったー。
↓すべてはここから始まった。