可愛いのに

あと数ヶ月で3歳のわが息子。
 
 
 
今までのイヤイヤなんてただの序章だったんですね、と思う毎日。
 
 
 
食わず嫌いもあり、食べれるものは減る一方。
 
日本から持ってきた幼児食の本には、インドではチャレンジしにくい材料も多い。
 
わずかな食べれるものも、気分によって吐き出されたり手をつけなかったり。
 
あの手この手で工夫して、一緒に混ぜ混ぜして作ったり、星や車の形に作ってみたり。

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米は好きなのでこんなレベルの顔でも食べてくれるけど、我ながらひどいな。。。
 
 
まぁそんな感じで、色んな工夫をしても結局食べてもらえず、毎食落胆とイライラの繰り返し。
 
そんな私の反応も食べない要因のひとつと分かっていても、感情的になってしまう。
 
 
 
 
どちらかというと自分からガツガツいけないタイプの息子。
 
おもちゃを取られるかもと思って、お友達が近づいてくるだけで大きい声を出して泣いたり、気に入ったおもちゃを両手に抱えて逃げたりしてしまう。
 
 
 
自分でしたかったことを親がやってしまったり、少しでも思い通りにならないと奇声をあげて怒ったりもする。
 
 
遊んで欲しくて料理中に足にぶら下がってきたり、ちょっと待ってが聞けなかったり。
 
 
 
こうやって書き出すと「まだ2歳。これで当たり前やんなー。」って思えるけど、四六時中一緒にいるとイライラして怒鳴ってしまうこともしょっちゅう。
 
 
寝顔を見て反省して泣けてきても、また次の日はスクールに行くまでのわずか2時間も怒ってばかり。
 
 
 
 
息子の可愛いところ、思い出そう。
 
 
 
 
 
『救急車』
 
頭が痛くて横になっていた時。
 
「かあちゃんと遊びたい!」
と言ってきた息子に
「おかあさん、頭が痛い痛いからちょっとだけ寝んねさせて。」
とお願いする。
 
さみしそうな困ったような顔で頷く息子。
 
しばらくウトウトして目を開けると、息子の持っているおもちゃの救急車が総出で並んでいた。
 
息子は1人で静かに遊んでいて、起きてきた私を見て嬉しそうに笑ってくれた。
 
「きゅうきゅうしゃ、呼んだん。おかあさんいたいいたいやもんなぁ。」
 
 
ありがとう。
もう大丈夫。
いっぱい元気もらったよ!
 
 
 
 
『お母さんの好きな物』
 
食事中、子どもって何かとこぼす。
 

机に落ちたくらいの食べこぼしなら摘んで食べちゃうことがほとんど。

 
こないだ息子の食べてたお菓子を
「おいしそう!ちょっとちょーだい。」
と言うと。
 
渡そうとしてからハッと思い出した顔をして、1回机に落として潰してから、私の口に入れてくれた。
 
「おいしーねー?」
と聞く息子。
 
うん、おいしいね。
でもお母さん、落ちたものが好きで食べてるんじゃないんだよ?
 
 
 
 
『爪』
 
手持ち無沙汰になると手の爪を噛んじゃう息子。
 
「お爪のところからばい菌さんが入って痛い痛いになるからやめようね」と話している。
 
指のささくれが気になってちょっと噛んでる私を見た息子。
 
「おかあさん、おてていたいなるからね!」
 
諭すように言われてしまった。
 
はーい。
すみませーん。
 
 
 
 
『おトイレ』
 
息子が何度かおトイレに行けた時に貼ったご褒美のシール。
 
トイレから出てきた私に
「できたなー!おかあさんもシール貼っていいよ!」
 
 
 
 
『お母さんだって』
 
ご飯の時。
 
珍しく息子から食べたいものをリクエストされた。
 
喜んで用意したのに、口には入れたものの結局食べずに吐き出した。
 
なんだか心の糸が切れてしまった。
 
息子はおもちゃの部屋に遊びに行き、私はボーッとしていた。
 
しばらくするとおもちゃを持った息子が私のところに来て
おかあさんといっしょにあそびたいのー!」
と言う。
 
「いや。お母さん、一生懸命作ったご飯ポイされて悲しいから遊びたくない。」
 
困った顔で一旦離れた息子は、その時1番お気に入りだった大きなパトカーのおもちゃを運んできた。
 
「これおかあさんつかってもいーよ!」
 
「いらん。」
私にそう言われて困る息子。
 
「今どんな気持ちになった?せっかく持ってきた大事なパトカーお母さんにいらんって言われて悲しかった?お母さんも同じやで。だから遊びたくない。」
 
すると少しずつ顔が歪んでいき、ポロポロと涙が落ちた。
 
気に入らない時の泣き方とは違う、本当に悲しそうな泣き方だった。
 
「〇〇ごはんポイしたの。たべなかったの。おかあさんつくったのに。。。おかあさんとあそびたいの。おかあさんがいいの、、、わーーーーん。」
 
私も息子と一緒にわんわん泣いた。
 
 
 
 
『 いつもいるよ』
 
ベッドでころころ息子と遊んでいた時。
 
ふと私の顔をじーっと見つめる息子。
 
「あ!!!おかあさんのおめめに〇〇がいるなぁ!」
 
そうやで。
いつもいつも見てるから。
 
 
 
 
『伝わる気持ち』
 
息子が可愛くて可愛くて、顔を近づけて「お母さんどんな顔?」って聞く。
 
いつもは「おかあさんおこってるなぁ。」とか「こらって言ったなぁ。」とか笑っていても言われていた。
 
ある時、いつもと同じシチュエーションで聞く。
 
「大好きって顔してんなぁ!」
 
そう。
大好きで大好きでしょうがないんだよ。
 
 
 
 
 
 
よし!
 
明日は絶対大きな声で怒らない。
 
息子の気持ちをきちんと聴く。
 
 
1日ずつそんな日を増やしていこう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
↓すべてはここから始まった。