運の配分
大好きなキナリバザールにてスマホを掏られてしまいました。
ワンピースの口の大きいポケットに入れていて、自分でも何となく危ないかなと思っていたから、しょっちゅう服の上から触って確認はしていたんです。
カバンにしまってればよかったと今は思うけど、写真撮ったりするし出し入れが面倒になっちゃうんですよねー。
多分、数メートルの間にやられました。
その数メートルを思い返すと「やっぱインドは楽しいわー!!」と大声で言ってた記憶が蘇ります。
皮肉なものです。
すぐに気づいたもののスマホも盗った人も見つかるはずもなく。
やっちまいました。
狭くてややこしい所だし注意はしていたつもりだったけど、よく行くうちに油断してたんだと思います。
スマホを掏られる直前、思いつきで入ったお店で刺繍の可愛いボタンに出逢いました。
私、インドではそういう運は結構あって。
裁縫のパーツを探しにローカルのバザールに行って何気なく曲がった路地にドンピシャのお店を見つけたり、可愛いものを見つけたり。
その反面、インドのAmazon運はなくて、みんなは普通に届くものが、うちだけ勝手にキャンセルされたり届く届く詐欺で結局届かずうやむやになったり。
でも私が一番使ってる運は人との出逢いかな。
こないだも日本から来た友達とデリー観光しようと思ってた日にスクールが休みになり、急遽預けようと思った施設もお休みで、どーしよう?!ってなってたら、友達数人で丸一日子供たちを預かってくれたり。
今回のスリ事件も機転の利く友達に助けられ、その後の予定もみんながフォローしてくれて。
日本に帰る予定や旦那さんの出張なんかがあれば、必要なものはないか聞いてくれたり。
今回の件でも日本から心配して連絡してくれたり笑かして慰めてくれたり。
インドで出逢った人達はみんな温かくて気が利いて楽しくて、本当に大切にしたい大好きな人達ばかり。
こんな素晴らしい出逢い運もらってて、スマホ盗られたくらいで済んでよかったと思おう、、、
大好きな物にいっぱい出逢えるキナリバザール。
お店のおじさん達ともだいぶ顔見知りになって、ますます大好きな場所になっている。
悪意をもって隙を狙ってる人もいれば、油断してる姿を見せることで貧しさとかから出来心を生んでしまうこともあると思うと本当に反省です。
今度からはちゃんと気をつけて、被害者にならないように、加害者にもならせないようにしないとな。。。
今は昔のスマホで凌いでいます。
バックアップってほんと大事。
友達との写真の共有のためにGoogleフォトを使ってたとこだったから写真はほぼ損失なし。
あとは電話番号。
旦那とドライバーくらいは何かにメモしてポーチや財布やいくつかに分けて入れておくべきだなと思いました。
インドでスマホ、財布を無くすことは、日本では想像もつかないくらい危険な状態になりうるから。
結局こいつを使うはめになるとは。
やはり、タージマハルの悪口言った呪いか。。。
↓すべてはここから始まった。
タージマハルとアングリーはセットなんですか?
日本から来た友達とタージマハル。
私と息子は3回目。
何回来ても素晴らしい。
修復して前よりも白くて美しいなタージマハルが見れた。
やっぱり遠出する価値はある!
が、、、
ここは世界有数の観光地。
×インド。
何も起こらないわけがない。
パーキングで車を降りた瞬間から、「ガイドはいらんかねー?」「ガイドいないと入れないぞ!」とガイドガイドうるさい!
そんな人たちは透明人間。
見えないし聞こえない。
ひたすら無視。
タダで乗れるゴルフ場にあるみたいなカートもあったけど、せっかくだし色んなものに乗ってみようとリキシャに乗ることに。
息子も漕いでくれるお兄さんに「頑張れー!Please fast!」とか言って楽しむ。
チケット売り場に無事着いて、外国人用のチケットを購入。
これには水1本と中で使う靴のカバーが付いている。
隣の窓口へ行ってそれを受け取る。
ところが、靴のカバーだけで水はくれない。
中には持って入れないルールに変わったと。
帰ってきた時に渡すからまた来いと。
えー、ほんまにー??
おっさんのすぐ横にいーっぱい水置いてあんのにくれない。
まぁ実際、急にお店の一階部分しか営業したらダメになるインド。次の日から急に紙幣が使えなくなるようなインド。
えー、、、と半信半疑ながらも、入口へ進んで行く。
ふと見ると並んでる人が引き換え所でもらえる水を持っている。
セキュリティーにも何も言われず中に入ってる。
「あいつ嘘つきやがった!!」
セキュリティでは、私のカバンに入ってた息子のぬいぐるみがアウトだったらしく、クロークに預けてこいと言われる。
クロークは引き換え所と同じ場所。
これはついでに水もGETしてこよ。
友達には写真撮ったりしてて!と待っててもらい、息子と2人でクロークへ。
ちょうど誰も並んでなくて、一目散に引き換え所のおっさんとこに行く。
「おい、おっさん!水!Water!持って入れるやん。Inside OKやん!何嘘ついてんの?!」
私がめっちゃ怒った顔してたからかごにょごにょ言いながら水を1本渡してくる。
「もう1本!One more!友達もいたやろ?マMy friend also!!」
チケット1枚につき1本だから無理だ。もう1枚のチケット見せろと言ってくる。
「いやいやいや!!お前があかんって言うから行ったんやん!My friend waiting inside!Because you said can not bring water inside!」
いや、チケットがないとダメだ。
は?は??
「お前が嘘ついて渡さんかったから中入ったんやろーが!最初っからちゃんと渡してたらよかったんちゃうんか!」
こいつほんま許さん。
店先で、道端で、嘘ついてきてビジネスしようとしてくるやつの方が、まだ100歩譲って許せる!
何とかして稼いで食べていかなあかん人や養う家族がいる人もいるかもしれん。
でもこいつはただただ嘘ついて嫌がらせしただけやん。
ここで水渡そうが渡すまいがこいつに何もメリットないやん!
「だから!!My friend waiting inside!Because you said can not bring inside!You tell lie!!」
私もカッとなってるし、もうこれ以上言える言葉は出てこない。
何回も同じこと言い合ってどんどん声が大きくなってたら、クロークのおっさんが見かねて「もう水渡しとけ」とおっさんに言ってきた。
引き換え所のおっさんがばつ悪そうに水渡してきて、めっちゃ睨みながらそれを受け取る。
ほんで息子のぬいぐるみをクロークに預けて、引き換えの番号札貰おうと手を出したら「これはここに置いとくから大丈夫」と言ってくる。
いや、なんの証明もなく預けられるか!このくだり全部見てて私がお前ら信用できると思うんか!
「Please!!」
と手を出すけど、まだ「来たら返すから。分かるから大丈夫。」と言う。
違うやつに変わってたらどうすんねん!
また「これは渡せない、引き換えの番号札出せ。」って言うに決まってるやん。
「はよ!Give me!」
はいはいはい。って感じで番号札渡してきて、そしてそのおっさんの口から出た言葉に目が点になる。
「番号札無くすなよ。これがないと引き換えられないぞ。」
はぁ??
よー言うたな。数秒前までいらん言うてたやつがよー言うたな!
なんやねん!お前らほんっまになんやねん!
ぬいぐるみを渡したくなくてグズグズ言ってた息子も、母ちゃんの怒ってる姿にビビったのかめっちゃ姿勢よく私について歩いてくる。
中に戻って友達と無事合流して、タージマハル綺麗やなぁってなったけど、、、
ほんま、なんでここに来る度毎回毎回怒らなあかんの?
気分よく見させてーや。ほんまに。
中でもガイドとかGood cameraで写真撮るよって言ってくる人を無視。
そして案の定、私たちと一緒に写真撮ってくれって言う人の多いこと。
息子は「写真ばっかり!もういや!!」とインド人が近づいてくるだけで怒って逃げる。
最終的に、息子にスマホで写真を撮ってもらうのが一番平和だというとこに落ち着いた。
靴カバー映らないようにしてって言ったらできるし。
ちゃんと後ろのキレイなとこ入ってるし。
これインド人に撮ってもらったやつ。
なにこれ?ひどい。
あんだけセルフィー好きで撮りまくるくせに5歳に負けてますよー。
楽しかったしキレイなだったけどほんと疲れた。
タージマハルに怒らずに観光できる日が来ることを切に願います。
↓すべてはここから始まった。
インドdeサーカス
まずはライトなインドから。
お友達のSNSで見かけて、おもしろそー!と思ってたインドのサーカス。
https://in.bookmyshow.com/events/asiad-circus-national-capital-region-ncr/ET00081592
その日は日本から来た友達と買い物に行こうと言っていたけど、これ見に行く方がおもしろいんじゃない?!と思って提案すると二つ返事でGO!
息子も本当はスクールだったけど休ませてみんなで行ってきました。
平日ガラガラだとは聞いてたけど、旦那の会社も祝日の振替(?)で休みだったので、念の為ネットで席を予約しておいた。
着いたー!!
開演時間3分前に着いたのに、ほぼ誰もいなーい。
パーキング。って言うかただの空き地。
ゲートをくぐると天幕が張られている。
入場のところでネットで予約したQRコードを見せると、おじさんのところへ連れていかれた。
ここでQRコードを見せると、バーコードをピッとしてチケットくれる、、、
わけではなく、QRコードと一緒に小さく書かれてた数字とアルファベットの予約番号みたいのを、決してネット予約用ではないその辺のノートにメモって終了。
デジタルなのかアナログなのか、便利なのか不便なのかわからんシステムでチケットGET。
なんやこれ。
中に入ると同時に音楽がなり、サーカスが開演。
聞いてた以上にガッラガラ。
舞台から同心円状に、前から350ルピー、250ルピー、一番外側が100ルピーの席。
一番いい席で約550円。
やっす!
中はめっちゃ暑い!
大きな扇風機の前の席に座ったけどそれでも暑い!!
いろんな意味でハラハラ。
組体操?
ちなみに、この後ろのブースで2人のお兄さんがよく分からない音楽を生演奏。
おばちゃんが旗持って2周して帰っていくやつ。
なにこれ?
どういう気持ちで見たらいいの?
ほんで小さい馬も2頭歩いてたけど、これ以外で一切出番なし(笑)
円柱の上に板置いてバランス取るやつ。
おばちゃんのセルライトが気になって気になって仕方がない演目。
ローラースケート。
首と首をロープで繋いでクルクル回る。
ちなみにこのおじさんよく登場していろんな演目やるんだけど、ダイアパークにいる車のドア開けてくれるおじさんに激似。(分かる人には分かる例え)
火を吹く
横ではおばちゃん2人がやる気のないひげダンスみたいのを踊ってる。
自転車芸。
やはりおばちゃんたちのセルライトに目がいく。
自転車降りずに手で車輪を回してる芸が地味すぎる。
他にもなわとび、トランポリン、犬やオウムの芸、丸い玉の中でバイク3台が走るやつとか色々。
まぁまぁ失敗するし、ボール3つでお手玉みたいにする素人でもちょっと練習したらできそうなやつも危うくなって一瞬で終わったり、
どれもこれも必ず突っ込むところがある面白いサーカスでした。
何より印象深いのはやはり芸達者なおばちゃんズ!
1日3回公演を毎日休みなくやってるとは思えない体型。
運動すれば痩せるという概念を見事に打ち砕かれ、むしろあの体型であんな動きやこんな動きができることにリスペクトすら覚えました。
9月9日までらしいのでインドにいる人は是非とも見ておくべし!
↓すべてはここから始まった。
インド凝縮週間
日本から友達が遊びに来てくれました。
半年に1回くらい熱烈に勧誘していたくせに、いざ来てくれるとなると貴重な休みとお金をインドに使わせていいのか、申し訳なく感じてしまう私。
よくこんな国に遊びに来る決意をしてくれたなぁと。
インド在住の私の友達からも、会う度に「インドへようこそ!」「遊びに来てくれるなんてめっちゃいい人!」「よくこんな所へ。」的なことを言われていました。
みんなの歓迎の熱がすごい(笑)
彼女がインドにいる間は私達も一緒にインド観光を満喫。
デリーで遺跡巡ってショッピングして、アーグラでタージマハルにアーグラ城、バラナシ旅行にインドサーカス。
バカバカしいインドからヘビーなインドまで、しっかり堪能しました。
また少しずつ記録していこうと思います。
私、旦那、息子、彼女、全員O型の自由すぎる一週間。
毎日顎が痛くなるほど笑って気もノリも合う彼女だけど、実は私達、会うの4回目!
夫婦で行った屋久島で彼女と出会ったのは、2012年の金環日食。
それから、出産前、インド引越し前と会いに来てくれて、4回目の逢瀬はついにインドで。
仲良くなるのに時間は関係ない。
息子も、朝起きて親より先に彼女を起こしに行くほど大好きになった。
居心地のいい関係。
きっと彼女も同じように感じてくれてるはず。
会いに来てくれてありがとう。
↓すべてはここから始まった。
4年目突入
インドに来て丸3年が経ちました。
あれ?
この頃には帰ってるはずだった、もしくは帰る目処がたってるつもりだったのにな、、、
先のことは全く分からぬまま4年目に突入です。
一時帰国の日本のコンビニで、2円足りなくて「ま、いっか。・・・・・ってよくないわ!!ここ日本!」ってなるくらい、人並みにはインドに順応しました。
腹立つことも呆れることも予想の斜め上をいくことも日本で暮らす一生分は経験し、諦めることを覚え、やっと自分にあったインドの楽しみ方も分かってきたこの頃です。
息子も、春から夏にかけて同じスクールのお友達が一気にいなくなり、スクール嫌がるようになるかと思いきや、スクールもお勉強も楽しいらしい。
動物の進化の過程とか、なんで火が燃えるかとか小学生の理科みたいなことを習ってきては話して教えてくれます。
先生やドライバーさんと英語で話し、家に電話がかかってくると「キャー?(ヒンディー語で何?って意味らしい)」と出てくれます。
私の英語は来た頃からほぼ変わってないけど、息子の進化っぷりはほんとにすごい。
いつ日本に帰れるか知らんけど、これからも頑張れ!
私は頑張らぬ!!
↓すべてはここから始まった。
4歳の発想
久しぶりに息子の記録。
旦那の帰りはいつも8時半から9時くらい。
息子は、寝る準備や片付けをする時間だからなかなかお父さんと一緒に遊べない。
「いっぱいお仕事するから遅くなるんやろ!こんだけ(手で小さいを表現)くらいしかしーひんかったらいいんや!」と怒る。
土曜はいつもちょっと夜更かしして遊んでいい日。
遊びながらだんだん眠くなってくると「目がくもってきた」と言う。
表現がおもしろい。
自転車に初めて乗れた日。
それはもうめっちゃくちゃに褒めてやった。
褒めたおしてやった。
当の本人は、なんてことないってすまし顔。
だけど寝る前に
「なぁ、お母さん。今日ボク何がすごかった?」
褒められて嬉しかったんやな。
公園で遊んでて自転車で転けた。
みんながいるから「大丈夫!」と強がったものの痛かったのと恥ずかしかったのとで私に怒ってくる。
「自転車はよ起こして!重すぎる!磁石か、これは!!」
地球と自転車が磁石になったらしい。
まだまだ寝たくない。まだまだ遊びたい。
「もう夜やで。寝る時間。片付けよ。」
「じゃあボク、まだ夜じゃない国に行く!飛行機乗って行くからな!そしたら遊んでいいやろ!」
時差を利用して反論してきた。
「Sちゃん(友達の兄弟の赤ちゃん)に走り方教えてあげる夢見てん!手繋いであげてん!」
後日、本人にこの話をする息子。
「あんな、Sちゃん。夢で車の走り方教えてあげたんやで。」
そっちの走り方!
車の走る仕組みかい!
母はあなたの車愛なめてたわ。。。
絵本を読んだ時。
ももたろうが生まれる時の絵を見て
「この桃どうするん?フルーツタイムで食べるん?」
なんやその時間。
日本で幼少期を過ごした母はそんなタイム知らんぞ。
大事にしている猫のぬいぐるみ。
タンザニアに行ってからはライオンも好きになり、ライオンキングのシンバのぬいぐるみも仲間入り。
旅行に行く時、さすがに2匹連れて行かれると荷物になるし「どっちか1人だけなら連れて行っていいよ」と言った。
悩むだろうなーと思ってたのにあっさりと猫のぬいぐるみに決めた息子。
こっちが拍子抜けして「シンバはいいの?」と聞いてしまった。
「うん!シンバは猫ちゃんの予備やねん!」
予備。。。。
シンバ、ドンマイ。
寝言で「もー!寝たい!」
大丈夫、寝てるから。
テレビを見たかった息子。
「見てもいいけど寝る時間になったら終わりやで。テレビ見てたら遊ぶ時間なくなるけどいいの?」
「うん!いい!テレビ見る!」
そして寝る時間。
案の定、遊ぶ時間がないと怒る。
時間には限りがあることを説明すると
「じゃあボク時計がないおうちに住みたい。ケータイも時計見れなくする!」
そういうことではない。
寝る時間が来ると、片付けたくない、まだ遊びたいとほぼ毎日泣く。
1日の終わりにいつも泣いてるやん。
「じゃあ早く寝て夢の中でもいっぱい遊べばいいやん。」
我ながら息子に効きそうないい発想。
しかし息子は
「いっつもお母さんの夢ばっかりで全然遊ぶ夢見れない!」
えー、なにそれ。
可愛すぎるやろ。
めっちゃキレてるけどめっちゃ可愛いやん。
↓すべてはここから始まった。
オートリキシャのドライバー
インドでよく走ってるオートリキシャ。
タイで言うトゥクトゥクみたいな乗り物。
きっとその方が日本の人には伝わるよね。
息子も大好きなので、すぐ近くのモールや駅に行く時に乗ることがある。
うちのマンションのゲートの側にたいてい1台は止まっていて、そしてたいていドライバーが車内か近くのベンチで寝ている。
勤務中お眠りになっているところ大変申し訳ないのですが、声をかけて起きていただいて運転していただくことになる。
この日もモールに行くためにオートに乗ろうと思い、ゲートにやってきた。
息子と「オートリキシャいるかなー?」と言いながらゲートを出ると、ちょうど1台止まっていた。
でも辺りを見回してもドライバーらしき人がいない。
道端に目を凝らして見てみるけど寝ている人もいない。
ゲートの人に「このオートのドライバーどこ?」って聞いても知らない様子。
他のオートが来ないかしばらく待ってみたけど来ない。
うーん、どうしようか?
歩けない距離ではないがこの季節には自殺行為。
UVERなんかでタクシーでも呼んでみるか。
作戦会議をしていると、向こうから男の人2人がはしゃぎながらダッシュしてきた。
一直線にこっちに向かって走ってきているけど、顔を見るとめちゃめちゃ楽しそうに笑ってる。
インドの男の人は男同士ですごく仲がいい。
手を繋いだり、肩や腰に手を回しあって歩いていたりするけど、普通に友達なことがほとんど。
だからその2人も、ただ仲良しでかけっこでもしてるんかなって感じだったんだけど、私たちの待ってるところまで来ると、肩でハーハー息をしながら「乗るか?」と言ってきた。
お前のオートかーい!
「どこいってたん?待ってたんやでー」
と言うと、耳を疑う答え。
「2人でゲートまでレースしてたんだよ!」
いや、知らんがな!!
当たり前のように2人一緒に運転席に乗り込みモールまで連れてってくれました。
帰りもオートで。
ハットを被って小洒落てるのかと思いきや上下ジャージのお兄さんのオートリキシャに乗った。
やたらと「日本人か?ゴルフするか?どこどこのゴルフ場はいいぞ!」とか話しかけてくる。
オートリキシャにはドアや窓はない。
ドライバーに話しかけられてもバイクに乗ってるみたいなもんで、かなり聞き取りにくい。
おまけにクラクション、車やトラックのエンジン音もうるさいからさらに聞こえない。
私も旦那もテキトーに返事してた。
目的地まで着いて降りようとすると「ワンミニッツ!」と、ちょっと待ってと言われる。
お金も言われたのちょうど渡したけど?
何?
何やら自分のスマホを操作するお兄さん。
満面の笑みで見せてきたのは自分がゴルフしてる写真。
何やねん!
見て見て!ってお前は親戚の子供か!
オートリキシャのドライバーになるには少年の心が必要なようです。
↓すべてはここから始まった。