別れの季節、その裏で

別れが多いこの季節。

 

たくさんの友達がインドを去っていく。

 

人生の中でもう何度もこの季節を過ごしてきたけど、結婚するまで実家暮らしだった私は、環境は変われどすぐに会える距離にいるお別れの方が多かった。

 

ここにいると、インドと日本、または第三国という、本当に遠くなるお別れが多い。

 

寂しさ、悲しさはもちろんのこと、インドを離れられる羨ましさ、自分はいつ帰れるのか、取り残されるような侘しさ、色んな気待ちでいっぱいになる。

 

インドで暮らす大変さや、だからこそある楽しみを、一緒に味わった友との別れ。

 

偶然の積み重ねで今一緒に過ごせていることを、インドにいるとより強く感じる時がある。

 

別々の場所で生まれて育って、結婚した相手がたまたまインドに駐在になって、ついてくると決心して。

そんな人がより集まって仲間になって、辛いことを乗り越えて、楽しいこと見つけて学生のようにキャッキャッ言って。

 

そんな人たちと別れるのは本当に寂しいけれど、別れを悲しめる程の出逢いがあったことに感謝の気持ちを込めて盛大に見送りたい。

 

 

カレンダーも送別会でいっぱいになるし、送別会の数だけサプライズがあったり準備や手配するものがあったり。

心も体も頭も忙しい季節でもある。

 

そこに今年は、習っているボリウッドダンス のパーティーもあり、その中でのサプライズダンスにも参加することになっていた。

 

 

ある日、そのダンスの練習を我が家ですることになる。

 

集まっていること自体、秘密。

 

練習が終わり解散してから、時間のあるAちゃんとお喋りをしていた。

そこへ友達から送別品の相談メールが来る。

喋りながら見たため、何気なくその画像をAちゃんに見せてしまう。

「あ、それ私のだわ。」

そう。Aちゃんももうすぐ日本へ帰国してしまう。

これはAちゃんへの送別品だった。

 恒例の送別品だから完全なサプライズではないけど、私、やってもうた。

 

Aちゃんが帰ってから息子を連れて公園へ出る。

Bちゃんに会って「さっきさー、Aちゃんが」と自分のさっきの失態を話そうとしたところで、Bちゃんはダンスのサプライズのこと知らない人だと気付く。

Aちゃんが単独で私の家に遊びに来るのは不自然。

「うちのマンション見かけた気がするー」

って言ってからBちゃんはAちゃんのこと知らんやん!って気付く。

別に普通にうちに来たって言って大丈夫やった。

 

その後Cちゃんに会う。

Cちゃんはサプライズダンスのこと知ってる。大丈夫。

「さっきAちゃんとかと練習してたんやけどさー、私」

ここまで言って、Cちゃんももうすぐ帰るんだったと気付く。

AちゃんとCちゃんは同じグループに所属していて、同じく恒例の送別品を渡すことになっている。

だから送別品の話はしちゃダメ。

 

ひーーー、着地点が見つからねーー!

 

たいして遠くに離れていない息子を追いかけるフリして、もうその場から逃げる。

 

逃げるて、、、。

 

 

あかん、もう 誰と何を話していいのか分からない。

 

しばらくは天気の話しかしちゃだめだ。。。

 

 

 他にも内緒のメッセージビデオ作ったり、メッセージカードを作ったり、なんやかんやとミッションをクリアしていった。

  

どのミッションもチームワーク抜群で大成功。

 

 

そうして、1人、また1人と日本へ帰って行く。

 

涙、涙、のお別れ。

 

でも一時帰国や旅行でしばらく会えないって、ここではよくあること。

だから、もうここには帰ってこないという実感はなかなか湧かない。

 

1年前にお別れした友達でさえ、ふらっとそこらへんのお店やマンション内で会いそうな気がしている。

 

 

自分が帰る時はまた違うのだろうか。

 

てかいつ帰れるんだろうか。

 

みんなの本心はただ一つ。

 

 

『あの人より先に帰りたい』

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

肘、受診したってよ 夏

ご心配いただいた皆々様。

ありがとうございました。

 

病院、行ってまいりました。

 

 

いつもの予約センターに病院を手配してもらうと、現地スタッフから折り返し内容確認の電話がかかってきます。

 

私の右肘の件で2回通院してるのと、息子の体調不良などもあってこの1ヶ月何回か続けてかかっていたので、通訳さんともすっかり顔なじみになっています。

 

案の定、電話を掛けてきたスタッフも覚えていてくれて「前回のカルテを必ず持ってきてください。」と言われました。

 

ええ、そうよね、あのね。

ごめんなさいね。

そうですよね?そう思いますよね?

でも違うんですよ。

前回の右肘の件と今回の左肘の件は全く別物でしてね、ええ。

ややこしい話で申し訳ないんですが、この件での受診は初めてなんですよね。

 

被害妄想かも知れませんが、若干半笑いのような声で「分かりました」と聞こえてきました。

 

 

病院に行くと幸い担当してくれたのは右肘の時とは違う通訳さんでした。

 

よかったー。

しれっと今回が初めてですって顔して診てもらお。

 

「今日は前回とは違うところですよね?」

 

情報共有されとるー!!

 

いつもなら『報・連・相』について語り明かしたくなるくらい何回も説明さすやん。

何で今回はちゃんと把握してんの?

 

いや、それでいいんやけども。

伝達はしといて欲しいんやけども。

んーーーーーーあぁっ!

 

 

最初に案内してくれたスタッフ。

その後、途中で違うスタッフに変わり、診察を待ってる間に前回の右肘の時のスタッフが息子にちょっかい出しに来て、結局全員に「今回はどうしたんですか?」とニヤニヤしながら聞かれました。

 

スタッフーーーーーーー!!L(゚∀゚L)

 

情報共有してるくせに面白い話聞きに来るノリで聞いてくるやん!

 

 

診察も右肘の時のドクターで、通訳さんとヒンディーで話してるからはっきりは分からないけど

「右肘まだ痛いの?」

「今回は左です。」

「左も痛かったの?」

「いえ、前回の右肘とはまた別件です。」

「え?また肘怪我したの?」

「はい、別の怪我です。」

という会話をしてるのはよくよく分かった。

 

そして徐々に半笑いになっていくドクター。

 

「右の時に比べて、今回は曲げきった時と伸ばしきった時に刺すような痛みが走るんですけど。」

 

痛みや状態を比べられる状況というのもおかしなことやねんけどもね。

 

さすがに今回は「動いてるし骨は大丈夫だけどね。レントゲンね。はい。」とすんなり撮ってくれました。

 

 
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ドクターは「ほらほらノープロブレム。痛み止め出しとくから。」と軽くあしらいます。

 

素人目には、骨は折れてはなくともこれが正常な形&位置なのかは分かりません。

 

スタッフをチラリと見ると頷きながら

「右と同じです。」

 

そうですか。

「内部組織損傷ですね?」

 

両肘、内部組織損傷か。。。

なんだこの人生経験。

友達に、懐かしのネタ“右肘左肘交互に見て”っていじられたけど。

交互に見たところで、両方腫れてなんかちょっと出っ張ってるし。一緒やし。

あのネタは片方の肘だけにクリームを塗って、その違いを見て!って歌やし。

私、一緒やし。

両肘にボルタレン的なの塗らなあかんし。

ほんであの動きは痛いしまたぶつけるリスク上がるし。

 

そんなことを考えていると。

 

「はい、ねんざです。」

 

ねんざーーーーー!

言葉の印象大事やーーん!

名称、なんか、一気に軽くなった!!

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

肘のお祓いした方がいいですか?

前回、右肘を強打した記事を書きました。

 

 

驚かないで聞いてください。

 

 

今度は左肘を強打し、たった今も痛みに耐えています。

 

さすがにウソやろ?!と思ったそこのあなた。

 

奇遇ですね。

 

私もそう思います。

「さすがにウソやろ?」と声に出して言いましたもん。

 

 

ウソであって欲しいけどウソではないので状況を報告します。

 

 

 

暑い毎日です。

 

日本の皆さんには想像つかないような乾燥した熱風が吹いています。

 

夕方の6時でもまだまだ暑いので、晩ご飯を食べてから公園で遊ぶ生活にシフトしつつあります。

 

6時過ぎから小1時間遊べば、だいぶ暗くなってくるので帰らざるを得ません。

 

もちろんそんな短時間では公園遊びも物足りず。

かと言って部屋に引きこもっていても「遊んで遊んで!見て見て!こっち来て!」で家事もままならず、結局DVDや動画を見せて1日が終わってしまいます。

 

そこで最近はマンション敷地内のプールへ、夕方になると出向きます。

 

水の中で涼めて運動量も確保出来て、空気が乾燥してるのですぐ乾くし、水着にちょっと何か羽織って家から行き来できるのも習慣になれば楽なもので、良いことずくめ。

 

今日も息子と2人プールへ行きました。

 

先に言っておきますが、プールでは転けていませんし怪我もしていません。

 

プールで遊んでいると急に風が強くなり、風上の方はだんだんと霞んできている。

 

「嵐が来る!」

 

経験上、危険を察知した私と息子は大急ぎで身支度をし、超高速早足で家へと帰りました。

 

案の定、家に着いてから外を見ると、外は霞んで黄色っぽく、風がきつく吹いています。

雷のような音も遠くで時折聞こえます。

雨は降ってなかったので砂嵐だったようです。

 

急いでプールを切り上げたので、息子はもちろん不服そう。

 

そうだ、じゃあ家のお風呂で遊ぼう!

ミニカーを走らせれる坂道のおもちゃも今日は特別に持って入ろう!

 

そう言うと息子は大喜び。

 

いつもは面倒くさがって一悶着あるのに、お風呂にすんなりとやってきて、いつもなら「お母さん、できひん!脱がして!」と言うのにさっさと全裸になっていました。

 

自分で脱げるんやん!

 

そうして2人で浴槽に入り、お湯をジャージャー溜めながら遊びました。

 

普段は持って入らないおもちゃに、嬉しそうにはしゃぐ息子。

 

いつもより長く遊んで、よく温まった。

のぼせるからそろそろ片付けよう。

 

「いや!まだ遊ぶ!」

 

そやんなー、、、

じゃぁもうちょっとやで。

 

数回このやり取りをして「もうほんとにおしまいにしよ。ほんとにのぼせてしんどくなっちゃうわ。」

 

息子はそれでも片付ける気配がないので、私が片付け始めました。

 

湯船いっぱいに浮かんだおもちゃ。

 

まずは、濡らして壁に貼り付けられるあいうえお表。

いつも使った後はシャーワーカーテンのレールに干しています。

 

大きいものから片付けようとそれを手に取りました。

 

パンパンと振って水を払います。

 

そしてカーテンレールに引っ掛けようと背伸びをしました。

 

私の身長では背伸びをしてもレールに届かないので、あいうえお表をレールに叩きつけるようにして引っ掛けます。

 

その時。

 

浴槽の中で左足が滑りました。

 

やばい!と思ってバランスを取ろうと踏み出した右足が踏んだのは、浴槽に沈んでいたミニカー。

 

右足も敢え無く滑っていく。

 

とっさにカーテンをつかみ「壊れてもいいわ」と考えたのは覚えています。

 

そこからはどう転けたか覚えていません。

 

おもちゃだらけのお湯の中に背中からダイブしたんだと思います。

 

その時に浴槽の淵で左肘を強打。

 

幸い息子とはぶつからず、息子はしぶきを浴びただけですみました。

 

カーテンも破れず、レールも壊れず、プラスチック製のフックがいくつか取れたけど一つも壊れずにすみました。

 

 

いったーーーーーー、、、

 

左肘がめっちゃ痛い。

 

息子が「だいじょうぶ?いたいの?」と聞いてくれます。

 

うずくまって何も応えられない。

 

でも「さすがにウソやろ。」と口からこぼれました。

 

 

 

とりあえず湿布を貼ってしのいでいますが、右肘の時より腫れているし動かすと痛みが強くなります。

ふいに当たった時の悶絶は右肘以上。

 

また病院だな、、、

 

同じ通訳さんにあたったらイヤだな、、、

 

保険を使って病院に行くのでいつも用紙に詳細を記入するのですが、処理される時に「さすがにウソやろ」と思われるかな。

 

保険金詐欺だと思われないだろうか。

 

どんだけ肘の運ないねんと思われるだろうな。

 

昨晩見た夢では、病院の予約の電話口で何やら怒られていました。

 

 

 

右肘の骨の出っ張りが気になっていたけど、これで左右対称(・∀・)イェイ!

 

 

 

 

 

 ↓すべてはここから始まった。

全力エルボー

トイトレ完了かと思われた週末のこと。

晩ご飯を食べに日本食レストランへ行った。

 

食事をしていると息子が「おしっこ出る!」と言う。

 

こんなところで漏らしたら大変!

息子もせっかく言えたのだからトイレでさせてやりたい。

 

息子を右腕に抱え、二階にあるレストランから一階のトイレに猛ダッシュ!

 

階段を駆け下りて、右に曲がればトイレというところで視界が歪む。

 

すてーーーーーーん!

 

ネパールで買った、可愛いだけでしばらく履いてると痛くなる滑りやすいサンダル。

 

レストランの入っているホテルは掃除が行き届いていて、このサンダルがさらに良く滑る。

 

滑った瞬間、とっさに息子を守ろうとしたところはさすが。

息子の体を自分の方にぐっと抱き寄せ、頭を打たないように抱き込む。

 

それと引換に体の外へ肘が出る。

 

そのまま大理石の床に全力でエルボー。

 

どーーーん!!

 

こけた音が響き渡る。

5、6人のホテルの人が駆けつけてきて口々に大丈夫か?!と聞かれる。

 

息子は幸い頭は打たず、少しお尻を打ったのと急に転けたことにビックリして泣いている。

 

子どもに優しいインド人は心底心配そうに息子のことをのぞき込んでる。

 

多分私の方が痛いから。

 

こけた恥ずかしさでヘラヘラ笑いながら「ノープロブレム!ノープロブレム!」と連呼する私。

 

 なんか痛いけどどこが痛いのか分からぬままに、息子を抱き直しトイレへ行った。

 

トイレは無事間にあった。

 

しかし、痛い。

右肘がものすごく痛い。

 

動かせるし動かした時に起こる痛みはないから骨折とかじゃないはず。

 

でも痛い。

 

こけたシーンを客観的に思い浮かべて見たら、あまりに痛そうで目をギュって瞑りたくなった。

 

とりあえずは湿布を貼ってやり過ごす。

 

ふと肘をぶつけたり、意識せずに肘をついてしまって「うーーーー、、、」となる。

 

それでも少しずつその痛みも減ってきていた頃。

 

何気に右肘の痛い部分を触っていて「ん?」と思った。

 

何か溝がある?

そしてそこが動く?

 

球体の一部が欠けてそこが動いてるような感じ。。。

 

気になって触っているとますますそんな気がしてくる。

 

ひーーー!ゾワゾワするーーーー!

 

よく見ると左右の肘の出っ張り具合もちょっと違う。

右の方が突き出てる気もする。

 

こけてから1週間以上経つのにまだ痛みはあるし、この動く感じも気になるし病院へ行くことに。

 

 

まずドクターに「なぜすぐに来なかったのか」と聞かれる。

そして両腕をドクターの言う通りに動かしてみろと言われ、その通りにやって見せる。

 

幹部を触ることもなく「動かせるから大丈夫だ」と言われる。

 

「それは私もそう思うけどさー、気になるんだよー、レントゲン撮ってよー」

 

そう言っても「大丈夫だよ!」と笑いながら言われて、自分だけが過剰に心配してる気がして恥ずかしくなってくる。

 

でもなー、、、せっかく病院来たしなー。

 

もっかい「レントゲン撮ってほしい」と言うけど軽くあしらわれる。

 

「じゃあこの肘の動くのは何なの?」

 

ドクターが英語かヒンディーで何か言ったのを通訳さんが私に向かって訳してくれる。

 

「内部組織損傷です。」

 

なにそれ、こわっ!

その名称こわっ! 

 

 

アンメルツヨコヨコ的な薬をもらって病院を後にしたけどやっぱりスッキリしない。

 

結局周りの勧めもあって、違う病院でレントゲンを撮ってもらう。

触診もちゃんとしてくれてレントゲン写真を見せてもらう。

うん、骨は大丈夫そう。

そして診断は同じ。

 

同じ通訳さんだったので、また「内部組織損傷です。」と言われる。

 

だからその言葉が怖いってー。 

 

 

 

みなさん、可愛いだけのサンダルと大理石の床には気をつけてくださいね。

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

インドでトイレトレーニング

息子のトイトレ総まとめ。

ただの育児記録です。

 

 

一番はじめにトイレへ行ったのは、確か2歳8ヶ月頃。

たまたま朝起きたらオムツが汚れてなくてトイレへ座らせてみたらおしっこが出来た。

そしてその日にたまたまうんちもおトイレで出た。

その日は2人で大喜びしたものの、この頃絶賛イヤイヤ期だった息子は次の日からはトイレに座ることはなかった。

 

 

 そして、3歳2ヶ月頃。

 

そろそろトイレに行けそうな気もする。

日本からトレーニングパンツも買って来てはいたが、私が面倒くさがってなかなか始められずにいた。

 

日本ならショッピングモールには必ずと言っていいほど子供用トイレがあるし、そこらじゅうにコンビニもある。

一時帰国すると、うっかり床に荷物置いちゃいそうなほど、どのトイレも綺麗に掃除されている。

出先でトイレに困ることなんて今の日本じゃほとんどないだろう。

 

インドでは同じようにはいかない。

 

大人ですら「ここでは無理!」と思うトイレは多い。

比較的新しいショッピングモールに行っても信じられないくらい床も便座もびっちょびちょに濡れてたりする。

行ってみたい場所があっても、それがローカルな地区だと“行けるトイレがない”という理由で食事を諦めたり、長居できなかったりする。

 

今まで子供のオムツを変えるのも、おしっこなら放置か車の中。

うんちの時は確実に綺麗なトイレがあるホテルに立ち寄るか、最悪トイレの蓋の上に立たせて「お母さんの肩以外触るなー!」と叫びながら格闘して変えていた。

おむつ交換台なんて見つけた日には感動もの。

 

だから「トイトレなんてもういい。いつか勝手にできるようになるだろ。」と思うことにしていた。

 

ところがこの頃、同じ月齢の身近なお友達が急にトイレ行けるようになったと聞く。

もしかして息子ももう出来る?私がサボってるから出来ないだけなの?

と妙に焦ってしまう。

 

親の都合で見送ってたトイトレを、今度は親の都合で急に始めることにした。

 

 

ある土曜日。

息子の好きな緊急車両のイラストのトレーニングパンツを見せると、案の定履きたがる。

 

トイレに行って補助便座を使って座らせてみる。

「ここでおしっこもうんちもできるように練習しようか。そしたらお兄ちゃんパンツ履けるんだよ。おトイレでできたらご褒美にシールも貼ろうか。」

 

お兄ちゃんパンツとシールにつられて元気よく返事をする息子。

 

漏らさないかそわそわしながら時間を見計らってトイレに誘ってみる。

 

シールが貼りたくて素直にトイレに行く息子。

 

タイミングよく一発目のトイレでおしっこが出た。

 

2人でハイタッチして「できたなー!やったーーー!!」と大喜び。 

 

「おしっこ出そうやなーと思ったら教えてな。そしたらまたトイレ来てシール貼ろうな!」

 「うん!」

 

30分ほどして遊んでる息子のところに行くと、ん?ズボン濡れてない?

「おしっこ出たん?」

「うん!」

「出てからでもいいし教えてな。」

「うん!」

出とるやないか。

気持ち悪さは感じてない様子。

返事だけはいっちょまえやな。

 

その後も、こっちがそろそろかなと思ってトイレに連れていくと出る。

でも息子からは出そうとも言わないし、出た報告もない。

 

次の日も同じ。

 

 

うーん、、、。

 

 

トイトレ3日目は月曜日でスクールへ。

 

着替えを多めに持たせて先生にトイトレ中だと伝える。

 

帰ってくると案の定、着替えている。

 

帰りの車のなかで漏らさないかドキドキしながら帰って、家に着くとトイレに行くが出ない。

 

そのすぐあとに遊んでいる息子のズボンが濡れているのを発見。

午後、公園で遊んでいる最中もおしっこが出てしまってこっちが気付いて帰って着替える。

 

出てしまっても全然言わないし気持ち悪がってない。。。

 

お尻の皮膚感覚どうなっとると?

これならオムツ履いてるのと同じじゃね?

それとも最初はこんなもんなの?

オムツの時の方が出たこと教えてくれてたんですけど、、、

 

もやもや考えていると、う~ん、いい匂い。

機嫌よく遊んでる息子のお尻から。

 

ダメとは分かっていても「なんで言わへんねん」とイライライラ、、、

 

シャワーのところで息子を洗って着替えさせ、1人で後片付け。

 

シャワールームの床を流している時、シャワーの水圧で壁に当たった水を顔に浴びた。

 

。。。。。

 

心折れる。

たった4日で、心、折れる。

 

はいはいはい、もうやめーーーー!

オムツでいきまーす!

無意味にイライラするのも、無意味にイライラされる息子もおしまーい。

 

こうして我が家のトイトレはたった4日で幕を閉じました。

 

 

それからは終日オムツ。

朝起きた時、出かける前後、寝る前など、キリのいいタイミングでトイレに座らせることに。

 

出かける時もトイレの心配しなくていいし、ネパール旅行もオムツじゃなきゃ多分行けなかった。

これでいいのだ!

 

そうこうしているうちに、トイレに座れば条件反射なのかちゃんとおしっこが出るようになり、タイミングがよければうんちが出来ることも増えてきた。

 

一時帰国でもトイレに行けるところをじいちゃんばあちゃんに見せたくて最初は張り切って行っていた。

 

でもだんだんとトイレに行くのをを面倒くさがり、トイレに行けば出せるのにわざとオムツに出しちゃうようになる。

 

この頃はトイレ以外でも指示されるのを嫌がり、言い訳をしたり私の口調を真似て「今車並べてるところでしょ!」とかなんとか言ってトイレに行くのを拒否していた。

 

一時帰国からインドへ帰ってからもそんな感じで、私が出るかなと思うタイミングで誘おうと「トィ」くらい言っただけで「行かないの!!!」と泣く始末。

 

このまま言い続けても嫌になるだけっぽいし、泣かれると私もイライラしちゃうから、またここでトイトレ諦め期が来る。

 

そのうちどうにかなるだろうとほったらかしにしていた。

 

 

3月になり、4月からはナーサリー(日本でいうところの年少さん。) というちょうどいい節目。

 

何気なく息子に「もうすぐ4歳になるしお兄ちゃんパンツ履けるようにならなあかんなー」と言うと、「うん、履く!4歳の時レゴ買おうな!」

おう。自分から物で釣られる作戦持ってきたか。

 

よし、じゃあまたやってみよう!

 

シールが貼りまくられたポスターとは別に、ちゃんと枠を書いたカードを作る。

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シールが溜まれば好きなおやつを変えるシステムにする。

 

今回は本人もやる気っぽい。

「これ貼っていっぱいになったら4歳やな!」と言っている。

 

初めは漏らしちゃったりしたけど、2日目にはおしっこも失敗しなくなった。

 

オムツとトイレ併用してたグダグダ期に、トイレに座れば出るようになってたからおしっこは問題なくクリア。

遊びに夢中になってトイレを嫌がり漏らすパターンはたまーにあるけど、誘い方とかこっちの言い方でほぼ行けている。

 

同じくグダグダ期に、朝のトイレが習慣になりつつあったので寝てる間にオムツが濡れることもなくなり、夜もいきなりパンツにしてみたけどまだおねしょはしたことなし。

 

うんちの方は「おトイレでうんち出そう!」が言えるようになり、トイレで出せる。

 

ただ、たくさん溜まっていても1つ塊が出ちゃうと「もう終わり!」と言ってまた直後にトイレに行くと言うのが続いたのでこんな絵を描いてみた。


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食べ物が口から入って行くのを指でなぞりながらお話して、「ほら!まだこの第4ターンにうんちくんがいるで!うーんってしたら加速して優勝するかも!」と息子の好きな車の話に絡めて促すと、最後まで全部出し切れるようにもなった。

 

スクールでも着替えて帰ってこなくなったし、こっちもどのタイミングで誘えばどのくらいもつかも分かってきた。

 

出先でトイレと言われても大丈夫なとこにしか出かけてないのもあるけど、今のところ出かけるのも困ってない。

 

補助便座がない時は便座に横座りすればいいことも友達が教えてくれて、腕をプルプルさせながら支えることもなくなった。

 

 

 

よし!!!

トイトレ完了ーーーーー!!!

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

初めてのヘアカラー

“インドで髪を染めるとめっちゃ傷む”

 

来てすぐのころにそんな話を聞いていたので、インドでは髪は染めれないと思っていた。

 

ましてや来てすぐ丸坊主だったから、染める毛もなかったし。

(丸坊主の話をご存知ない方はこちら→)

 

カットは日本人の方がやってる美容院へ行ったりしていたり(閉店してしまったけど)、タイへ買い出し旅行へ行ったついでに切ったり、一時帰国で切ったり。

 

 

ところが先日、先輩マダムが行ってるサロンが良いと噂を聞き、しかも今なら半額キャンペーン中と教えてもらう。

 

これは行っとくべきか!

 

キャンペーン期間中、ここしか無理というピンポイントな時間に、先輩マダムに予約までお世話になり行ってきました。

 

 

場所がGoogleさんの地図と違う場所にあり、ちょっと迷ったけどそこは想定内。

かのGoogle様もどこに何があるか諦めているインド。

行きたいお店が道路のど真ん中に表示されたり、荒地だったりして途方に暮れることも度々。

 

 

たどり着くと、普通に日本にもあるようなキレイなサロン。

 

写真はない(ないんかい!)。

 

 

散髪中のおじ様やネイルをしてもらっているマダムもいた。

 

カラーの色見本も日本で見せられるアレと同じで、ズラリと毛束が並んでいる。

こんな色がいいと言うと「今の髪はナチュラルか?それならこの色の方が見本に近い色が出るよ。」とちゃんとアドバイスしてくれる。

 

色を決めたら鏡の前の席に移動。

 

されない、、、

 

一緒に来た友達は、鏡の前で座り心地の良さそうな椅子に座ってカラーリング中なのに、私ときたらフロアの真ん中にあるテーブルに普通の椅子で、ケープをされてカラーリングが始まった。

 

なんで私はそっちに行けないの?

 

前髪のあたりを染める時に「ちょっと上向いてて。」と言われたんだけど、首をもたれかけるとこがないからもげそうになったわ。 

 

 

そんな待遇だったけど、カラー自体は匂いもせずしみたりもせず、雑誌を読みながら快適に施術が終わる。

 

シャンプー台に案内され、薬剤を流してもらってトリートメントもお願いする。

 

カラーをしてくれたお兄さんがやってきて髪の色をチェックする。

 

「ナイスカラーだよ!」

そう言われて

「どんなんだろー?見るの楽しみだなー」

と言うと、「ちょっと待ってて」と持ってきたのは鏡。

 

ではなくて自分のスマホ

 

えっ?

 

頭流してる私を撮って「ほらっ!」って

わかるかーーーい!!

 

 カメラの画像なんて色全然違って写ることもあるし、、、

サロンなんやから鏡くらいないんかい!

 

トリートメントが終わると「ブローするか?」と聞かれたので「(どっちでもいいけど、まぁ)Yes!」と答える。

 

こんどこそ鏡の前の席に案内され、髪を乾かしてもらう。

 

おっ、いい感じの色♪

トリートメントの効果もあってかブラシが通る毎にツヤツヤになっていく。

久しぶりの明るい髪にウキウキ。

 

それで油断していたら、いつの間にか前髪が昭和になっていた。。。

 

めっちゃ巻かれて浮いとる、、、

 

このブローは有料だったらしく、『金かけて 昭和前髪 いとおかし』

一句できたわ。

 

帰って速攻で前髪濡らしましたとさ。

 

 

 

カラーから約2週間。

 

傷んでる感じもしないし、色も変わらずツヤツヤいい感じです。

 

 

インドでカラーができるのめっちゃ助かるー!

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

Happy Holi

 ホーリー当日。

 

朝から張り切って用意をする。

 

汚れていい服に着替えて、大きなバケツに水鉄砲やカラーパウダーなどの道具を入れる。


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今年はこんなのが色んなところで売ってて買ってみた。

 

ホースに繋いで水を出すと一気に水風船ができるという代物。

風船にはあらかじめ輪ゴムが巻かれているから、風船を結ばなくていいのも楽チン。 

 

と思って買ったのだけど、よく考えると我が家にホースはない。

手で塞いで蛇口に繋げてみたものの漏れて水圧がかからずまったく膨らまない。

さらに、漏れて吹き出す水で早くも1人でホーリー開始。

びっちょびちょ。

 

外に行けばどこかにホースがあるかもと持って行き、最終的には使えたからよかったけど。

よく考えたらホース用のジョイントを外して蛇口に繋げばよかったやん、、、。

 

失敗は成功のもと。 来年に活かそ。

 

 

 

今年の戦友。

 
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去年の水鉄砲。

壊れていてまったく水が出ず。

開始早々ゴミ箱へ。

 


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吸い上げタイプ。

3歳の息子も上手に打てていた。

でも途中で折れてゴミ箱行き。

 


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やっぱ背負うタンク型最強。

来年はこれを追加しよう。

背負う紐が細くて肩にくい込むのが痛いのが欠点かな。

 


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息子用に買ってみた。

口から水が出るタイプ。

子供の手にピッタリのサイズで、息子は主にこれを使用。

多分だけど、トムとジェリー

これも途中で耳が取れたり壊れたので使い捨てになっちゃった。

 

 

 

そして、私のメインの武器。


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こいつ。

 


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こいつ、足を開くと


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ここから


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こうなります。

 

 

一目惚れして買っちゃった。

 

 

 ただし、出オチなヤツなので攻撃力はほぼゼロ。

 

たまにツボにハマって笑い転げてくれる人がいたから私は満足です。

 

 

 

ホーリー当日は肌寒い日で、水で打たれるとより寒くてテンションやや下がるやつでした。

 

それでもやっぱり、汚れを気にせず色まみれになって、水鉄砲持って走り回って逃げ回って、みんなで「Happy Holi!!」と声を掛け合って笑うのは最高に楽しい。

 

息子も怖がらず知らない人の輪にも入っていって自分が打たれると「NO!!」と言って打ち返したり、お友達を追いかけて走り回ったり。

途中から色水を作るのに没頭し、最後は「寒いから帰ろ。」と終了。


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家に帰ったら、旦那と息子は足だけ拭いてお風呂へ。

全身洗ってから、お湯を貯めつつお風呂で遊ぶ。

その間に、私は別のシャワールームで水鉄砲やバケツ、サンダルを洗って、自分も全部洗い流す。

色まみれになったけど捨てたくない衣類を洗濯機にほりこみ、温まった旦那とバトンタッチ。

冷えた体を温めて上がったら、レトルトとかで簡単なご飯を食べて洗濯を干して、そして寝る!

 

無駄のない完璧な後片付け。

 

すんごい達成感!

 

 

あー、楽しかった。

また来年!!

 

 

※来年用に備忘録。

・お湯のスイッチ入れとく。

・玄関にバスタオル2枚。

・日焼け止め、化粧下地、ホホバオイルの重ね塗りで肌荒れしなかった。

・水鉄砲は事前にテストしておく。一年経って壊れてる可能性あり。

・水鉄砲は指が疲れる&子どもがやりにくいから、ポンプ式(?スライドして圧で打つ系)がよし!

・水風船大量生産はホースジョイント外してやる。

・ケータイにラップは画面まったく見えないからやっぱりジップロック的なのがいい。

・カラーパウダーは赤、黄が特に取れにくい。

 

 

 

↓すべてはここから始まった。