インドの洗礼

長時間の移動で疲れきって倒れ込んだベッドの上。

息子の泣き声で目が覚める。

汗でベトベトしてる背中をトントンしてやる。

お風呂入れずに寝たしなぁ、暑いよなぁ。。。

私も疲れてるしとにかく寝たいけど何度も起きてしまう息子。

汗を流せば少しはスッキリするかなと、夜中と早朝の境に無理矢理体を起こしてシャワーしてやる。

私も旦那も意識が朦朧としてたのであんまり覚えてないけれど、思い返せば確かにこの時。。。




浅ーい眠りを繰り返して何とか迎えた朝。

「かーちゃん おはよ おきよう」

同じく寝てないはずやのになんでそんな元気なん?

そして相変わらずの提案型。

息子がじゃれて覆いかぶさってくる。


ん???
熱くない?

放り出したままの荷物の中から体温計を引っ張り出す。
熱を測ると38.3℃。

インド来るなり発熱!!
マジか!!


一瞬にして目が覚める。

水分を摂らせてバナナを渡すと食べた。

うん、とりあえず食欲はあるみたい。

先に届いていたおもちゃを見つけて、普段と変わらず元気に遊び出す息子。

うん、元気もある。

疲れただけかな?
すぐ下がりますように。

そんな祈りとは裏腹にどんどん熱くなっていく息子の体。

39.8℃。

あかん、これはほんまにどうしよう。

寝てしまった息子の横で“幼児 高熱 突発性発疹 熱性痙攣”など組み合わせを変えて調べまくる。

お願いします、Google先生!!

とりあえず寝かせてやって、起きたら病院行くべきか、様子を見るべきか、どうしよう。どうしよう。


ぐずぐず泣きながら起きる息子。

やっぱりめっちゃ熱い。

とりあえず熱を測りたいけど、「あかんにょー!」と嫌がって全く測れない。

こんなとこでイヤイヤ期発揮しないでー!

泣かせたら余計体温上がりそうだし、諦めて水分と食べそうなものをちょこちょこ口に入れる。

相変わらず元気に遊んでる。

うー。様子見たほうがいいのかな。

迷ってオロオロしてるうちに何となく表情がスッキリしてきた。

ん?さっきほど熱くない気がする。

相変わらず測らせてはくれないけど、寝る前にはほぼ熱は下がっていたみたい。


はぁーーーーーーーーーー。よかった。。。


そういえば去年屋久島に行って、帰ってきた日も高熱出したな。

興奮熱みたいな感じなんかな?




翌朝。
「おはよ おきよう ジュースのも」
とベッドから母を押し出すほど元気になっていて、鼻水も咳もなく無事に復活してくれました。














↓すべてはここから始まった。