両親がインドにやってくる
私たちのインド行きが決まってから、とりあえず年内にはこっちへ来ようと決めてくれていて、それがやっと実現した。
新婚旅行にハワイに行った両親。
人生二度目の海外がインド。
お父さん、お母さん、なんかごめん。
娘としては、嬉しい反面、不安もいっぱい。
英語全く分からないのに飛行機ちゃんと乗れるやろうか。
預け荷物に入れたらダメなもの入れてないやろうか。
機内食は食べれるやろうか。
入国カードとか書き方分かるやろうか。
足が悪く長距離は歩けない母だけど、飛行機を降りてから空港の外に出るまでの長い距離歩けるやろうか。
イミグレーションちゃんと通れるやろうか。
携帯電話ちゃんと繋がるやろうか。
旦那とうまく落ち会えるやろうか。
(夜遅いので私は行けない)
あー、心配心配。
来る数日前、旦那がうちの両親に注意事項をメールしてくれた。
「機内食は辛くて食べれないものが出るかもしれないので、飛行機に乗る直前の売店で何か買ったほうがいいと思います。」
「おにぎりか何かを作っていって持ち込むことはできる?」
「大丈夫です。 飛行機の中で入国カードをもらって記入してください。 」
「了解です。」
「飛行機を降りたら他の人について行くとイミグレーションに行けると思います。距離が長いのでカートに乗せてもらうこともできますよ。」
「はい、ありがとう。」
「預け荷物を受け取ったら、必ずその場にあるカートに荷物を乗せてください。そのまま駐車場まで押していけますので。カートに乗せてないと勝手に荷物を運ばれてチップを要求されます。」
「わかりました。」
「○○の横の出入口から空港の外に出てください。デリーの空港は見送りや出迎えの人が入れないようになってます。何とかして見つけますので、誰に何を話しかけられてもNOと行って無視してください。荷物も絶対に離さないように。」
「不安になってきました。」
ですよねー。
これだけ聞いたらどんな国やねん。
みんなについて行くと乗り換えの方に行ってしまったり、私たちの住所を控えた紙を持ってくるの忘れたり、預け荷物がなかなか出てこなかったりというアクシデントはあったものの、無事旦那とも会えてインドの我が家にやってきた両親。
ほぼ4ヶ月ぶりの再会。
しかもインドで。
両親がここにいることが不思議でくすぐったくて嬉しい、そんな夜だった。
次の日から、息子のスクールに一緒に送迎したり、買い物や観光をしたり、毎日有意義に過ごした。
人生二度目の海外がインドとなった両親は、刺激的すぎる毎日に興奮し疲れながらも楽しんでくれていたみたい。
特に父は何でも食べてみたい、やってみたいらしく、チャレンジャーなところは意外で知らない一面だった。
そして母は、日本にいる時と変わらず人が好きで、本で見たヒンディー語でお店の人とゲラゲラ笑ってたりするから、私の心配はどこへやら。
私はこの人たちに育てられて大きくなったんだな、と妙に納得した日々でした。
↓すべてはここから始まった。