人は慣れていくもの
インド生活も2年と数ヶ月。
インドでの暮らしは特に何も変わりはない。
1日に数回停電したり、 お店でお釣りがなかったり、インド人の言い訳が下手すぎてキレたり。
家の設備は相変わらずしょっちゅう故障するし、修理はいつも一筋縄ではいかない。
毎日のようにネタは転がってるんだけど、あぁまたか。で済まされ、友達や旦那にちょっと話すことはあっても、取り立ててブログに書くほどではなくなっている。
完全に“慣れ”の境地である。
ところで。
うちのキッチンのレンジフード。
今年の6月頃からキュルキュルうるさく鳴り出して、修理をお願いしていた。
お願いして数日後、電気関係の修理のお兄さんがやって来て見てくれた。
ところが、メーカーから部品を調達しないと直せないところらしく、メーカーの人に来てもらうからと言われ、そのメーカーの人は待てど暮らせどやって来ない。
そしてまたしばらくして、こっちから「直してくれ」と言うと修理の人が来て「部品がないから、、、」のループ。
そのうちに完全に動かなくなってしまう。
たまに来る掃除の指導員みたいなチェックしに来る人に会った時も言うんだけど、「部品をメーカーにうんちゃらかんちゃら」でよく分からん。
たまたまその人にマンションのロビーで会ったら、さも自分が今日初めて発見しました!みたいな顔して「おまえんとこのレンジフード壊れてるから今日修理手配したから!」と得意気に言われる。
いや、だからずっとずーっと言うてたやん。
と思ったけど、もう直るならなんでもええわ!と「センキュー!」とにこやかに去った。
が、結局来なかった。
ほんまなんなん?!
またそれから月日は流れ、ほんまいい加減に直して欲しい。
キッチンルームについてる普通の換気扇は回してるけど、いよいよ空気も悪くなる季節。
中から外へ空気が出るはずなのに、空気さえも逆走してくるインドなのか、換気扇をつけてると室内の色んなものが黒くなる。
「いつまでほっとくんじゃ!たいがいにせーよ!ガタガタしとったら耳の穴と鼻の穴開通さしてのぞみ号走らせたろか、われ!」と旦那にメール(いやほんまにこんなメールかは知らんけど)を送ってもらい、すぐに行くと返事があった。
その日の夕方、ピンポーンと誰か来た。
修理の人だ。
「キッチンの電球が切れてると言われたから替えにきたよ。」
見ると本当にキッチンの電球が一つ切れてた。
レンジフードも直してくれんの?
そう聞くと「???」な顔してる。
あぁ、そっか。
この修理のお兄さんじゃ直せへんからメーカーの人が部品持って来るとか、そんな話だったか。
「オッケーオッケー、ここはいいや。違う人が来るんだね。ありがとう。」
と見送って、メーカーの人を待つ。
が、やっぱり来ない。
数日待っても来ない。
なんなんでしょうね。この国。
どうせならダメ元で修理の兄ちゃんに見させて、メーカー云々って言うのをその場で上の人に電話させればよかった。ちくしょー!
もう書くのも面倒くさくなってきたけど、また旦那にメールしてもらって来ると言ったのに来ないのがあって、うんざりを通り越して無になってたところに、ピンポーン。
さぁ、これから息子のお迎えに行かねばという時にチャイムが鳴った。
出るとでかい箱を抱えた男性2名。
は?という顔をしてると「チムニー、チムニー!」と言っている。
チムニーって何よ?と思いながら箱を見ると、ん?この絵はレンジフード!!
来たーーーーー!!!
やっと、やっと、、、
いや、でもこれから出なあかんねん。
掃除の人か誰か呼んで!
と言いながらおっちゃんを見る。
ででーーーーん!
栃高!!!
どっから巡り巡ったのかは知らんけど、おっちゃんの来てた服は栃木高校のジャージ(?)でした。
こんなんもう笑うやろ。
でもな、フリに半年は長すぎやで。
追伸・・・換気扇はまさかの根こそぎ交換され、無事動いております。
↓すべてはここから始まった。