インディアンクエスト~伝説のパーツを求めて~

ファーファファッ  ファッファッファッ  ファッファッファッファッファッファッファッファッファッファッファッファッ  ファーファファッ  ファーファファッ  ファッファッファッファーーーーーーー

 

チャーチャ チャーチャーチャーチャー チャッチャー チャーチャチャーチャッ チャチャチャ チャッチャーーー

 

勇者ソーイングは伝説のパーツを求めてグルガオンサダルバザールへ旅に出かけた

 

ザッザッザッザッ

 
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勇者は仕立て屋に入った

 

勇者「伝説のパーツを知りませんか?」

 

仕立て屋「それならその角を右だ」

 

勇者「ありがとう」

 

ザッザッザッ

 
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勇者「なんとなくこの路地が気になる。入ってみよう。」

 
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 勇者「この店ありそーーー」

 

勇者は伝説のパーツの写真をとりだした


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店主「これならうちの店にあるよ」

 
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勇者は伝説のパーツを手に入れた

 

 

 

。。。。

 

数時間探し歩く覚悟で来たのに一発で探し当てたー!

 

最初にファーファーチャーチャー書いてた時間の方がなげーーー。

 

 

いや、もう一つ。

もう一つ、欲しい伝説のパーツがあるから。

 

 

勇者はインターネットで画像検索をした

 

勇者「これはここにありますか?」

 

店主「うちにはないなぁ。きっとこの先の丁字路のあたりにあるよ。」 

 

ザッザッザッザッ

 


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染め屋が現れた


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ここに染めたい服などを持ってくると好きな色に染めてくれるらしい

 

勇者は染めたい布を持っていない

 

 

歩いても歩いても丁字路ない

 

勇者「もういいや。この辺の店見たろ」

 


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勇者「すみませーん、これありますか?」

 

店主「あるよ、伝説のパーツな。ほれ」


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またまた一発で見つけたーーーーーー!

 

 

勇者ソーイングの手芸用品嗅覚ハンパない。

 

 

ということで、全然冒険にならずに必要なものが見つかり、世界に平和が訪れました。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

最近はオールドデリーのバザールに行くことが続いて、グルガオンのサダルバザール久しぶりに行ったけど、なんかすごくよかったー。

 

デリーみたいに客引きいないから誰もなんも言ってこないし、恐そうな店のおっちゃんも話しかけたらニコニコして可愛いし、バイクやリキシャはいっぱいでクラクションうるさいけど、あんまりイライラしなかったな。

 

おなじみになってきたフレッシュジュースを飲んで、ディワリ商戦真っ只中のバザールをブラっと歩き、

久しぶりに一人旅した気分。

 

 

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

なんでも経験しよう

インドでの生活も折り返しているはず。

(想い続けてれば きっと叶うから そうだよね?)

 

いや、絶対そのはず。

 

だってもうすぐ来て2年と2ヶ月ですもの!

 

 

お裁縫にハマってからはローカルマーケットに買い物に行くことも増えたりで、インドが楽しいこの頃。

 

インドにいる貴重な時間の間に、色々やってみようと思えるこの頃です。

 

 

☆路上で作って売ってるジュース☆


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柑橘系のいい匂いに誘われてフラっと近付いて覗いてみる。

 

おじさんと目が合っちゃったから「いくら?」と聞くと「30ルピー(約50円)」とな。

 

じゃあ一杯飲んでみようか。

 

オーダーすると、まずおじさんがミカン(?)らしきものを剥いてくれる。


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ほんでそれを絞り機に入れて


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渡されたプラスチックのコップはペラペラで、持った瞬間べコッとへこんで少しこぼれた。

 

このおじさんの手はキレイなのか?

果物は傷んでないか?

この機械は洗っているのか?

だとしたら、どこの何を使ってどんな水で洗っているのか?

 

色々気になるところはあったけど、搾りたてのいい匂いに誘われて一口飲んでみる。

 

「おっ!!美味しい!!!」

 

甘さと良い感じの酸味とで、ほんとに美味しい!

酵素もたっぷり?!

 

辛いものが食べられないので、食べ物系はなかなかチャレンジ出来ないけど、こういうのならアリだな。

 

これは見つけたら積極的に飲んでみよう。

 

 

 

 

☆手動観覧車☆

 

テレビとかで見たことある人も多いんじゃないでしょうか?


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インドの観覧車は手動式。

 

先日、Dussehraというお祭りがあり、そのイベント会場にありました。

 

いつか乗ってみたいと思っていた私。

 

ちょうど友達親子もいたので誘ったら、一緒にチャレンジしてくれることに。

 

結構人気で並んでいると、お約束のように割り込んでくるインド人。

友達と日本語でブチ切れて撃退。

 

乗るカゴは全部で4つ。

対角線側のカゴと同じ重さになるようにバランスを見ながら、お兄さんが客を乗せていく。

下にカゴが来ると、乗ってた客が降りて次の客が乗る。

一つ一つ順番に乗せ換えていって4つ全部入れ替わったら回転スタート。

 

なぜか私の乗ったカゴには、私と息子とインド人の女の子2人。

他のカゴは多くても3人なんですけど、、、

大丈夫?

急に折れてぶっ飛んだりしない?

 

ハラハラしている私をよそに回り始める観覧車。

 

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結構すぐ勢いがついて、グラングラン揺れるーーーー。

 

特に、下に降りながら揺れる時がめっちゃこわい!

 

息子は意外と楽しんで笑ってる。

大人の私は、浮遊感の怖さと、いつ壊れるかという怖さと、息子を守らないといけないという気持ちとで結構ほんとに怖かった。。。

 

でもまた乗りたいかも。

 

 

 

 

 

☆花火☆

 

観覧車に乗ったあと、Dussehraのメインイベント。

大きな張りぼての人形を燃やすやつ。

 

これを見るのも3回目。

 

位置取りもうまくなって混む前にいい所ゲット。


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少しして周りを見るともうこんなに人だかりが。

 

去年は花火なかった気がするんだけど、今年は同じ場所で花火もあげていた。

 

最初の何発かは高めに上がるやつで「近いなー!」と笑っていたんだけど、、、


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これはなんぼなんでも近すぎでしょ。

 

 

多分、人生でこんなに低い花火はもう見ることないやろな。

 

打ち上げの“シュパッ!”って音と同時に“パンッ!”って破裂してた。

子供たちも怖がってドン引き。

大人もいつこっちに飛んでくるかとヒヤヒヤ。

 

 

花火の次はメインイベントの人形燃やし。

 
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真ん中の人形に火をつけるおじさんが見えますか?

 

これが


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こうだから。

 

この火つける仕事、嫌すぎる。

 

 



今年もテロかな?と思うほどの大爆発。

 

身の危険も感じるけど、きっと日本に帰ったらこんなの経験できない。

 

ここにいる間に経験値大量ゲットしとこう。

ありがとうインディア。

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

タイとインド

タイやマレーシアに買い出しに行くと、ついつい「あー、いいなー、羨ましいなー」と言葉が漏れます。

 

食べ物は確かに、牛肉や魚が手に入りにくいし、野菜も日本のものとは種類が違ったり調達に困ることもしばしば。

 

 

けどそれ以外は?

実際はどうなんだ?

 

 

タイの景色
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インドの景色
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ほらほらそんなに変わらない。

 天気のせいだと思うけど、インドいい感じやん。

 

 

 

タイの道路
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インドの道路
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三輪自転車がなんか運んでるけど気になるのはそれくらい。

 


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ぱっと目を外に向けると牛はおるけどね。

そこはインドやからしょうがないよね。
 

 

  

タイの歩道橋
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屋根があっていいですねー。

さすがスコールの降る国。

 

インドの歩道橋
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屋根を付ける気はあったんですよ。

あったんですけど、やめちゃったんですかね?

スコールの時は全身で地球からの贈り物を楽しもうっていう、インドの心意気が感じられますね。

 

 

 

タイのバス
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インドのバス
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これもインドの風物詩でしょ。

息子もミニカーで遊ぶとき、ドア開けっ放して走らせて「インド式」って言ってるもん。

ドアは開いてて屋根に人が乗ってる。そういうものとして受け入れるのがいいんだよ、そうだよ。

 

 

 

タイの大雨
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水は溜まれど、道が川になることはない。

 

インドの大雨
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 水陸両用やな!と喜ぶ息子の顔が見れるからいいでしょう?

 

 

 

タイの建物
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 建ててるのかい?壊してるのかい?

 

インドの建物
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時空歪んでませんから。

真っ直ぐ撮った写真ですから。

建ててる最中で中止になったんですかね?

こんな大きな建物、こんな歪み方するもの?

※現在は崩れたのか壊したのか、もうありません。


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崩れてたって気にしないぜ!

ここで商売しちゃうぜ!

 

 

 

タイの電線
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 日本は電線が整備されて地中に埋まってるとこも多くなってますよね。

こんなになっててよく管理できるなぁ。

 

インドの電線
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はいドーーーーン!


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 もひとつドーーーーーーン!!

 

これで電気来る方がすごくない?

停電はしょっちゅうするけど、これで復旧するって逆にすごくない?

正直、私はインドの電線を見慣れてるので、タイの電線見て綺麗と思いましたよ。

「(ちゃんと束ねられて綺麗にまとまってて)すごいなぁ!」と言った私と、「(こんなたくさんの電線でぐちゃぐちゃになってて)すごいなぁ!」と言った日本から来た両親との温度差よ!

 

 

 

やっぱりタイ、羨ましいーーーーー!

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

息子語録

子どもの発言って何でこんなに可愛いんでしょうね。

大人じゃ絶対思いつかないような発想がたまらなく可愛い。

 

 

「あのな、お母さん!○○くんのあたまに扇風機付いてたで!」

 

そうか。それな、つむじやで。

 

 

 

 

 毎日毎日寝る時間になると、まだ遊びたくて、片付けたくなくて泣いたり怒ったりする息子。

「まだ寝ない!ボク寝る気ない!遊ぶ気しかしない!!」

あなたは24時間365日遊ぶ気しかないですよ。知ってます。

 

ある時は眠さの限界が来て

「おかーさーん、もう眠たいー!」

じゃあお片付けしよっか

「いやっ!!眠たくな。。。へへっ」

さすがにウソ丸出しと気付いたようです。

 

 

 

 

スーパーに行く度、お菓子やジュースをねだられてダメと言って息子怒るor泣く、のくだりが面倒くさくて「お母さんお金ないから買えない」と何回か言っていたら

「お母さん200ルピーしか持ってない?」

とスーパーのレジで大声で言われる。

たまたまいた日本人の人に振り返られて恥ずかしかったー。

 

 

 

 

スクールで英語をたくさん覚えてくる。

 

夕日を見て

「お母さん!TodayのSunやなぁ!」

ルー小柴め。

 

「明日はサタデイ!その次はサンデイ!お母さん、その次はナンデイ?」

マンデイやけど。

ど真剣な顔で聞いてこないでもらえます?

 

 

 

 

飛行機のおもちゃをおじいちゃんにもらった息子。

「お母さん!ガス道路つくって!」

えっ?何?ガス道路?

「が・す・ど・お・ろ!」

あ!もしかして滑走路?

「それやん!」(恥ずかしくて逆ギレ)

まだ字も読めないし、正しい言葉を知るには音を聞き取るしかないんやな。ということに改めて気付いた。

なんぎやな、文字読めないって。

 

 

 

 

何でも「なんで?なんで?」の息子。

たまになんで返しをしてみると面白い。

「何で手があんの?」

なんでやろ?なんでやと思う?

「おててなかったらー、んーと、トミカもレゴもできひんで!」

じゃあ足は?

「歩いてどっこも行けへんしや!」

じゃあお鼻は?

「息するためやで!」

他にも鼻は役に立ってることあるやろ?

「んー、、、、、あ!鼻くそほじること!」

 

おいおい、それは誰の何の役にもたってへん。もうやめとけ。

ついでに食べる方もやめとこか。

 

 

 

 

つい先日も寝る時間なのに片付けないと怒る息子。

何時やと思ってんの!もう9時やで!!何の時間かわかってる?!

「パーティーの時間や!」

まさかの答えーーー!

怒ってたはずなのに、いきなり“笑ってはいけない”に突入する息子との時間。

 

 

 

なんて可愛い面白い小さな生き物。

 

 

 

 

 ↓すべてはここから始まった。

I am sowing BAKA

 

食料や日用品の買い出しに、タイはバンコクに来ています。

 
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やっぱりここはすごいわ。

 

去年と同じく、タイ駐在の人たちが羨ましすぎて、わざわざ買出しにここへ来ている自分が切なくて泣ける。

(→去年のタイ旅行)

 

今回は2回目のバンコクなので、あまり観光もせずにメインは買い物と美味しいご飯。

後はホテルの部屋やプールでのんびりしています。

 

 

この旅行で手芸用品を色々ゲットしたかった私。

 

タイ駐在の奥様のブログを羨望の眼差しでチェックしていると、いくつか情報を見つけました。

 

手芸用品が揃うローカルマーケットがサンペンレーンというところにあるらしい。

 

これは行ってみたい!

 

朝から意気揚々と乗り込んだのはいいけれど、マーケットが広大で入り組んでて、布や手芸用品のあるエリアが分からない。

そして暑い。

魚や肉なども売ってるので、息子が「くさいー!いや!おうちに帰りたい!抱っこー!」とぐずぐず。

 

とりあえず暑いのだけでも回避したい。

近くに布がたくさん売ってるモールがあるらしくその建物へ緊急避難だ!

 

その名も“India Emporium”

 

。。。

 

インドから脱出してきたはずなのにインドへ来てしまった。

 


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あれ?うちの近所のモールかな?

 


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ネイループレイスかしら?

 


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この生地の使い方の正解は何なんでしょう。

 

 


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ここのお店、2メートルで100バーツ(約330円)。

 

やっすーーーーーー!!!

ってなって買ってしまいましたよね。

 

2メートルを3枚も。

 

しかもタイならではの柄とかじゃなく、ギンガムチェックと無地を。

 

インドで全然買えますよね。

 

増やすべき荷物は食料などのインドで買えないもののはずですよね。

 

BAKAですよね。

 

ええ、分かってます。BAKAです。

 

 

 

本来の目的の手芸用品探しにもあちこち行きました。

 

 セントラルワールドにあるというPinn Shop。

 

調べてみるとちゃんとしたお店に色んなものが揃っていそう。

ここで目的のものはほぼ揃うだろうと勝手に期待していたのに、行ってみると、、、

 

改装中。。。

 

えっ?うそでしょ(涙目)

 

路頭に迷うBAKA。

 

 

ショックを受けながら他の情報を探して見つけたのは、ローカルチックな手芸用品店。(Twee Shop Bangkok)

 

息子は見ててもらって、1人猛ダッシュで行ってみる。

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 老舗っぽい雰囲気!

 

古そうな店内だけど綺麗に整頓されてて商品もキレイ!(当たり前か、、、)

 

でもここにもお目当ての物はなかった。

 

のにのに、インドでも手に入るファスナーを買ってしまう。

 

キレイやけどー!

安いけどー!

動きもスムーズやけどー!

 RKK違ってちゃんとYKKやったけどー!

 

インドでも買えまっせーーー!!

 

どうも、BAKAです。

 

 

そして今日。

 

違う目的で行ったセントラルプラザバンナーで手芸用品店に巡り会いました。

 

ここええわー。

目的の物も半分くらいは揃ったし満足!

 

と思っていたら


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改装中で見れなかった、まさかのPinn Shop!!

 

おー!!!

 

GoogleMAPにも載ってなかったのにー!

めぐり逢いーーー!

 

引き寄せられたBAKAは、またここで無駄使いをしましたとさ。 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。

青春の雨

ランチの約束があった日のこと。

 

ちょうどそこへ向かってる途中から大雨になる。

 
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あっという間にそこら中の道が川のようになった。

 

 

ランチに行くお店は、いつも車を降りるところから入口まで20mくらい?

何メートルあるか分からないけど、とりあえずそこから走ると、びっちょびちょのぼっとぼとになるくらいの距離がある。

 

いつものとこはダメだ。

傘もない。

 

同じ建物には車のシュールームがある。

ビルの入口に横並びにあって、車が少し入れるスペースもある。

 

そこからなら5m程で屋根のある所に行ける。 

 

5mなら濡れてもまぁしれてるやろ。

 

ドライバーに言ってそのスペースに入ってもらう。

 

ショールームの前には数人のおじさんたちが雨宿り中。

 

そこにダッシュで私も滑り込んだ。

 

バケツをひっくり返したような雨。

 

たった数歩走っただけなのにもうびっちょびちょ。

 

ショールームの中にいるおじさんに、ショールームを通って中に入れないか聞いてみたけど、中では繋がってないとのこと。

 

たしかに、いつも中から見えるけどドアらしきものはなかった気がする。

 

しょーがない。

 

壁伝いに屋根とも呼べないような少ーしの出っ張りの下を通っていこうか。

 

。。。

 

あかん。

 

先を見ると、その少しの出っ張りすらもなくなってる場所があり、さらに他の屋根から落ちてきた水で滝のようになっているのが見えた。

 

どうしようか、、、

 

息子のお迎えの時間もあるし、止むのは待ってられない。

 

おじさん達に見られながら腕組みして「どーしよーーー」と声に出してつぶやく。

 

すると視界の端でゆらっと見えた、それ。

 

ショールームのガードマンが傘をさしとるやないかーい!

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

ガードマンのおっちゃんに「ちょっとちょっと」と手招きする。

 

「なんだ?」とこっちに近付いてくるともう一方の手には折りたたまれた傘!!

 

相合傘になってもいいから入口まで連れてもらおうと思ったけど、相合傘にならずに済む!

 

ジェスチャー

「その傘、私にかして」

「ほんでおっちゃんも私についてきて」

と伝える。

 

なんかよく分かってない風やけど、もう一つの傘を私に渡してくれた。

 

傘をさして、おっちゃんに手招きしながら「こっちこっち」とついてきてるか振り返る。

 

すると、雨宿りをしてた数人のおじさん達が、私とガードマンに向かって耳を疑う言葉を発した。

 

 

 

「ヒューヒュー!!」

 

 

いつぶりに聞いたやろ。

 

それがまさか自分に向けて言われてる。

そしてそのお相手はガードマンのおっちゃん。

 

中学生か!

もしくは牧瀬里穂か!!

 

おっちゃんも照れんなよ!

 

なんやねん、この状況!

 

ありがとう言いそびれたやないかーい!

 

ルネッサーンス!

 

 

 

 

 ↓すべてはここから始まった。

面倒くさがりを超えてゆけ!

超が付くほど面倒くさがり屋の私。

(過去にも書いたこんな記事)

 

 

お裁縫の師匠(呼んだことない)に出会って、簡単な小物だけじゃなく、自分の服や息子の服も少しずつ作れるようになってきた。

 

 相変わらずちょっとひと手間がとてつもなく面倒くさく感じてしまって、裁断の時にまち針打たなかったり、アイロンかけずに目分量で縫ったりしている。

ギャザーを作る時の粗ミシンがめんどくさくて、適当にぐちゃっと縫った時はさすがにひどい仕上がりで、そんな面倒くさいなら作るなよ、と自分でも思った。

 

でも数をこなしてきたお陰で、本当に手を抜いたらダメなところも何となく分かってきたし、ミシンのことも少しずつ分かってきた。

 

友達に譲ってもらって使ってたミシンが故障して、新しいミシンをゲットしてからは、さらにミシン熱があがった。

 

 

 

インドに来てから挑戦してみたかったこと。

 

それは、インドの布で浴衣を作ること。

 

 

9月にある日本人夏祭りを一応目標にして、一時帰国から帰った2月頃から少しずつ始めてみた。

 

まずは浴衣にできそうな布探し。

薄すぎず厚すぎず、ある程度ハリのある布で、日本では絶対売ってないようなインドらしい気に入った柄のもの。


そしてできれば、柄の位置に悩まなくていいように上下左右どっちになってもいけるようなもの。

 

いいなと思う柄があっても素材が適さない感じだったり、素材は浴衣にちょうどよさそうと思ってもいい柄がなかったり。

 

お店を転々としながら、棚から気になった布を引っ張り出してもらう。


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ホコリまみれなこともしばしば。

 

そうしてやっといいの見つけた!と思ったら長さが足りなかったり。

 

 

そんなこんなありながら、やっと納得いく布を見つけた。

 

 多めに見積もって7m購入。

 

 

水通しをしたけど、布が長すぎて干すのもアイロンがけも大変だった。

 

でも大物作る感にワクワクにやにや。

 

 


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日本で買ってきた浴衣の作り方の本。

 

師匠に一緒に解読してもらいながら、まずは裁断に取りかかる。


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寸法を割り出すのが本当に大変だった。

まず和裁の専門用語が分からない。

だから文章が分からない。

 

日本語で書いてあるのに全然分からない。

 

おくみ下がり。

身八つ口。

つま下。

衿肩あき。

 

何回もページを行ったり来たりしたがら、ブツブツ呟いて計算するけどほんとに分からない。

 
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衿丈って何?

どここら出てきた?!

寸法の目安のページを見ても前後のページを見ても見あたらない。

ネットで調べてこれかと思うものを見つけたから、師匠の浴衣を借りて測らせてもらう。

それでもよく分からず本とにらめっこしてると、小さく衿丈の文字を見つけた。

他のとこの寸法を足したり掛けたりして計算しないとダメっぽい。

はー、もう目が回る。

 

やーっと数字を書き出して布に線を引こうと思ったら、布目が歪んでいて縦横がうまく合わない。

 

格闘してる間になんか間違って切ったらダメなとこを切ってしまった。

きゃーーーー!

 

もういいや、適当に縫い合わせて使お。。。

 

 

裁断だけでもう心折れそう。

 

たくさん布が切れたから分かりやすいようにマスキングテープで何用の布か書いておく。

 

 

よっしゃ!

あとは縫うだけや!

 

大きさは違うけど四角い布ばっかり。


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布は大きいけどまっすぐ縫うとこばっかりやしいけるっしょ!

 

と思ったけど甘かった。。。

 


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 縫い代にあたる部分がたくさんあるのを全部手縫いで始末していく。

 

ちーーーーん。

 

三つ折りぐけ。

耳ぐけ。

本ぐけ。

 

くけくけくけくけ。

 

大きな布のど真ん中を延々と縫うから、持ちにくいし全然進んだ気がしないし。

 

まち針を打っても布が広いから少ーしずつ歪んでいってしまう。

 

結局、床に浴衣を綺麗に広げて、アクロバットヤンキー座り縫いに落ち着く。

 

 

おくみをつける時に裁断の時計算間違いしてたことに気づいて血の気が引いたけど、何とか誤魔化すことに成功。

 

難しいかなと思ってた袖付も衿も意外とすんなり出来た。

 

最後の方はとにかく縫いたくて、息子の送迎の車の中でも縫っていた。


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途中、おくみをつける前あたりで嫌になって2ヶ月くらい放置もしたけど、やっとやっと出来ました!

 


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まだ着て見てないけど、ちゃんとキレイに畳めたからきっと大丈夫なはず。

 

 

もう二度と作るか!と思ってたのに出来上がると「もう1枚。。。」と欲が出てきた。

 

 

忘れてしまわぬうちにもう1枚頑張るかなー。

 

 

 

 

↓すべてはここから始まった。