フィルミレンゲ また会う日まで
日本に帰ってきました。
帰国が決まってから、やりたいこと、やらないといけないことに毎日追われ、本当に毎日が一瞬で。
最後の数日になっても実感ないまま。
友達と「寂しくなるねー」ってどんなに言い合っても、いつも現実味がなくて。
当日もあれよあれよと時間が過ぎていき、幼稚園での挨拶も、マンションのロビーで見送ってもらった時も、空港へ向かう間も、搭乗して離陸しても。
本当に私はここを離れるの?
本当に私はもうここに帰ってこないの?
最後だということを頭でも心でも全然理解できないままでした。
でも、それもインドでたくさん友達を見送ってきたからこそ。
そう思います。
たくさんの友達を見送って別れを経験した分、その友達と日本やインド、他の国で再会するという経験もたくさんできた。
幼い息子も『別れ=ずっと会えない』ではないということを、知ることが出来た。
そう、また会える。
駐在生活の出会いと別れの中で、人生には出会いしかないということを学んだ。
インドで暮らした4年間で、出会った人、もの、出来事、学んだこと。
これからの私の人生の中にずっと生きていると思うから。
人と話してる時、みんなが頷いてる中、一人首を横に振りながら「ティーケティーケ」言ってるかも。
前の車の人に「車間距離詰めて煽ってくるやつにブレーキ踏んだら、手を捻りながらあげてた」って動画拡散されちゃうかも。
ほら、私の中にインドは生きている。
↓すべてはここから始まった。